Prinect Color Toolbox は、カラーデータセットの比較に基づいて、ΔE (Delta E) 評価による統計パラメータなどの品質特性値を計算します。結果は、さまざまなリストやダイアグラムにわかりやすく表示され、記録として印刷することもできます。これにより、たとえば企業で品質保証が必要な場合などに品質レポートを作成できます。
印刷機能はすべての主要機能において、[ファイル > 印刷]メニューから呼び出すことができます。［印刷］ダイアログが開き、該当する項目を有効にして、出力するダイアグラムとテーブルを選択できます。さらに、ジョブに関する設定(ジョブ名、ジョブ番号、用紙番号、コメント)を行うこともできます。
注記：「ラベルプリンタ（Dymo LabelWriter）」は、［測定］主要機能でのみ選択できます（印刷するラベル も参照）。
このダイアログを使って、様々なダイアグラムやテーブル、ラベルを印刷できます。選択できるダイアグラムとその内容は、印刷機能を呼び出した主要機能により異なります。希望するダイアグラムを選択して［OK］をクリックすると、印刷プレビューが作成および表示されます。選択したすべてのダイアグラム、数値テーブル、レポート、ログが、順番に複数のページに表示されます。
印刷プレビューの下の余白に、現在のページ番号と合計ページ数が示されます。
［印刷］ボタンで（右下）で、選択内容と印刷機に従ってダイアグラムとテーブルが紙に印刷されるか、アーカイブ用にファイルに書き込まれます。Adobe Acrobat などの適切なプログラムがあれば、印刷機として［Adobe PDF］を選択することによってPDFファイルを作成できます。
左上の矢印アイコンで、ページを前後にめくったり、印刷プレビューの最初または最後に移動したりできます。
右上では印刷プレビュー画面を設定できます：ページ全体または一部；ルーペアイコンで段階的に拡大または縮小、あるいはリストボックスで既定の倍率を選択。
印刷機能は、少なくとも1個のカラーデータファイルまたはプロファイルがロードされている場合のみ使用できます。比較の品質評価(レポート表示など)は、リファレンスデータおよび比較データが同時に開かれない場合、空白のテンプレートで印刷されます。開いたファイルのデータは、該当するテーブルに表示されます。
印刷するダイアグラム
次の表に、6つの各主要機能で印刷可能なダイアグラムとテーブルを表示します。
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印刷するダイアグラム/テーブル |
測定 |
比較 |
分析 |
作成 |
編集 |
プロセス標準 |
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カラー品質保証 |
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– |
– |
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プロセス標準 |
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– |
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ドットゲインレポート |
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インキゾーン |
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濃度分布 |
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xy ダイアグラム |
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abダイアグラム |
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La/Lb ダイアグラム |
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ΔLab レポート |
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CIE レポート |
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プルーフレポート |
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統計評価 |
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データテーブル |
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プロファイルプロパティ |
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分析レポート |
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ISO 12647-2 に基づく本番印刷チェック |
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以下の点に注意してください：
•関連データがロードされるまで、印刷できないダイアグラムもあります。
•[分析]で1つのデータシリーズが開かれていて、2つのカラーデータセットまたはICCプロファイルが開かれていれば、[比較]でいくつかのダイアグラムとテーブルを印刷できます。
•測定したデータがある場合にのみ、xy、ab、La/Lb のダイアグラムとデータテーブルが印刷できます。
該当するボックスを選択して、印刷するダイアグラムやテーブルを選択してください。[カラー品質保証]を選択すると、選択可能なすべてのダイアグラムとテーブルが自動的に有効になります。また、以下の情報を含むタイトルページも作成されます：
•使用したテストチャートまたはテストストリップのグラフィック
•ロードしたファイルの名前
•使用されるプロセス標準と紙質
•測定方法
•ジョブ/顧客
注記：カラー品質保証またはデータテーブルを印刷するときは、ページ数に注意してください。たとえば、大きなテストチャートのすべてのカラーデータを印刷する場合、A4で40ページ以上が必要です。
ジョブ番号、ジョブ名、用紙番号、コメント
各ダイアグラムとテーブルにジョブ番号とジョブ名、用紙番号 (存在する場合)、コメントを印刷することができます。該当するボックスを選択し、テキストを入力します。
チェックボックスを有効にしてテキストを入力しなければ、空欄が印刷されるので、このスペースに後から手書きで書き込むことも可能です。
DYMO LabelWriter を接続している場合は、ラベルにプルーフレポートを印刷できます。ラベルは、該当するプルーフの識別に役立ちます。ラベルプリンタは、［測定］主要機能でのみ選択できます。プルーフのプロセス標準が設定されていることが前提条件です。印刷ダイアログで、「プルーフレポート」オプションを選択する必要があります。
注記：印刷するためには、最新の DYMO LabelWriter 用ドライバを必ずインストールしてください。
ダイアグラムおよびデータテーブルの右下の余白に、Heidelberg のロゴを印刷できます。
例：
このロゴは、削除したり、独自のロゴと差し替えたりすることができます。
以下の手順で行います：
1.希望のロゴを含むgifまたはjpg、pngファイルを作成してください。
ロゴの理想的な幅と高さの比は、60:5 です。
2.このファイルを「ReportImage.png」(.jpg または png)と命名します。このとき、大文字と小文字の区別に注意してください。「R」と「I」は大文字です。
3.以下の場所にファイルをコピーします:
<ドライブ>:\Prinect Color Toolbox\Color Tool xx.0\settings\preference
次回からは、Heidelberg のロゴの代わりに設定したロゴが印刷されます。画像の倍率は自動で設定されます。
注記：イメージがロードできない場合は、Heidelberg のロゴが表示されます。エラーメッセージは表示されません。ロゴを挿入しない場合には、内容を含まない白色背景のファイルを作成します。
