いずれの場合も同じ手順であるため、ここでは1つの例のみを説明します。
プリプレスシステムが生成するPPF/CIPファイルの名前には、情報としてジョブ番号、ジョブの名称およびシートの名称が含まれます。各情報を分離するには、"_"の記号(パターン)がこの例では使われています。
前述の情報を抽出するためには、少なくとも4つのトークンを定義する必要があります(上図を参照してください)。
1."管理>システム"メニューに切り替えます。
2.プリネクトサーバー(サーバーのコンピュータ名)をマークします。
3."JDF接続サービス"ペーンにスクロールします。
4."PPFインポート"ペーンの"プロパティ"ボタンをクリックします。
PPF インポート構成ウィンドウが開きます。
5."属性ルール"フォルダをマークします。
6.右クリックして表示されるコンテクストメニューで"新規エントリ"メニュー項目を選択します。
7.新規属性規則の名前を入力します。
PPFファイル名から情報を抽出するので、こうした名前を使用しています。ただし、ほかの名前でも問題ありません。
8."OK"をクリックします。
新しい属性ルールが設定され、次のウィンドウが表示されます。ここでトークンを定義します。
9."既存のトークン"エリアでは、トークンを定義可能な項目がリスト表示されます。
10.トークンを定義する項目を強調表示します。
PPF/CIPファイル名から情報をフィルターで選別したいので、この例では"ファイル名"をマークします。
そして選択した項目"ファイル名"に、トークンを定義します。トークンは常に長さまたはパターン、あるいはその両方から構成されます。
11."作成"ボタンをクリックします。
または、右クリックして、メニューから(作成)を選択します。
•パターン:この数値で定義されるパターン(文字)を検出すると、そこで情報抽出を行います。このパターンの前にある情報は、全て新しい情報としてフィルターされます。
•長さ:情報のフィルター開始までの文字数。
•(見本を含む)オプション:
このオプションをオンにすると、指定された検索パターンが抽出された情報に付加されます。
12."パターン"ペーンの入力フィールドをクリックし、"_"アンダースコアを入力します。
この例では、ジョブ番号"P46014"はPPFファイル名で"_"記号を使い、残りの情報から分離されています。(P46014_P46014_Orlando_Blauer-Reiter_Inh-Lack_FB003-01.ppf)
13.次に"OK"をクリックします。
トークンは名前"FileName1"で保存され、"既存のトークン"ペーンに表示されます。このトークンにより、PPF/CIPファイル名から"P46014"情報がフィルターされます。
14."データ名"項目をマークします。
15.2つめのトークンを定義するには"作成"ボタンをクリックします。
16."パターン"ペーンの入力フィールドをクリックし、"_"アンダースコアを入力します。
17.次に"OK"をクリックします。
トークンは名前"FileName2"で保存され、"既存のトークン"ペーンに表示されます。
18.ここで例として、2 つのまだ欠けているトークンを定義します。ステップ 11 から 14 まで繰り返して、実行してください。
·トークン"FileName3"には、パターン"_"があります。
·トークン"FileName4"には、パターン"_"があります。
"既存のトークン"ペーンにあるリストは、次の図にあるように示されるはずです。
19.ファイル名から情報をフィルターするに使うトークンを 4 つ定義したように、次に割り当てを定義します。
割り当ての定義
この例の割り当ては、次の図のように指定する必要があります。
エリア"割り当て済みのトークン"には、あらかじめ定義したトークンによって生成された PPF/CIP 属性がリスト表示されます。
トークンを PPF/CIP 属性を割り当てするには、"Drag & Drop"を使います。PPF/CIP属性は、複数のトークンから生成することもできます。トークンごとの間には、"分離ストリング"(以下ではアンダースコアと呼ぶ)を定義しておきます。
トークンの割り当ておよび区切り文字の挿入方法については、この例を基に以下で説明します。
この例では始めに、"FileName1"からジョブ番号が作成されます。
20."既存のトークン"ペーンでトークン"FileName1"をマークして、マウスの左ボタンを押したままにします。
21.トークンをペーン"割り当て済みのトークン"のPPF/CIP属性"ジョブ番号"へドラッグします。
マウスポインタが"+"の記号になります。
22.ここで左マウスボタンを離します。
トークン"FileName1"にはジョブ番号が割り当てられ、"割り当てられた トークン"ペーンに表れます。
次に、"FileName2"と"FileName3"からジョブ名が作成されます。
23."既存のトークン"ペーンでトークン"FileName2"をマークし、"ドラッグ&ドロップ"(上記に説明)を使って"割り当てられたトークン"ペーンで、PPF/CIP属性"ジョブ名"に移動します。
·トークン"FileName2"にはジョブ名が割り当てられ、"割り当てられた トークン"ペーンに表れます。
·"割り当てられたトークン"ペーンは、次の図のように示されるはずです。
ジョブ名は、2 つのトークンから作成されています。しかしトークンの間に分離記号を挿入し、各トークンを分けます。
24."割当てられたトークン"ペーンで、トークン"FileName2"をマークします。
25."割り当てられたトークン"ペーンで、 "作成"ボタンをクリックします。
または、右クリックして、メニューから(作成)を選択します。
26."名前"入力フィールドをクリックして、分離記号"_"を入力します。
27.次に"OK"をクリックします。
アンダースコアは適用され、ペーン"割り当て済みのトークン"でトークン"ファイル名 2"の下に表示されます。
28."既存のトークン"ペーンでトークン"FileName3"をマークし、"ドラッグ&ドロップ"(上記に説明)を使って"割り当てられたトークン"ペーンで、トークンを分離記号のところに移動します。
トークン"FileName3"にはジョブ名が割り当てられ、"割り当てられたトークン"ペーンで分離のところに表れます。
"割り当てられたトークン"ペーンは次の図のように示されるはずです。
ジョブ名は次のように組み合わされます:FileName2_FileName3.
次に、"FileName4"から用紙名が生成されます。
29."既存のトークン"ペーンでトークン"FileName4"をマークし、"ドラッグ&ドロップ"(上記に説明)を使って"割り当てられたトークン"ペーンで、PPF/CIP属性"用紙名"に移動します。
トークン"FileName4"には用紙名が割り当てられ、"割り当てられた トークン"ペーンに表れます。
"割り当てられたトークン"ペーンは、次の図のように示されるはずです。
30.変更を保存するには、"保存"ボタンをクリックします。
定義した割当ての結果は、プレビューでチェックできます。