一般処理設定を定義

すでに述べたように、オフセット印刷機の設置の際に、"SheetfedPrinting"シーケンスと、対応するプロセスが自動的に作成されます。従って構成後すぐに作動でき、ジョブを実行して転送できます。したがって、新しい印刷機を組み立てる前に設置を行い、できるだけ編集する必要が少なくなるようにしてください。

手順

"サーバー"ペーン

"デフォルト値"ペーン

手順

1."管理>システム"ペーンに移ります。

2.Prinect Manager のサーバーをマークしてください(サーバーのコンピューターの名前)。

3."JDF 接続サービス"エリアにスクロールします。

ppf_workflow01879.jpg

ppf_import_config_02.png

 

4."PPF インポート"の下の"特性"ボタンをクリックしてください。

PPF インポート構成ウィンドウが開きます。

5."一般"フォルダをダブルクリックします。

6."設定"サブフォルダをマークします。標準設定が表示されます。

ppf_workflow01880.jpg

ppf_import_config_03.png

 

その後表示されるのは、お客様のみが変更することのできるデフォルト値です。

"サーバー"ペーン

ppf_import_config_04.png

 

イメージディレクトリ

このディレクトリには、ジョブのサムネイルが保存されます。

内部データディレクトリ

この一時的ディレクトリには、PPFファイル処理でのデータ全てが保存されます。

"デフォルト値"ペーン

ppf_import_config_05.png

 

PPF入力ディレクトリ

ここで、プリプレスシステムで生成された PPF/CIP3 ファイルを格納する標準パスを定義します。印刷機を設置して、"SheetfedPrinting"シーケンスを作成した後、自動的に生成したプロセスの中で、シーケンス名が単純にこのパス名に付け加えられます。これによって、対応するサブフォルダーが作成されます。

例:シーケンス名: SM74 -> 入力ディレクトリー \\KIE-C6VPNSERV01\PTConfig\PPFIn\SM74

例:シーケンス名: XL105_8_P5 -> 入力ディレクトリー \\KIE-C6VPNSERV01\PTConfig\PPFIn\XL105_8_P5

IconNote01881.png

注記:Prinect Manager のサーバーの中になく、外部のコンピューター上にある、新しい入力ディレクトリーを定義する場合には、その外部のコンピューター上に、対応する権限を持ったユーザー"prinect"が作成されていて、入力ディレクトリーをこのユーザーも自由に使用できることを確認しなければなりません。

"PPF からのジョブの作成"のオプション

純粋な PPF ワークフローでは、このオプションを有効にしなければなりません。そしてインポートされたPPF/CIP3ファイルから、新しいジョブが自動的に生成されます(システム動作を参照)。その他の場合、手動で作動する必要があります。JDF-PPFワークフローでは、このオプションは有効化しないでください。ジョブが JDFファイルで設定されてしまいます。

"ディレクトリー名では大文字と小文字の区別なし"のオプション

このオプションは、サービスエンジニアだけが必要に応じて有効にしてください。

"プロセスを自動的に作成"のオプション

装置の登録後自動的にそれに属するプロセスも登録したいときにこのオプションを有効化します。このオプションが無効化されていると、手動でプロセスを設定し、そしてシーケンスに割り当てなくてはなりません。

"既存の用紙を置き換える"の選択リスト

使用可能な用紙を置き換えない

同じジョブ番号と用紙名のある他のPPF/CIP3ファイルがインポートされると、既にインポートされたPPF/CIP3ファイルは補充されます。例えば、用紙 4/0 は既存の用紙 0/6 を置き換えるのではなく補完のみです。結果として用紙 4/6 となります。

既存の用紙を置き換える

同じジョブ番号と用紙名のある他のPPF/CIP3ファイルがインポートされると、既にインポートされたPPF/CIP3ファイルは完全に置き換えられます。例えば、用紙 4/0 が既存の用紙 0/6 を置き換えます。

使用可能な用紙の用紙ページを置き換える

この設定が関係するのは MIS ワークフローだけです。

MIS で計画されており、PPF からの色と一致しない色を削除する必要がある場合は、このオプションを有効にします。

例:MIS では用紙は CMYK + Silver で計画されています。プリプレスからインポートした PPF/CIP3 ファイルに含まれるのは CMYK だけです。この場合は、色"Silver"が削除されます。

用紙が削除されるまでの時間

インポートされ処理された用紙が、用紙リストから削除されるまでの待機時間をここで定義できます。これによって、JobCombiner 内の用紙リスト(インポートした PPF ファイル)が見やすくなります。インポートされた用紙を用紙リストに残したい場合(例えばジョブを組み合わせたい場合)、ここに 0 m(月)、0 t(日)そして 0 h(時間)と入力します。

"二重にある用紙を消去"のオプション

有効化されたオプション:: 同じ用紙がもう一度インポートされる場合は今までの用紙に上書きされます。

無効化されたオプション:: もう一度インポートされた用紙が追加的に処理されます。これで用紙リストには同じ用紙があることになります。

カラーを定義

対応するカラー分版を含むプレビューを表示するために、Prinect Manager では PPF ファイルに含まれるスポットカラー の定義のためのカラー値が必要です。スポットカラーは"カラー定義"記号から手動で登録できます。

"Mac のリソースファイルを許可"のオプション

PPF ファイルが  Mac コンピューターで生成される場合には、このオプションを有効にしてください。この場合に限り、PPFファイルが処理されます。

"プロセスを自動的に消去"のオプション

シーケンスを削除した後で属するプロセスも削除したい場合、このオプションを有効化します。

"新しい用紙を設置"のオプション

有効:JDFまたはPPFファイルから新しいジョブが生成され、そして同じジョブ番号でも用紙名が違う新しいPPFファイル(新しい用紙)がインポートされると、既に設定されてあるジョブに新しい用紙が、自動的に割り当てられます。

明確にするため用紙"内部_3"から始めに新しいジョブが生成されます。

用紙"内部_4"は 新規用紙を登録オプションが有効化されている場合に限り、自動的に割り当てられます。このオプションが無効化されてある場合、用紙"内部_4"は、手動でジョブに割り当ててください。