印刷プリセット適用の前提条件

プリネクトプレスルームマネージャーでは再ジョブに対しては印刷プリセットのみが影響します。完了ジョブの印刷プリセットは自動的には保存されません。

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前提条件:印刷プリセットは"ワークプレースインターフェース"データメモリから読み込まれたジョブによってのみ保存されます。即ち、印刷機もワークプレースインターフェースのインターフェイスからPrinectマネージャに接続されなければなりません。

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前提条件:但し、繰り返しジョブでは、保存された印刷プリセットが適用されるのは、内容とレイアウトが親ジョブと一致する場合だけです。

なお、レイアウト内の用紙名は、親ジョブの用紙名と同一でなければなりません。但し、Prinect Business Manager は例外です。Prinect Business Manager を使用する場合は、用紙名は継続的に変わるので、用紙説明は親ジョブと同じでなければなりません。

次に、Prinect Press Center印刷機における2つのバリエーションの印刷プリセットの保存について説明します。

バリアント 1
ジョブ切り替えの際に、印刷後に印刷プリセットを保存したい場合。
ジョブ切替えの際に印刷プリセットを保管する(バリエーション1) を参照。

バリアント 2
印刷中に印刷プリセットを保存したい場合。
印刷中に印刷プリセットを保管する(バリエーション 2) を参照。

ジョブ切替えの際に印刷プリセットを保管する(バリエーション1)

1.ジョブをPrinect Managerに作成するか、または、ジョブをMIS(例えばPrinect Business Manager)経由でインポートします。

2.ジョブはプリネクトコックピットで処理してください。 これで印刷機での印刷準備が完了します。

3.ジョブを印刷します。

repeat_job01958.jpg

jobmanagement_repeat_order_04.png

 

4.このジョブの"実際の"印刷プリセット(算出した絵柄面積率ではありません)が保存されます。繰り返しジョブで使用できるために、ジョブ切り替え (1) の際には、必ず、オプション"現在のジョブを保存する"を有効にしてください (2)。

5.印刷プリセットの保存場所が、ジョブの読み込み元となるワークプレースインターフェースデータメモリに設定されているかどうかチェックしてください(3)。

·この例ではワークプレースインターフェースデータメモリの名称は"プリネクトマネージャー"になっています。"ワークプレースインターフェース"データメモリの構成の際に"DeviceName"属性を無名のままにした場合、常に"ワークプレースインターフェース"が名前になります。

·別の保存場所に設定する必要がある場合、"詳細"ボタン(4)をクリックして構成メニューに移り、そこでワークプレースインターフェースデータメモリを選択します。

6.ジョブを切り替える場合、印刷が完了しているジョブの印刷プリセットは保存されます。

印刷中に印刷プリセットを保管する(バリエーション 2)

1.ジョブをPrinect Managerに作成するか、または、ジョブをMIS(例えばPrinect Business Manager)経由でインポートします。

2.ジョブはプリネクトコックピットで処理してください。 これで印刷機での印刷準備が完了します。

3.印刷を開始します。

repeat_job01959.jpg

jobmanagement_repeat_order_05.png

 

4."機械の概要"メニューに切り替えます (1)。

5.[現在のジョブを保存する] ボタンをクリックします (2)。
現在の印刷プリセットが保存されてPrinect Cockpitに表示されます。保存した印刷プリセットはコックピット内のどこにありますか? を参照。