このオプションを有効にすると、動的なマーク(動的マークを参照)が、現在の値で置換されます。このオプションでは、プルーフ出力時のマークの様式も定義できます。
"Acrobat用代替低解像度イメージ"オプション
このオプションが有効になっている場合、PDFドキュメント上のイメージをAdobe Acrobatでクイック表示するための低解像度のイメージが別に作成され、PDFドキュメントに加えられます。Acrobatでドキュメントを開く際には、高解像度のイメージの代わりにこのモニター解像度の代替イメージが、画面表示に使用されます。その結果、ドキュメントを開くスピードが速くなります。印刷出力や拡大して見る場合には、高解像度のオリジナルイメージが使用されます。
注記:Prinect Cockpitでは、例えば、"ジョブ"エリアで開いたジョブの"ページ"オプションまたは"1up"でドキュメントをダブルクリックすると、そのドキュメントのプレビューをAcrobatで開くことができます。ドキュメントに低解像度の代替イメージが存在する場合は、これがプレビューに使用されます。
"... 以上であれば"では、オリジナルイメージがどの解像度以上の場合に代替イメージを作成するかを設定します。"間引く"では、作成する代替イメージの解像度を設定します。デフォルトの解像度"72dpi"は、ほとんどのモニタ表示に十分です。
"プレフライト"シーケンスの完了時には、場合によっては、PDFページにおいて解像度の低い代替イメージが計算されていました。必要であれば、こうしたイメージの解像度をさらに小さくすることが可能です。
"可能ならば高解像度イメージを置換"オプション
このオプションが有効で、編集した文書に解像度の低い代替イメージがある場合は、低解像度の代替イメージだけが残るように、高解像度のイメージを文書から削除します。代替イメージは、"Acrobat用代替低解像度イメージ"オプションを有効化にして作成できます。
"可能ならば高解像度イメージを置換"オプションを使えば、例えば、顧客によるモニターチェック用にコンパクトなPDFファイルを作成して、メールで簡単に送信することができます。
前提条件:高解像度イメージが削除されるのは、ページ上にそのイメージに対する低解像度の代替イメージが存在する場合のみです。
"すべてのマークを削除"オプション
このオプションを有効化すると、すべての動的マークがドキュメントから削除されます。
オプション"ページが割り当てられていない場合、または、ブランクページしか割り当てられていない場合は、すべてのマークを削除する"
デジタル印刷では、印刷機のメーカーで、印刷されたページに従って計算されます。そのため、ブランクページにマークを印刷すると不必要な経費が発生します。このオプションを有効にすると、用紙ページが空の場合に、レイアウトで定義されたマークがすべて削除されます。こうすることで、マークしかないブランクページが不必要に出力されることを防止します。
"ポストスクリプト を削除"オプション
このオプションは"SendBookletPDF"で生成されたドキュメントをデジタル印刷として出力する必要があるときにしか効果を持ちません。このオプションを有効化すると、一部のマークに含まれるポストスクリプトコードは削除されます。
刷版又はフィルムイメージセッターへの出力にこのオプションは何ら効果がありません。
"トラッピング削除"オプション
トラッピング機能は、複数の分版を重ね刷りする際に、位置合わせミスによって生じる版ずれをカバーするために使用します。プルーフ目的では(トラッピング線のチェックを特に希望する場合を除いて)トラッピング線は必要なく、ファイルサイズだけが大きくなります。そのため、プルーフ目的の場合はこのオプションを有効化することを推奨します。
"色出力"パラメータ
この設定により、特別なスポットカラーの種類("ダイライン"、"透過"、"インスペクションレベル")が"ImposePDF"での出力の際に処理される方法を指定できます。
•"ダイライン"(又は"プルーフカラー")のカラー種類はプリネクトシグナステーションによりマークレイヤーで使用されているスポットカラーで、これでページ及び用紙の境界がラインとして表示されます。これらのラインはプルーフ出力用にのみ意味があります。イメージセッター出力の際は削除されなければなりません。
•"透過"タイプのインキは原則的に塗装インキです。
•"インスペクションレベルカラー"はハイデルベルグインスペクションコントロール用マークしか含まない特別な分版(PDF内の"インスペクションレベル")です。これらのマークはプリネクトシグナステーションにおいてはプロパティ"インスペクションコントロール用マーク"用に定義可能です。
次のオプションから選ぶことができます:
•すべての色はジョブ設定に準拠
ジョブ設定において指定されている限り、全ドキュメントの中に含まれている色は、存在する場合もある分版 "ダイライン"/ "透過" / "インスペクションレベル"を含めて出力されます。
•"ダイライン"タイプ以外の全色:
ジョブ設定において指定されている限り、全ドキュメントの中に含まれる色は、スポットカラー"ダイライン"を除き、出力されます。
•"透過"タイプのカラー以外の全色:
ジョブ設定において指定されている限り、 全ドキュメントの中に含まれる色は、"透過"タイプの色以外すべて出力されます。
•"ダイライン"又は"透過"タイプ以外の全色:
ジョブ設定において指定されている限り、 全ドキュメントの中に含まれる色は、"ダイライン"及び/又は"透過"タイプ以外すべて出力されます。
•"ダイライン"タイプの色のみ:
分版"ダイライン"のみが出力されます。この設定により、ページと用紙の境界のみを表示する(FormProof)のみ表示するPDFドキュメントが生成されることができます。
•インスペクションレベルカラーのみ:
このオプションが選択されると、ImposePDFシーケンスは対応するインスペクションコントロールマーク付き"インスペクションレベル"のみ含むPDFドキュメントを生成します。これらのドキュメントはインスペクションコントロールから利用することができます。このオプションを選択すると、選択リスト"検査レベルを自動的に作成"で検査レベルの自動作成をパラメータ化できます。
"ボックスを描画"オプション
ページ、 裁切り、 紙、 用紙各オプションを有効化することで、 それぞれの特定の寸法が特殊なスポットカラー"プルーフカラー"で校正時に出力されるよう設定できます。切り抜きパスも描画されます。
"破線"オプション
このオプションを有効化すると、枠が破線で示されます。
パラメータ"線幅"
ここでは、枠線の線幅を入力できます。
この選択リストを使用できるのは、選択"カラー検査レベルのみ"の場合だけです。ここで、自動的に作成される(または、作成されない)検査レベルを設定できます。設定した検査レベルはクリップパスから取得します。
検査レベルの自動作成には次のメリットがあります:
•すべてのアップを包括する検査レベルをより精確に作成できます。
•外部ツール(PDF Toolbox)を使って検査レベルを手動で作成する必要がなくなります。
•PDF Toolbox は、集中的に点検する必要のある個々のオブジェクトのマーキングでしか使用しないので、少ない手順で検査レベルを作成できます。
"Proof/DieLineカラーをノックアウトに設定"オプション
このオプションを有効化すると、オブジェクトは特別なスポットカラー"プルーフカラー"又は"ダイライン"タイプの色で "ノックアウト"にセットされ、その下のオブジェクトは隠されます。この結果、通常はオーバープリントされる"プルーフカラー"が、暗い領域でも見えるようになります。(それ以外の場合プルーフカラーは暗いペーンでは見えません)。
パラメータ"プルーフにおいてマークを低い網点面積率で表示"
ここに100%より小さい値を入力すると、プルーフでマークが相応に低い網点面積率で出力されます。これにより全体の用紙レイアウトがマークを含め"ImposePDF"による出力の際に表現され、他方ではマーク印刷のためには、PDFドキュメントがプルーファに出力される際プルーファインキが節約できます。
"B&W 面内の ProofColor を K に変換"オプション
このオプションは、形式校正が白黒で出力される場合に役立ちます。このオプションを有効化すると、"ProofColor"カラーで定義されている全てのオブジェクトがKに変換されます。ですから、形式校正をカラーで出力する必要がありません。
"マークフォントが存在しない場合の代替フォント"オプション
マークで定義されているフォントがPrinectサーバーにない場合、このオプションを使えます。このオプションを有効化すると、足りないフォントが編集フィールドに入力したフォントで置換されます。