印刷

1つの用紙と工程に対して表示されたカラー分版が、その工程に割り当てられた機械で印刷されます。

例を用いた工程名称の解説:

工程名が"中身3(4)/4(4)"の場合。

中身 = 用紙名

3(4) = 表面に4つのカラー分版があり、この工程ではそのうち3つが印刷される(どれがこの3つにあたるかは"カラー"を参照)。

4(4) = 裏面に4つのカラー分版があり、この工程ではその4つすべてが印刷される(どれが該当するかは"カラー"を参照)。

コンテキストメニュー/ボタン/オプション

機能

コピーの分配

1つの工程で複数のカラー分版を印刷する場合、カラー分版をいくつかの工程に分けることができます。希望する工程を選択し、"分版を分ける"ボタンをクリックします。ウィンドウが開きます。ここで、後続の新たな工程に割り当てたいカラー分版をクリックします。新たな工程に対して、別の機械を選択することもできます。

注記:選択用に表示されるのは、同じ機械クラスタ内にある機械だけです。クラスタのセットアップ方法については、クラスタ を参照してください。

分版をまとめる

カラー分版の出力を再び1つの工程にまとめます。まとめた作業工程を選択して、[分版をまとめる] ボタンをクリックします。

"シーケンス" / "機械"選択リスト
希望するシーケンスと、このシーケンスの機械を選択します。選択した機械のアラウアンス数およびセットアップ時間、生産時間が設定されている場合は、その数値が入力フィールドに示されます。(機械パラメータ設定がどのようになっているかは、装置アシスタントの"管理>システム">選択した機械>コンテキストメニュー"処理"で確認できます。)これらの設定に基づいて、"シートフィード印刷"シーケンスが自動的に選択されます。

数量を分割する

選択した印刷作業工程は 2 つの同じタイプの作業工程に分割されます。こうすることで、総数を複数の機械に分割して、同時に生産できます。複数のプレートセットを出力しなければなりません。

数量をまとめる

前に数量を分割した複数の作業工程を選択して、このボタンを使ってまとめ直します。

数量をストックから取り出す

この機能を使って、ストック取り出しのために新しい作業工程を作成します。生産量の一部は事前に作成した数量で置き換えられます。印刷作業工程では、取り出したストック数量が印刷数量から差し引かれます。

注記:ストック管理用の自動フィードバックはありません。

ストック数量を追加 & ストックから数量を取り出す を参照。

生産

デリゲートする
この機能を使用して、選択した作業工程を、実際のジョブの処理から取り出します。こうすることで、この作業工程を他のジョブで実行できます。この機能は、例えばギャングジョブではアプリケーションです。デリゲートされた作業工程はグレーで表示されます。
その他のジョブへの自動割り当てはできません。

実行
この機能を使用して、既に"デリゲート済み"に設定された作業工程を、もう一度"実行"に戻します。

カラー分版

この機能は、MISがプレースホルダカラーを使用する場合に、MISで分版して計画された印刷作業手順で重要です。この場合、分版された印刷作業手順では、"カラーを割り当てる"ダイアログによって、実際に存在するカラー名に配置ホルダー名を割り当てる必要があります。コンテキストメニュー"分版" を参照

削除

選択された作業工程は、不可逆的に消去されます。

同じ形式の機械割り当てを変更する

同じ形式の機械割り当てを変更する場合は、簡単にこれをプラニングアシスタントで実行することができます。機械が同じクラスタ内にある必要があります。それについてはクラスタを参照。

1.機械割り当てを変更したい用紙を選択します。

2.選択リスト"機械"で、再スケジュールしたい機械を選択します。

3.選択リスト"シーケンス"で機械用の"SheetfedPrinting"シーケンスを選択します。

4.[完了]をクリックします。

機械割り当てが変更されます。プロセスネットワークをパラメータ領域"処理"で確認できます。ここでは、"SheetfedPrinting"シーケンスが新たに計画した機械と一致しなければなりません。

コンテキストメニュー"分版"

この機能は、MISがプレースホルダカラーを使用する場合に、MISで分版して計画された印刷作業手順で重要です。この場合、分版された印刷作業手順では、"カラーを割り当てる"ダイアログによって、実際に存在するカラー名に配置ホルダー名を割り当てる必要があります。

工程の黄三角形の警告マーク

スケジュールされた分版は、用紙ページに存在する分版と照合されます。工程のスケジュールされた分版に対応する分版が用紙ページに存在しない場合、工程に黄色い三角形の警告マークが表示されます。警告は内容に含まれるカラーがスケジュールより多い場合にも表示されます。警告マーク上のツールチップは、対応するカラーが内容に存在しないスケジュール分版、または内容に含まれているが現時点ではスケジュールされていない余分なカラーを指摘します。

操作性

1つの工程で1つの用紙ページが印刷される場合、すべての分版が自動的に正しく出力されるため、カラーマッピングは必要ありません。そのため、"分色取り"ボタンは分色取りが複数の工程に分かれている場合にのみ操作可能です。

操作

カラーマッピングを行う工程を選択します。"カラー分版"ボタンをクリックすると、"カラーを割り当て"ダイアログが開きます。

"カラーを割り当てる"ダイアログ

このダイアログでは、その工程で現在スケジュールされている分版が、縦方向のリストに印刷順序に従って表示されます。その横にそれぞれ選択リストが 1 つあり、内容に含まれるが同じ用紙ページの別の作業工程ではまだスケジュールされていないカラー名が表示されます。リストボックスの横には、印刷する分版のリストから分版を削除するボタンがあります。

スケジュールされたカラー名が存在する場合、デフォルトではこの上にリストボックスがあります。対応するカラーが存在しないスケジュール分版に対しては、存在するがスケジュールされていないカラーが、アルファベット順に表示されます。2つの異なる分版に同じカラーが割り当てられていると、OKボタンが使用できません。

存在するカラー名の数がスケジュールされているカラー名の数より多い場合、多いエントリ数のぶんだけリスト全体が拡張されます。"スケジュールされたカラー"の追加エントリの部分は、空欄となるかまたはカラー名がありません。

数量計算:ポストプレスライセンスのないシステムにおけるPrinect Signa Stationからのアロワンスの適用について

システム環境にポストプレスライセンスがない場合、プランニングアシスタントでは、ポストプレス作業は一切スケジュールされず、特にカット作業は行われません。そのため、印刷ジョブの数量を計算する際には、多面付けもアロワンスも使用せず、その代わりに、レイアウト上で印刷を予定している計画の数量を使用します。これらの数量には、Signa Stationが計算したアロワンスや1upの分配が含まれています。

製品に新しい納品数量が入力され、製品からの納品数量と一致しなくなった場合、印刷操作のための数量はSigna Stationから取得されません。