関連オプション

デジタル印刷出力

Prinect Manager では Heidelberg と Gallus のデジタル印刷機の出力用の、ジョブ処理を全面的にサポートします。他の様々な製造元の印刷機での出力については、機能レベルが下がりますが、サポートします。

オプション"Prinect Digital Front End"

オプション"Prinect Digital Front End (Prinect DFE)"を使用して、デジタル印刷用に印刷ジョブを準備し、デジタル印刷機に出力できます。

Prinect Digital Front End では、入力される PDF 文書のチェックと準備から、自動化されているデジタル印刷の出力まで、完全なワークフロー環境を提供します。

Prinect DFE をスタンドアローン構成で利用すると、単純な CTP 装置も制御できます。

Prinect DFE を Prinect Integration Manager の環境で利用すると、オフセット印刷とデジタル印刷の要素を含む"ハイブリッドワークフロー"が可能になります。

Heidelberg の Versafire モデルのような、トナーベースのデジタル印刷機だけでなく、高性能インクジェット印刷機である Gallus Labelfire と Heidelberg Primefire も Prinect DFE で操作できます。

オプション"Prinect デジタル印刷コネクタ"

"Prinect Digital Print Connector"オプションで、別の製造元のデジタル印刷機を  Prinect DFE もしくは Prinect ワークフローに接続します。このオプションはリコー、ヒューレット・パッカード、ゼロックス、キャノン、コダックのデジタル印刷機に対応しています。これらのデジタル印刷機械の接続は"仮想プリンタ"経由で行います。これは、それぞれの印刷機のターミナル PC のユーザーインターフェイスで設定する機械設定です。

Prinect Portal

Prinect PortalはPrinect Integration ManagerとPrinect Business Managerの異なる機能へのアクセスを可能にします。また、ここではPrinect環境全体の重要な情報が表示されます。Prinect-Portalの全Prinectシステムのための権限マネージメントを管理することが可能です。Prinect Portalは、"Prinect Remote Access"等の以前の全WEBポータルまたはPrinect Business Managerオプションの "Customer Portal"、"Sales Portal"および"Estimation Portal"を置き換えます。

Prinect Portalでは、内部バリアント(イントラネット内のみ、ローカルのスタッフだけがアクセス)または外部バリアント(イントラネットおよびインターネット経由のアクセスであるため、顧客や外回りのスタッフもアクセス可能)を選択できます。

各ユーザーは独自のダッシュボード(一覧表示)を持ち、そこにウィジェット(機能ユニット)を配置します。

"Prinect Portal Services"オプション

"Prinect Remote Access"は "Prinect Portal Services"で置き換えられました。Prinect Portal Services を使うと、顧客はウェブ(すなわち Prinect Portal)経由で Prinect Manager の特定の領域にアクセスできます。顧客は自社のジョブファイルをウェブ経由で  Prinect システムにアップロードして、Proof ファイルをダウンロードできます。

Prinect Portal Services のウェブ UI では、顧客は Integration Manager の作成サーバーに接続されている特別なサーバーに、占有的にアクセスできます。顧客は生産モードには直接アクセスできません。

基本的には、Prinect Portal Services では以下の機能を提供します:

効率的な承認手続き。

印刷所と顧客の間のデータ交換。

Prinect Direct Access (プリネクトダイレクトアクセス)を使う場合でも、ジョブの作成。

顧客から供給された、ジョブに関するデータのプレフライト。

詳細については、Prinect Portal Services の関連文書を参照してください。

オプション"Prinect Archive Access"

顧客の生産ジョブの長期的で順応性があり、しかも使いやすいアーカイブシステムを、弊社の Prinect Archive Accessが提供しています。

印刷ジョブのアーカイブ管理は、Prinect Manager 内で行われる生産作業を中断しません。

Prinect Archive System には以下の要素があります:

Prinect Manager Cockpit 内の機能

アーカイブを管理および組織するWebユーザーインタフェース

データのアーカイブにアクセスしたり、ファイルをアーカイブから取り出すために、Prinect Manager Cockpit に入力する必要のある項目はごく僅かです。

詳しい情報は、Archive Systemのユーザーマニュアルを参照してください。

オプション"Prinect Archiver Pro"

Prinect Archiver Pro はデータベースアプリケーションの 1 つです。印刷生産用のコンテンツデータの保存や管理ができます。

ユーザーインターフェイス"Prinect Archiver Pro Client"は HTML ベースのウェブアプリケーションです。これによってデータベースを制御します。

"プロセス制御"を使って、Prinect Archiver Pro で開始されたプロセスと状態を確認できます。

"管理"で、データ保存用のスタートノードやファイルサーバーの設定を行います。

詳しい情報は、Prinect Archive System / Prinect Archiver Proのユーザーマニュアルを参照してください。

オプション"Data Terminal"

Data Terminal を使って、操作データを職場のどこからでもPrinect Manager サーバーへ送信できます。Prinect Manager サーバーと Data Terminal の間の通信は JDF/JMF 経由で行います。

Data Terminal を使って、オンラインに接続できない装置の運転データを収集できます。この印刷機およびポストプレス機械でも、ジョブに関する運転データを手動で収集できます。

Data Terminal はワークフロー内で 1 つまたは複数の装置(印刷機およびポストプレス機)の代わりができます。まだ自動化されていないか、または、一部しか自動化されていないワークプレースも登録できます。

詳しい情報はData Terminalのマニュアルを参照してください。

オプション"スケジューラ"

スケジューラは印刷工場内のプロセスをすべて表示する"電子計画表"と言えます。スケジューラを使用して、ジョブの作業工程をコストセンター(機械)上でスケジュールできます。作業工程とコストセンターの規定値は、マネージメントインフォメーションシステムで前もって定義されているか、スケジュールアシスタントの付いたPrinect Cockpitで手動で設定できます。外部の業者が実施する作業工程である、"外部機械"での作業工程も、スケジューラで表示し、予定を立てることが可能です。

スケジュールできる機械は、許可されたライセンスオプションによって異なります。

オプション"Analyze Point"

Analyze Point はPrinect Manager の一部です。すべてのジョブや機械の現在の処理状況を画面に視覚的に表示します。速度、ジョブ、カウンター情報そして現在ロードされたジョブをグラフで表示できます。また、Analyze Point はジョブレポートも生成するため、それを使用して、処理済みのジョブ(最大 15,000 件)を詳しく評価できます。こうしたレポートには、算出されたデータを画像で表示するものも含まれます。処理状況に加えて、プロセスの進歩状況、つまり、速度曲線や正紙、損紙の数も表示できます。

生産が開始すると、現在のジョブ状況に関する情報が更新されます。前準備、洗浄、開始、終了の時間や、機械のカウンタ表示など、常に各操作のその時点で最新のものが表示されます。