Calibration Tool (キャリブレーションツール):中央キャリブレーションデータの作成

装置コンテキスト

「装置コンテキスト」という概念には、1つまたは複数の装置の装置情報、あるいは装置情報へのアクセスが含まれます。

Prinect サーバの統合された Calibration Manager では、それぞれにある出力装置(イメージセッター、TIFF-B 装置)の装置情報が利用できます。これはさしあたって、Calibration Tool には当てはまりません。

Calibration Tool でキャリブレーションデータを作成できるようにするには、装置コンテキストを選ぶ必要があります。つまり、Prinect サーバとの接続を確立し、その接続を介して装置情報を Calibration Tool で利用できるようにします。また、装置コンテキストは、いわゆる ipr ファイル(イメージセッタープロファイル)から読み込むこともできます。

この装置コンテキストが選択可能である限り、コンテキストの出力装置に対してキャリブレーションを作成したり編集したりできます。

各装置コンテキストを選択することによって、Calibration Tool で、すべての出力ワークフローのすべての装置に対してキャリブレーションを作成できます。作成したキャリブレーションは、中央のキャリブレーションデータベースで利用可能になります。

装置コンテキストは、Calibration Tool の[管理 > 装置コンテキスト]で、以下に説明するように選択します。

[装置コンテキスト]タブの説明

1.[管理 > 装置コンテキスト]に移動します。

2.Prinect サーバの装置コンテキストを選択します:
オプション「名前あるいは IP アドレスを入力して Prepress Manager サーバを選択」

IPR ファイル(イメージセッタープロファイル):

オプション「IPR ファイル(イメージセッタープロファイル)から装置コンテキストを読み込む」

IPR ファイルを使って、特定の装置のために装置情報をロードできます。

3.装置情報をアクセス可能にする:

Prinect サーバ:
[接続を確立]をクリックします。

各サーバへの接続が確立されます。

IPRファイル:[開く]をクリックします。IPR ファイルがロードされます。

Prinect サーバが装置コンテキストとして選択されている場合、「Info」と「データベースの同期」オプションが使用可能です。

4.「Info」:データベースの設定、Calibration Manager における同期方法の設定、最後にいつ同期されたかが示されます。

5.「データベースを同期」:ここでは、中央キャリブレーションデータベースの同期をリモートで開始できます(下記参照)。