プランニングアシスタントでは、後々のジョブで使用するために生産した量の一部をストックしておくよう定義できます。たとえば、パンフレットの表紙をあらかじめ生産しておき、後で印刷しなくてもいいように準備することができます。
手順
1.ジョブAでは、必要な量をあらかじめ生産してストックします。
2.ジョブBではストックから量を取り出します。
ジョブBがジョブAのリピートジョブである場合、ストック数量は自動的に検知され、取り出されるようにできます。ジョブBがジョブAのリピートジョブではない場合、自由に量を決めて取り出すことができます。この時、フィードバックはないため、プリセットで機能を許可する必要があります("管理 > プリセット > 全ユーザー > プランニングアシスタント")
作業例:パンフレットの表紙をあらかじめ生産し、リピートジョブでストックから取り出す
手順1:ジョブAで数量を生産し、ストックする
ジョブAで表紙を生産し、ストックしてください。
1.ジョブAを開きます。
2.[印刷 > スケジュール] の作業工程を介して、プラニングアシスタントに切り替えます。
3.スケジュール手順"シート仕上げ"に切り替えます。
ここで用紙が断裁されるため、ここでプレプリントの完了した用紙はストックに準備されます。
4.カバー用の作業工程を選択して、コンテキストメニュー"ストック数量を追加する"をクリックします。
"数量をストックする"ダイアログが開きます。
5.希望するストック数量を入力します(例:1000枚)。
6."OK"をクリックします。
ストック用の新しい作業工程が自動的に作成されます。
この作業工程は、"処理"プロセスチェーンでも"Stock_ToStock"として表示されます。
ストック用のすべての作業手順がこれで完了します。
手順2:ジョブBで数量をストックから取り出す
ジョブBでストックされている数量をジョブAから取り出します。
1.このために、新しいジョブBを作成します。
ストック数量がこれで自動的に検知され、ジョブBはジョブAのリピートジョブとなります。を参照してください。リピートジョブはどのように作成しますか? また、親ジョブのデータはどのようにインポートしますか?この手順をとらない場合は、自由に数量を決めることができます。
2.開いているジョブで、"印刷 > スケジュール"の作業工程経由でプラニングアシスタントに切り替えます。
3.スケジュール手順"印刷"に切り替えます。
4.ストックから数量を取り出して使用する作業工程を選択します。
5.コンテキストメニュー項目"数量をストックから取り出す"を選択します。
"ストックからの数量を追加する"ダイアログが開きます。
6.数量を選択するか自由に数量を入力して指定します。
"数量"(1)を介して、自由に数量を決めてストックから取り出せます。"ジョブ"(2)を介して、ストック数量を親ジョブから取り出せます。
この例では、数量を親ジョブから取り出します。
7."OK"をクリックします。
ストック取り出し用の新しい作業工程が自動的に作成されます。この作業工程は、"処理"プロセスチェーンでも"Stock_FromStock"として表示されます。
さらに、この例では、残り数量のストック用の新しい作業工程が作成されます。
ストック取り出しが完了しました。