"ページ/1アップ"タブ

"フォーマット"そして"標準サイズ"リストボックスで、標準用紙サイズを定義できます。このフォーマットは、PostscriptまたはEPSファイルに用紙サイズの情報が含まれていない場合、この用紙サイズが作成されたPDFドキュメントにいつも使われます。

用紙サイズは、サイズ名称(例"A4")または該当の標準サイズ(幅x高さ)を選択した単位で(例21.0 x 29.7 cm)、選択できます。単位を変更すると、サイズは自動的に適応されます。

提供されたフォーマットサイズ以外のサイズが必要な場合は、"標準サイズ"フィールドに希望する寸法を入力します。例えばTabキー押して入力Focusに移動すると、"フォーマット"フィールドの項目が"カスタムサイズ"にジャンプします。

"解像度"リストボックス

"解像度"パラメータは、ノーマライザの標準解像度を定義します。処理されるPostScriptコードに、解像度に関する情報が含まれていない場合は、標準解像度が使用されます。

このリストボックスには、幅と高さの値が等しい通常の解像度がいくつか用意されています。測定単位には"dpi"(dots per inch)または"pixel/cm"を選択できます。別の測定単位を選択すると、値が自動的に変換されます。デフォルト値を上書きして、独自の解像度を入力することができます。幅と高さの値が異なる場合、ページにゆがみが発生する可能性があります。

解像度に関する設定はベクターデータにしか影響しません。これらは階調変化のステップ幅などを決定します。ファイルサイズへの影響はわずかです。ここで出力装置の解像度を指定することをお勧めします。

仕上がりボックスが欠落している場合の仕上がり許容値

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注記:仕上がりボックス(TrimBox/トリムボックス)とは、あるページの目標の最終サイズ(例えばA4ページのサイズ)を表示するボックスです。

両面の入力ドキュメントの場合、上記の例のように個々のページに仕上がりボックス(TrimBox/トリムボックス)が入力ドキュメントのコードで定義されていないと、分解後のページトリム誤差値をここで入力できます。トリム誤差の幅で4ページ全てに端がページ内容に追加されます。ページサイズが新しくなり、場合によっては標準サイズ(例えばA4)よりも、大きいサイズになることもあります。

オプション"サイズが標準サイズの 2 倍を超える場合にページを分割する"

例えば2(または以上)ページを横並びに1つのページ(またはダブルページ)にまとめられるように、ドキュメントをノーマライズする場合、このオプションを使います。

例:ノーマライズに設定された標準のページサイズはA4(リストボックス"フォーマット")です。PostScriptドキュメントでは、個々のページがダブルページとして定義されています。横並びの2ページのA4ページが、ランドスケープのダブルページ(ダブルページのサイズ:250 x 460 mm)としてまとめられます。Prinectワークフローのページ割付では個々のページが必要となるため、このオプションを有効にして、まとめられたページをそれぞれ2つの単一ページに分割することができます。PostScriptコードから、ページ内容のサイズが指定されます。分解の後、2つの単一ページが標準サイズ(例ではA4)になり、ページ内容がA4ページの中央に置かれます。

この設定でA4単一ページだけのドキュメントを処理すると、ドキュメントページは分解されません。ダブルの標準サイズよりも、このサイズが小さいからです。

この設定で単一ページとして、例えば横でA3サイズを含んでいるようなドキュメントを処理すると、このページは分解されます。処理したドキュメントを目でチェックした後で、このオプションの有効化には注意してください。

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注記:ページは水平方向または垂直方向に分割できます。分割すると 3 ページ以上作成されることがあります。

"ページ順"リストボックス

ここで、分割した後のページの順番を設定できます。ここで、次の設定から選択できます:

1-2, 3-4, 5-6, 7-8

これは、ページを順番に連続して整理する元の順番です。

8-1, 2-7, 6-3, 4-5

これは、スキーム"最後のページ — 最初のページ"に従った順番です。例えば、20-1、2-19、18-3、など。

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注記:このワークフロー内の自動分割には特定の残留リスクが伴います。この場合は、終了時、または、Formproof でページ位置を修正してください。

レイヤー処理

これは、PDF 1.5以降のフォーマットのノーマライズされるPDFファイルでのみ関連するエリアです。PDFレイヤーをサポートするアプリケーション(例えばAdobe Illustrator CS)で作成されたドキュメントには、複数のレイヤーが含まれていることもあります。このようなレイヤーの処理に関して、このエリアで定義できます。既存のレイヤー処理に関しては、2つの可能性があります。

デフォルトレイヤーから1つのページ/1つの1up

複数のレイヤーを含むページがあるドキュメントでは、ノーマライズの際に可視のレイヤーつまり"標準レイヤー"が、1ページまたは1アップに結果としてのレイヤーに"溶解"します。

レイヤーの1個のページ/1up

例:バージョンのある出力では、バージョンごとにPDF 1.6ファイルが、それぞれイメージ、テキスト、マークを含むオプションのレイヤーとともに存在します。

このオプションを使えば、どのレイヤーがPrinectワークフローに引き継がれるかを決定できます。例えば、基本はイメージレイヤーのみを引き継ぎ、バージョンではテキストレイヤーとマークレイヤーを引き継ぐということが可能です。

希望するレイヤーをコンマで区切ってフィールドに入力してください。レイヤーは、登録済みのレイヤー名で名前が始まるPDFファイルから選択されます。大文字と小文字は区別されません。

すべてのレイヤーからの分割ページ/片面複数ページ

複数のレイヤーを含むページがあるドキュメントでは、各レイヤーのノーマライズの際、1ページ/ 1アップがPDFファイルで作成されます。

例:言語に応じて3つのバージョンがある1つの単一ページのドキュメントから、3つの単一ページが自動的に作成されます。