MIS でのワークフローについて。

プリネクトワークフローシステムでMISを使用する場合、MISとマスターデータストア(MDS)間でユーザーデータおよびオペレーション(BDEメッセージ)の同期が第一に必要になります。そして、MDS と プリネクトプレスセンター/プリネクトCP2000センター を同期化してください。

MIS と Prinect Pressroom Manager/Prinect Integration Manager 間の同期化については、Prinect サービスまでご連絡ください。

同期化を行う

同期は2つのステップで実行します:

1.インターフェイス"CP2000 構成のエキスポート"を使い、XML ファイルが 3 つ自動的に作成されます。これは、新しいCDM装置を作成すると必ず行われます。装置のプロパティを変更すると、xmlファイルは上書きされます。ファイルは登録されている装置ごとにサブフォルダに保存されます。フォルダの名前はデバイスIDと一致します。XMLファイルはコストセンター、 オペレーショングループ(コストの種類のグループ), オペレーション(BDEメッセージ)、担当者を含んでいます。

connecting_machines02980.jpg

mds_synchronization_xml-folder.png

 

XMLファイルはユーザー定義のディレクトリに保存されます:
\\Prinect Server\PTConfig\Connector\CP2000Configuration\

2.前もって装置で作成された XML ファイルのインポート。

·プリネクトプレスセンターで
"サービス>インテグレーション/システム> BDEを構成> <インポートアイコン>"メニューから。

·プリネクトCP2000センターで
"サービス>プリネクト構成>BDEを構成>転送"メニューから。

IconNote02981.jpg

注記:インポートはCDMに登録されている印刷機に対して行われなければなりません。

新規CDM装置のみ登録する場合には、XMLファイルは自動的に生成され、上述の出力ディレクトリに保存されます。装置1台ごとにデバイスIDを名前に持つサブフォルダが作成されます。

mds_synchronization_09.png

 

XML ファイルを Prinect Press Center にインポートする。

BDE構成の自動インポート

プリネクトインテグレーションマネージャー/プリネクトプレスルームマネージャーバージョン2011及びプリネクトプレスセンターバージョンV11B以降では自動インポートが可能です。

この場合データストレージ"ワークステーションインターフェイス"の構成及び作動の後、BDE構成は自動的にインポートれます。

次の点にご注意ください:

接続されている印刷機用のデータストレージ"ワークステーションインターフェイス"が構成完了しており、アクティブであることが必要です("アクティブなデータストレージ"欄)。

インポートは数秒かかることがあります。

データストレージを構成した後、"システム>サービス>インテグレーション/システム>プリネクト構成>BDEを構成"からインポートが完了したか確認してください。

connecting_machines02984.jpg

press_center_20.png

 

·コストセンターの名前及び番号はプリネクトインテグレーションマネージャー/プリネクトプレスルームマネージャーの構成と一致していなければなりません(1)。

·手入力用ボタンは自動インポートの間無効になっています(2)。

·ネットワークアイコンが自動インポートの完了を確認する手がかりになります(3)。

よくわからないときは手動でインポートしてください。BDE構成の手動インポート を参照してください。

自動インポートの際はローカルで登録されたすべてのコストセンター及びオペレーション(BDEメッセージ)が削除され、プリネクトインテグレーションマネージャー/プリネクトプレスルームマネージャーによるコストセンター及びオペレーション(BDEメッセージ)で上書きされます。

自動インポートを無効化すべきときは、 当社プリネクトサービス: support.prinectpress@heidelberg.comに申しつけてください。

BDE構成の手動インポート

作成された XML ファイルは、インポート機能を使ってインポートできます。

生成したXMLファイル[インポートInCP2000.xml]をインポートします。

1.XML ファイルを作成した該当の プリネクトプレスセンター 装置に移動します。

2."サービス>インテグレーションシステム>BDEを構成"メニューに移り、次のボタンを押します。

connecting_machines02985.jpg

mds_synchronization_symbol_bde-import.png

 

"構成をインポート"ウィンドウが表示されます(下図)。

connecting_machines02986.jpg

mds_synchronization_10.png

 

3.XMLファイルへのパスを入力するには、ルーペアイコンをクリックします。

インポートする XML ファイル名は常に、"importInCP2000.xml"です。

例の場合:\\KIE-ESXPN1005\PTConfig\Connector\4202\importInCP2000.xml

4.緑のチェックを入れて入力内容を確認してください。

connecting_machines02987.jpg

mds_synchronization_11.png

 

5.緑のチェックを入れて再度ディレクトリパスを確認してください。

ネットワークとの接続中に短時間インポートアイコンが表示されます。

構成ウィンドウは閉じられ、XMLファイルが読み取られます。

XML ファイルを プリネクトCP2000センター にインポート

作成された XML ファイルのインポートは、プリネクトCP2000センター のソフトウェアバージョンに依って違ってきます。これにより次の2つのケースを説明します:

ケースA:プリネクトCP2000センターバージョンv41以降のインポート機能。

生成したXMLファイル[インポートInCP2000.xml]をインポートします。

ケースB:プリネクトCP2000センターバージョンv41以前はインポート機能が無し。

作成された XML ファイル"pdaconfig.xml"と"staff.xml"は、手動でディレクトリにコピーします。

ケースA:

1.XML ファイルを作成した該当の プリネクトCP2000センター に移動します。

2."サービス>プリネクト構成>BDE 構成>転送"メニューに移動します。

詳しい説明に関しては、プリネクトCP2000センター の取扱説明書を参照してください。

3."データストレージを構成"ボタンをクリックします。.

connecting_machines02988.jpg

mds_synchronization_12.png

 

4."URL"入力欄で、転送ディレクトリと XML ファイル名を入力します(1)。

インポートする XML ファイル名は常に、"importInCP2000.xml"です。

5.必要に応じて、データ格納にアクセスするためのユーザー名とパスワードを入力します。

詳しい説明に関しては、プリネクトCP2000センター の取扱説明書を参照してください。

6.入力を確定します。

ウィンドウが閉じ"動作データ収集の構成/転送"メニューが表示されます。

connecting_machines02989.jpg

mds_synchronization_13.png

 

転送ディレクトリが適用され、"インポート"ボタンが有効になります(2).

7."インポート"ボタンをクリックしてください(2)。

インポートが開始され、インポートに数秒がかかります。インポートの正常な終了を示すメッセージは表示されません。ただし、インポートのエラーが発生した場合、黄色のサービス記号が表示されます。

ケースB:

この場合はインポート機能がないので、生成したXMLファイル"インポートInCP2000.xml"は使用できません。CP2000構成の自動エクスポートでは、IPC(Prinect CP2000コンピュータ)でも使用できる2つのファイルがさらに生成されます。ファイルは以下のとおりです:

pdaconfig.xml

staff.xml

作成された装置ディレクトリにも、このファイルはあります。例えば、"\\KIE-ESXPN1055\PTConfig\Connector\4202".

mds_synchronization_14.png

 

この 2 つのファイルは、手動で必ず IPC (Prinect CP2000 コンピュータ) にあるディレクトリ"C:\CP2000Ap\bin"にコピーする必要があります。ここで古いファイルはそのまま上書きされます。

次に、Prinect CP2000 Center を再起動します。