"感光用レイアウト方向"領域
この領域では、用紙レイアウトの位置合わせを刷版上で最終設定できます。回転は、オリジナル用紙の向き(例えばPrinect Signa Stationで定義されている)を基準に反時計回りに90°ごとに行われます。この設定はCTP出力にしか影響しないため(プレートセッターまたはTIff-Bエクスポート)、レンチキュラーイメージングで典型的に使用されます。
リストボックス"レイアウトの方向"
ここでは用紙レイアウトの位置合わせを選択できます(反時計回りに90°ごと)
"適合"領域
用紙レイアウトがメディアのフォーマットより大きい場合のイベントを指定してください。
パラメータ"メディアが小さすぎる場合"
"メディアが小さすぎる場合"ボックスでは出力される用紙レイアウトがイメージセッターの出力フォーマットより大きい場合のイベントを指定できます。以下のパラメータを設定できます:
•"材料サイズに合わせて切り抜く"
このオプションは用紙レイアウトが刷版フォーマットより僅かに大きいだけのときに利用することができます。"水平の中心"及び/又は"垂直の中央"オプションも有効化すると、用紙レイアウトはプレートの中央で露光されます。このオプションを有効化しない場合は、"切り抜き"ボックスに値を入力して、水平方向および垂直方向のオフセットを設定できます。オフセット値はページの左エッジと刷版の左エッジとの距離又はページの下エッジと刷版の下エッジとの距離です。
•"材料サイズに合わせて縮小"
このオプションを選択すると、用紙レイアウトはプレートのフォーマットに合わせて縮小されます。この際レイアウトの内容は完全に出力に再現されますが、用紙レイアウトは元の倍率では再現されません。場合によっては、縮小によって非常に細い線が失われることもあります。拡大縮小は自動的に行われるため、"縮尺"パラメータは使用できません。
•"出力をキャンセル"
用紙レイアウトがプレートのフォーマットより大きいときイメージセッター出力はキャンセルされます。
パラメータ"縮尺"
このフィールドには、水平および垂直方向の拡大縮小倍率(パーセント)を入力します。出力の際用紙レイアウトがこれに対応して縮小又は拡大されます。用紙レイアウトが歪曲して出力されるのが望ましくない場合は水平、垂直方向に同じ拡大縮小倍率を入力するようご注意ください。
"ミラーリング"オプション
このオプションを有効化すると、用紙レイアウトはオリジナルとは反転されて出力されます。DTPアプリケーションでのドキュメント作成において出力のミラーリングオプションが有効で、ドキュメントが鏡像にミラーリングされている場合に、このオプションが役立ちます。"ImpositionOutput"シーケンスで"ミラー"オプションを有効化するとこの場合にはドキュメントが反転されないでイメージセッターで出力されます。
"フレキソシリンダの直径に合わせる"オプション
前提条件:このオプションは、出力装置タイプ"Tiff-Bエクスポート"でのみ使用できます。
このオプションでは、Flexo刷版を露出させる場合に、フレキソシリンダの直径を考慮して、フレキソプレートの材料厚さを自動的に調整することができます。
背景:Flexo刷版を露光する場合、版の厚さと圧胴の半径を使用してひずみのバランスを計算する必要があります。そうでない場合、露出の質に悪影響を及ぼします。古いPrinect Managerバージョンでは、X方向の倍率を手動で入力する必要がありました。オペレータは、正しいス倍率を自分で計算しなければなりませんでした。
計算式は次のとおりです:
倍率 X方向 = 100.0 * (1 — (プレート厚さ / 0.5 * シリンダの直径))
"フレキソシリンダの直径に合わせる"オプションを有効にすることにより、倍率を自動的に計算して設定することができます。ImpositionOutputシーケンスでフレキソシリンダの直径を入力するだけです。
自動計算でフレキソプレートの正しいデータを考慮するには、Tiff-B Export Engine Managerにフレキソプレートの材料特性を入力する必要があります。
Tiff-B Export Engine Managerで、材質"Flexo"を選択し、プレートパラメータを入力してわかりやすい名前を割り当てます。被印刷物を含まない 材料の厚さに注意してください!
適切なフレキソ版材料が定義されている場合は、"面付け"オプションのImpositionOutputシーケンスで"フレキソシリンダの直径に合わせる"オプションを有効にし、適切なシリンダの直径を入力し、"レンダリング"オプションで定義されたフレキソプレート材質を選択する必要があります: