プリネクトイメージコントロール1つにプリネクト インテグレーションマネージャー/プリネクト プレスルームマネージャーの事前設定データが送られる 最大4台の印刷機を接続することができます。事前設定データは印刷機ごとの"SheetfedPrinting"シーケンス実行中にいわゆるPPF出力ホットフォルダに書き込まれます。
プリネクトイメージコントロールで接続されている 印刷機ごとにデータ記憶媒体が登録されます。これで次に事前設定データが読み込まれます。
Prinect Image Control の最適なプリセットデータのためには、印刷機用の校正済み画像に加えて、未校正の画像を生成する必要があります。
プリネクトレンダラーまたはハイデルベルグ プリプレスシステム プリネクト MetaDimensionにより、 RIPプロセスの際、印刷機用の較正済み画像以外に1つの未較正画像が生成されます。この未較正画像は基準画像としてプリネクトイメージコントロールで使用されます。
1 つまたは複数の Prinect Image Control を Prinect Integration Manager/Prinect Pressroom Manager に接続するには、PPF 出力装置が登録されていなければなりません。デフォルトデータの生成は印刷機シーケンスで有効化します。デフォルトデータを保存するディレクトリも同様に印刷機シーケンスで定義します。プリネクトイメージコントロール1ではすべての印刷機に対して、出力ディレクトリが先にシーケンスで定義した入力ディレクトリになっているデータリンク"PrePressInterface"をそれぞれ 1 つセットアップする必要があります。
プリネクト プレスルームマネージャー/プリネクト インテグレーションマネージャーがプリネクトイメージコントロール 用の事前設定データを準備できるために、次の手順を実行しなければなりません。
1.Integration Manager/Prinect Pressroom Manager に"Prinect Image Control"を PPF 出力装置として登録します。
PPF 出力装置"Prinect Image Control"を登録する
2.プリネクトイメージコントロールと接続される印刷機をセントラルデバイスマネージャーに登録する。
3.オプション"Prinect Image Control"、および、セットアップした印刷機の"Sheetfed Printing"内のプリセットデータ用のフォルダを定義します。
印刷機 の"SheetfedPrinting"シーケンスを編集
4.プリネクトイメージコントロールに印刷機を接続し、印刷機パラメータをインポートする。
プリネクトイメージコントロール1: 機械パラメータをインポート
プリネクトイメージコントロール2: 印刷機をEthernetから接続します。
5.Prinect Image Control で、印刷機の"Sheetfed Printing"シーケンスで事前に設定したプリセットデータ用のフォルダを定義します。
プリネクトイメージコントロール1: プリネクト プレスルームマネージャー/プリネクト インテグレーションマネージャーの事前設定データ用のデータ接続"PrePressInterface"(入力ディレクトリ) の定義
プリネクトイメージコントロール2: データリンクを登録
ステップ1、2、及び、4はすでにカラー測定データの送信用の接続を設定するのところで詳しく説明されています。詳しい説明は節ごとのリンクをご利用ください。
従って下記ではステップ3とステップ5のみご説明します。
印刷機 の"SheetfedPrinting"シーケンスを編集
Prinect Image Control に接続されているすべての印刷機用に、"SheetfedPrinting"シーケンスでオプション"Prinect Image Control"を有効にして、プリセットデータ用のフォルダを定義します。このフォルダでは印刷用紙の基準値を持つPPFデータが保存されます。プリネクトイメージコントロールはこれらのデータを読み取り、実測値と照合します。
注記:ここでは プリネクトイメージコントロール の設定についてのみ説明します。シーケンスを登録する詳細説明は"シートフィードプリンティング"シーケンステンプレートの章に記載されています。
手順:
1."管理 > リソース> テンプレート > シーケンステンプレート > SheetfedPrinting"メニューを切替えます。
2.作成済みのシーケンスをダブルクリックします。
3.オプション"Prinect Image Control"を有効にして、PPF 出力装置を選択します (1)。
4."ターゲット"オプションで出力として"一時的な派生結果"を選択します(2)。
このオプションにより"ジョブ外部"データを使用することができます。つまり、これらはプリネクトサーバのファイルシステムに存在するだけではなく、ネットワーク環境にある別のコンピュータからも使用できるということです。
5."イメージコントロール用の事前設定データ"ペーンの"格納"で"ジョブ外部"エントリを選択します(3)。
6.その後、"フォルダ"ペーンで出力ディレクトリを入力します。これを、適切なデータリンク(Prinect Image Control 1: "プレプレスインターフェイスデータリンク"、Prinect Image Control 2: "出力ディレクトリ")で Prinect Image Control ページにも出力しなければなりません (4)。
出力ディレクトリはプリネクトコンピュータにアクセスできる移転フォルダに置くほうがよいです。これでPTConfigフォルダがいっぱいになりすぎなくなります。サブフォルダをフォーマット別に定義するのも有意義な方法です。
ここの例では、 フォーマット105用事前設定データをディレクトリ"\\kie-esxpn1005\PTConfig\PPFOutホットfolder\Image_Control\XL105"に置きます。
7."保存"ボタンをクリックします。
新しいシーケンスを作成した場合は、"名前を付けて保存"をクリックします。次に"テンプレートを保存"のダイアログが表示されるので、シーケンスの名前を入力します。
8.シーケンスを閉じるには"閉じる"ボタンをクリックします。