このレポートは、機械でのトッドゲインの変化を可視化できます。ドットゲインが長期間にわたって監視される場合、印刷処理の品質がどのように変化するかの注釈を示します。品質が変化するような場合には、そこから処理についての助言を導き出して誤差を制御することが可能です。
"品質"レポートでは、プリネクトインプレスコントロール、プリネクトイメージコントロール、プリネクトアクシスコントロール各測定装置の測定値が表示されます。測定装置の必要なソフトウェアバージョンとしては以下の前提条件があります:
•Prinect Inpress Control:
Ab S10A.018
•Prinect Axis Control II:
S12B 以降または S10A.018
•Prinect Image Control I:
V5.1 以降
•Prinect Image Control II:
制限なし
•選択したロゴ (1)。ロゴ を参照してください。
•選択した機械とレポートの期間 (2)。
•ドットゲインの評価に対する現在使用中の網点値 (3)。
通常は網点値40%に対する測定値が用いられます。40%での測定値がない場合は、次に高い網点値の測定値が自動で用いられます。網点値を選択することはできません。
•スポットカラーを含む各カラーについてのドットゲインの変化 (4)。
ドットゲインダイアグラム
•X 軸 (1):
選択した期間に従った時間軸。
•Y 軸 (2):
パーセント単位のドットゲイン。
•ドットゲインの測定値 (3)
ダイアグラムでは、選択した期間の各作業工程に対して正確に測定値が描写されます。各ポイントは測定値に対応します。測定としては、ある作業工程の本生産内で、ドットゲインの測定値が含まれる最初の測定が常に用いられます。
プリネクトインプレスコントロールでは、ある作業工程に対してドットゲイン測定がなされるということがあり得ます。この場合は、最後にあるドットゲイン測定がダイアグラムで描写されます。エラーのある測定値の原因は以下のような内容であることがあります:
•印刷部数が少ない。
プリネクトインプレスコントロールは400枚の用紙すべてを品質測定するため、印刷部数が少ないと作業工程中に測定が実施されないことが起こり得ます。
•ドットゲイン測定は機械オペレータによって実施されたのではありません。
品質測定の際に、機械オペレータがドットゲイン測定を手動で有効化する必要があります。V14B 以降では、オペレータは"網点率に対する測定値引き継ぎ"機能を有効可能で、これによりドットゲイン測定が自動で行われます。
ドットゲインが許容範囲外のジョブ
レポートの最終ページでは、すべてのジョブのリストアップがあり、そのドットリストは許容範囲外の印刷標準に従ったものです。基準として、非塗工の用紙グレードの値が使用されます。
1日未満のレポート期間で該当する作業工程が表示されます。