[オーバービュー]表示 - 表示モード

表示モードでは、[標準]且つ/または[印刷材料]リストにある、任意のプロセス標準を選択します。該当するタイトル行をクリックすると、ダイアグラムまたはデータテーブルに以下のデータが表示されます: ドットゲイン、メディアホワイトの L*a*b* 値、CIELab データの名目値および誤差、また場合によっては濃度値と印刷順序。

標準

標準は2つのリストで選択されます:

左のリストには印刷プロセス(CMYKまたはマルチカラー、スポットカラー)が選択されます。

右のリストには現存するプロセス標準の名前が選択されます。

同梱されるプロセス標準のいくつかは、たくさんの用紙に対して定義され、[印刷材料]リストで任意のものを選択できます。

印刷材料

さまざまな印刷材料は、それぞれ異なるカラーデータおよび誤差を持ちます。Prinect Color Toolboxで既定されている紙質:

PT1 - 光沢コート、白

PT4 - 非コート、白

コメント

出荷時に含まれるプロセス標準には、名前についての詳細が記載されたコメント(基本、バッキング、定義された印刷材料についての詳細など)があります。このコメントは、[管理]のツリー構造で、ツールチップとして表示され、必要なプロセス標準を決定するのに役立ちます。

PS Norm Typ、Delta E Typ、濃度ステータス

これらのリストボックスは、編集モードの場合のみアクティブです([概要]表示 - 編集(編集モード)を参照)。

内部の基準ファイル

この欄は編集モードの場合のみアクティブです([概要]表示 - 編集(編集モード)を参照)。

ドットゲインダイアグラムを表示/非表示

ドットゲインは、表示モードのダイアログラムに表示されます。Prinect Color Toolbox ではドットゲインを10 %ごとに指定でき、さらに25 %および75 % の両チェックポイントにも指定できます。

CT35_Prozessstandard_TW-Diagramm_lokal.png

 

プロセス標準がローカルで作成および保存されていれば、3つの有彩プロセスカラー Cyan、Magenta、Yellow(一次色)に対して一緒に、曲線が表示されます。通常、Black(K)には、より大きく逸脱したデフォルトが含まれるため、個別に表示されます。ダイアグラムにある小さいドットは、ドットゲインが決定された場所を表します。

CT35_Prozessstandard_TW-Diagramm_MDS.png

 

ドットゲインがキャリブレーションツールによって適用されると、全カラーが一つのグラフィックに表示されます。グラフィック領域をクリックすると、色が個別表示されるかまたは次の曲線に変わります。グラフィックの右側に、該当するカラーチャンネルが表示されます。通常ここではHD-ISO曲線。

ドットゲインを表示/非表示

ドットゲインテーブルでは、プロセス標準で定義したドットゲインの名目値および誤差が黒で表示されます。また、数値が存在しない場合にはグレーで表示されます。

プロセスカラーは、テーブル上端のカラー見本によって表示されます。

Std = 定義したプロセス標準のドットゲイン

Tol = 誤差

3つの有彩カラーCyan、Magenta、Yellow用およびプロセスカラーブラック用ドットゲインの誤差は通常異なるので、分散はブラックを考慮せずに計算します。分散は、3 つの有彩プロセスカラー間の最大差です。これは、グラフの曲線間の最大ス
ペースです。分散によって追加の制限が評価されます。つまり、この値を超過すると、値が許容誤差範囲内であっても、実際の値はプロセス標準にはないことを意味します。

紙白を表示/非表示

用紙または紙白は、L、a、b値に対する許容が通常異なるため、別々に表示されます。
プロセス標準の許容誤差は、その右横の表にΔ値として個別に表示されます。

表示はオプションでオン/オフにできます。

CIELabカラー値および濃度を表示/非表示

Blackを有効にし、Grayを無効にすると、データテーブル内のプロセス標準で指定されたCIELab値(ベタ網)の名目値および誤差は、Blackになります。

誤差は色差「ΔE*」(カラー距離)で指定されます。

IconNote00104.png

注記:旧タイプのプロセス標準では、二次色(Red、Green、Blue)および重ね色(CMY Gray)の現在の標準値を印刷技術によって保持できないため、これらは無効になっています。

出荷時に含まれているプロセス標準は、書き込み保護されています。二次色、重ね色、濃度(必要に応じて)に対して値を有効にする場合は、別の名前でプロセス標準を保存する必要があります。

該当するチェックボックスをオンにした場合は、右側ページにオプションで Cyan、Magenta、Yellow、Black の最終濃度値を表示することができます。

IconNote00105.png

注記:ベタ濃度値は、Prinect Color Toolboxに同梱されるプロセス標準に含まれていますが、無効になっています。これは、変わりやすい測定条件のために濃度デフォルトを指定するのが困難なためです。

濃度に関するパラメータは標準化および明確化されていないため、ISO 標準には拘束力を持つデフォルト濃度値は含まれません。

編集モードでチェックボックスをオンにして、これらの濃度値を有効にできます。これらのデフォルト濃度値は、偏光フィルタを使用した測定条件に一致しています。

グレーバランスのパラメータを表示/非表示

[グレーバランスのパラメータ]セクションで、プロセス標準チェック内で行うグレーバランスチェックの許容誤差範囲を定義できます。チェックポイントはK30、K50、K70です。

IconNote00106.png

注記:グレーバランスのパラメータはこれまで、[プリファレンス]>[個人的なクオリティインデックス[IQI]]で設定および表示されていました。しかしこれはオフセットプロセス標準に属するため、ここで中心的に設定および表示されます。

印刷順を表示/非表示

プロセス標準に対して定義した印刷順序は、最大8つの印刷ユニットのある印刷機で表示されます。有効な印刷ユニットには右側から左側に向かって番号が付けられ、該当する色で特徴づけられます。

IconNote00107.png

注記:機能「測定値を適用する」は表示モードには載っていません。