管理 – 電子メール
"電子メール"領域で Prinect メールサービスを設定します。メールサービスで次のタスクを実行できます:
•Prinect システムから電子メール(HTML メール)を送信する。SMTPフォーマットがサポートされます。
•セントラルメールサーバーを使用することで、すべての送信した電子メールが統一された外観になるようにします。これは Proof シーケンスと Portal Services が発送する Approval Mail などにも当てはまります。
•この領域で、電子メールアカウントデータを管理します(名前、ポート、ユーザー、パスワード)。
•電子メールで使用したテキスト用に、印刷所に合わせて調整できるテンプレートを使用します。さらに、印刷所独自のフレームテンプレートを使用できます。さまざまな内容向けに、Heidelberg が設定したテンプレートを使用できます。
•電子メールは複数のコンポーネント(テンプレート、テキスト、添付書類)で構成できます。
•電子メールはアドレスデータの言語で送信できます。テキストテンプレートは手動で調整したり、付属しているテンプレートが対応しない言語に翻訳することもできます。
前提条件:電子メールサーバー機能を使用するには、Prinect サーバーが適切な電子メールプロバイダに接続されていなければなりません。
"電子メール"領域には以下のタブがあります:
•環境設定、
•テキスト構成要素および
このタブで、電子メールアカウントに必要なデータを収集します。
"SMTP"領域
ここで、送信者アドレス用のデータを収集します。ここに、Prinect メールサービスで使用する電子メールアカウントのデータを入力します(プロバイダによって異なります)。
SMTP サーバー
ここに、SMTP サーバーの識別子を入力します。このデータは電子メールプロバイダによって異なります。例:"smtpserver.emailprovider.com"。
ポート番号
ここに、SMTP サーバーのポート番号(標準 = 25)を入力します。この情報はお使いの電子メールプロバイダから入手してください。
接続安全性
ここで、E メールサーバーに適した E メールアカウントを設定すべきかどうか、設定する場合にはどの接続用セキュリティー機能を使用するのかを選択してください。これに関する情報はシステム管理者から入手してください。
ユーザー名
ここに、Prinect メールサービスで使用する電子メールアカウントのユーザー名を入力します。このユーザー名は電子メールプロバイダの許可を受けていなければなりません。
パスワード
ここに、ユーザー名のパスワードを入力します。
注記:"ユーザー名"と"パスワード"は、認証が必要な場合のみ入力します。使用していない場合には、このオプションはオフにしておきます。
送信者
ここに、電子メールアカウントの送信者アドレスを入力します。これは、電子メールアカウントの電子メールアドレスです。
顧客向けメールのデフォルト言語
ここで、電子メールを作成する言語を選択できます。次の言語が提供されています:独語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、簡体字中国語。
注記:その他の言語が必要な場合は、調整したテキスト構成要素を使用できます。
管理者のメールアドレス
ここに、Prinect 管理者の電子メールで使用する送信者アドレスを入力します。電子メールの送信をトリガするインシデントによって、1 人の"管理者"に特定の電子メールが割り当てられます。
"Eメール送信テスト"ボタンを使って、送信者として管理者アカウントを使用してテスト電子メールを送信できます。接続をテストするために、単純なテキストの E メールを発送します。
注記:電子メールテスト機能(E メールのテンプレート を参照してください)を使用して、電子メールの外観を確認することを推奨します。
ここに、印刷所の電子メールアドレスを入力します。このアドレスは、お客様宛に送信する電子メールで使用します。
サービス連絡先の E メールアドレス:
ここに、最寄りの Heidelberg サービス支社の電子メールアドレスを入力します。このアドレスは、直接サービス支社宛に伝送される電子メールで使用します。
社内連絡先情報
ここに、社内電子メール向けの追加情報を入力できます。
基本テンプレート
"基本テンプレート"をさまざまな電子メール用のデフォルトとして使用できます。基本テンプレートを HTML-エディタで作成して、例えば、印刷所のコーポレートアイデンティティ・デフォルトに合わせて調整できます(会社ロゴ、フォントなど)。この基本テンプレートで、電子メールの内容をテキスト構成要素形式で使用できます。
基本テンプレートを作成するために、電子メールテンプレートを作成します。これにはHTMLコードに外部基準が使用されていないHTMLエディタか、ANSIテキストエディタを使用します。Prinect システムで自動的にこの基本テンプレートに挿入されるテキストについては、テキスト構成要素を使用します(テキスト構成要素 を参照してください)。ここで、テキスト構成要素にパーセント記号を付けます。次の例を参照してください:
%header.prinect.job.id% |
%HdmPrJobId% |
%header.prinect.job.name% |
%HdmPrJobName% |
%header.your.customer.jobname% |
%HdmPrCustomerJobName% |
%header.submit.comment% |
%HdmPrSubmissionComment% |
基本テンプレート(HTML 形式)を Prinect サーバーのフォルダ "PTConfig\SysConfig\Resources\MessageTextFiles" に保存します。ここで、使用できる HTML テンプレートから選択して、HTML エディタで編集し、場合によっては新しい名前を付けて保存できます。
注記:Prinect Managers のバージョン 2019 以降で、公開されている"PTConfig"フォルダーが通常書き込み保護されていることに注意してください。を参照してください。セキュリティー基本テンプレートを編集するためには、ユーザーが Windows System での、対応する管理者権限を持っているか、または書き込み保護が(一時的に)外されていなければなりません。
[基本テンプレートを選択] ボタンを使って、ファイルを基本テンプレートとして選択します。
メッセージテンプレート
お客様宛の電子メールでは基本テンプレートを使用します。社内電子メールおよびサービス電子メールにはメッセージテンプレートを使用します。メッセージテンプレートの外観は調整できます。メッセージテンプレート作成のプロセスは、基本テンプレートの作成プロセスと同様です。メッセージテンプレートも Prinect サーバーのフォルダ "PTConfig\SysConfig\Resources\MessageTextFiles" に保存します。
このレジスターでは、顧客に合わせた E メールテンプレートを作成できます。
手順:
1."顧客"選択リストで、Prinect 顧客管理部門の顧客を選択してください。この顧客に関する既存のテンプレートがあれば、すべてここに表示されます。
2."新規"をクリックします。"E メールのテンプレートを選択"ダイアログが開きます。
3."テンプレートのタイプ"で、テンプレートのタイプを選択してください。
4."ファイル"で"選択"を選択してください。
通常、"PTConfig\SysConfig\Resources\MessageTextFiles"フォルダーにテキストテンプレートがあります。
5.テキストテンプレートを選択してください。"E メールのテンプレートを選択"ダイアログを"保存"で確定してください。保存したテンプレートがリストに表示されます。
6.E メールのテンプレートをテストするためには、そのテンプレートをマークして、"E メールをテスト"をクリックしてください。"E メールのテンプレートをテスト"ダイアログが開きます。
7.テンプレートのタイプを選択してください。"受信者"は、"印刷会社のE メールアドレス"の下の"設定"に記載されている E メールアドレスがデフォルトになっています。を参照してください。印刷会社のE メールアドレス必要に応じて、別の有効な E メールアドレスを受信者として入力できます。
8.'送信'をクリックすると、E メールを送信します。
9.さらに E メールのテンプレートを作成する場合には、ステップ 1 からステップ 8 を繰り返してください。
10.テンプレートを消去するためには、その項目をマークして、"消去"をクリックしてください。
11."保存"で、テンプレートを確保します。
このタブで、電子メールメッセージ用のいわゆる"テキスト構成要素"を管理します。テキスト構成要素は、電子メールテキストの内容を構成するさまざまなテキストコンポーネント用の"プレースホルダ"です、複数のテキスト構成要素を組み合わせて、電子メールテキストを作成できます。
テキスト構成要素を使用して、各プレースホルダに関連するテキストを異なる言語で使用できるようにします。これによって、出力言語に左右されずに、"言語に関してニュートラルな"プレースホルダから電子メールテキストを作成できます。出力言語を選択すると、該当する言語で電子メールテキストが作成されます。
リストにあるテキスト構成要素に印を付けて、[編集] をクリックすれば、テキスト構成要素を編集できます。
"テキスト構成要素を編集"ダイアログの上の部分に、テキスト構成要素用のプレースホルダが表示されます。これは変更できません。
その下に、このテキスト構成要素用に電子メールに挿入されるテキストが表示されます。このテキストを編集できます。
[OK] をクリックし、変更を適用してウィンドウを閉じます。
[OK & 次へ] をクリックし、変更を適用して、リストの次にあるテキスト構成要素をウィンドウに読み込みます。
テキストの構成要素はデフォルトで次の言語が用意されています:独語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、簡体字中国語。
電子メールテキスト用にその他の言語が必要な場合は、"新しい言語を追加"ボタンを使ってその他の言語を追加できます。
前提条件:現在設定されているCockpit言語と異なる言語タブが選択されている場合にのみ、このボタンを操作することができます。
[新しい言語を追加] をクリックすると、"新しい言語を選択"ダイアログが開きます。選択リスト"新しい言語"で希望する言語を選択できます。
選択リスト"ベース"で、プリインストールされている言語から選択できます。この選択で、どの言語のテキストを新しい言語に翻訳するかを決定します。ここで、例えば"英語"を選択すると、テキスト構成要素が英語で表示されます。
[OK] をクリックし、新しい言語を設定してウィンドウを閉じます。この言語用の新しいタブが作成されます。
テキスト構成要素を翻訳する
テキストを翻訳するには、新しい言語タブに切り替えて、リストの最初のテキスト構成要素に印を付け、次に、[編集] をクリックします。
"テキスト構成要素を編集"ダイアログの編集フィールドに、テキストが"ベース"で選択した言語で表示されます。このテキストをターゲット言語に翻訳して上書きできます。
[OK] をクリックし、変更を適用してウィンドウを閉じます。
[OK & 次へ] をクリックし、変更を適用して、リストの次にあるテキスト構成要素をウィンドウに読み込みます。
1."新規テキストを追加"をクリックしてください。
E メールで使用するプレースホルダーとテキストのための識別子を、対応するフィールドに記入してください。
注意:ダイアログを開くと表示される、テキストテンプレートのすべての 文字を上書きしてください。特に、基準内の、すべての特殊文字(%)を除去しなければなりません。HTML 制御文字として解釈される、新規の特殊文字を入れることもできません。保管するときに、自動的にHTML コードへ正しく変換されます。
2.入力を"OK"で確定します。さらにテキストモジュールを作成する場合には、"OK"と"次へ"をクリックしてください。
3.新規のテキストモジュールが、リストに表示されます:
これで、このテキストモジュールを E メールテンプレートに組み込んで、他の言語に変換するなどのために、必要に応じて編集できます。
このタブにシステムから送信されたすべてのEメールが表示されます。日付と時刻、受信者および主題に加えて、Eメール送信の成功/不成功に関する情報も表示されます。