キャリブレーションデータ記録にはスポットカラーが1個だけ含まれます。
1.[プロセスキャリブレーション] > キャリブレーショングループを開く > キャリブレーションデータ記録を開く > [インポート]をクリックします。
2.「インポートのソースを選択してください」というダイアログが表示されます。ここで、後からインポート用に選択する測定値ファイルのタイプと、測定値インポートの種類を決定します。
タイプ選択:
•「測定値を含む IT8 ファイル(.txt ファイル)、スポットカラー:最大濃度を持つフィルタ(赤、緑、青)」
(有彩)スポットカラーの濃度値が、最大濃度を示す RGB フィルタによって決定されます。
•「測定データのIT8 ファイル(.txtファイル)、スポットカラー:視覚フィルタ」
(無彩)スポットカラーの濃度値が、ビジュアルフィルタによって決定されます。
•「測定値を含むIT8-ファイル(.txt ファイル)、最大吸収の波長におけるスペクトル密度」
これは、スペクトル濃度を測定したいが最大吸収の波長が不明である場合、つまりそのカラーを初めて測定する場合に選択します。インポート後に最大吸収の波長が判明し、情報フィールドに特にリピート測定用に表示されます。
注記:カラーをスペクトル的に測定する、またはスペクトル濃度をインポートする場合、リピート測定時あるいは測定値の再インポート時には、常に必ず同じ波長を使用してください。なぜなら、一度決定した最大吸収の波長は固定の基準点であり、この基準点があって初めて、測定結果を互いに関連付けることができるからです。
•「測定値を含むIT8-ファイル(.txt ファイル)、波長 xxx nmにおけるスペクトル密度」
この選択はリピート測定に適しています。波長xxxnm は、以下の方法によってすでにシステムに認識されているため、自動的にリストボックスに表示されます:
a) この波長でのスペクトル濃度値はすでにインポート済みで、この波長が情報フィールドに追加されている。
b) スペクトル濃度値をハンディ測定装置などによってすでに測定済みで、最大吸収の波長が分かっている。[情報 > 波長を選択]から、波長値を手動で情報フィールドに入力した。
•「測定値を含むIT8-ファイル(.txt ファイル)、選択する波長におけるスペクトル密度」
この選択によって、スペクトル濃度値をインポートしたい波長を決定できます。インポート後、この波長が自動的に情報フィールドに加えられます。
•ミニスポットデータのインポート:ミニスポットデータの選択ポイントは、意味的には上で述べたポイントとまったく同じです。希望する測定値ファイルタイプと、測定値インポートの種類を選んで、[OK]で確定します。
3.「インポート用に IT8 ファイルを選択」ダイアログが表示されます。ここで測定値ファイルを選択し、[開く]で確定します。
4.波長に選択肢があれば、「波長を選択してください」ダイアログが開きます。ここで最大吸収の波長を選択し、[OK]をクリックします。
5.「カラーを選択」ダイアログが表示されます。
IT8 ファイルで使用されるスポットカラーの名前は、ジョブのカラー名あるいはデータ記録で使用するカラー名とは、必ずしも一致しません。そのため、場合によってはこのダイアログで、カラー名の割り当てを行う必要があります。
「カラーを選択」ダイアログでは、IT8 ファイルが持つカラー名が表示されます。ここで、スポットカラー用に測定値をインポートしたいカラーを選択してください。
6.[OK]をクリックします。インポートが実行されます。