Primefire 106印刷機の"レイアウト設定"タブ

このタブの使用可能なオプションは、Primefire 106印刷機に合わせられているため、この機種で役に立たないオプションは提供されません。他のオプションは適切に合わせられています。

IconNote00332.png

注記:面付けの仕上がりサイズは、プライムファイア 106印刷機では通常、PDFドキュメントから取得されます。

リストボックス"用紙"

印刷材料の選択で、その幅と高さが表示されます。用紙デジタル印刷機に該当:レイアウト領域に表示される印刷材料の用紙は、オペレーターが印刷機の前に立って見たときの、印刷機内でのその用紙の向きと同じ向きで表示されます。その場合、用紙は印刷機を右から左に流れます。それにより、"幅"の値は、用紙の進行方向への広がりを表し、"高さ"の値は進行方向に対して垂直の広がりを表します。

選択リスト"出力条件"

使用される紙に定義されている出力条件をここで選択します(出力条件による機械のパラメータ化を参照)。

"レイアウト"領域

"列"と"行"パラメータと、"反復"オプションを使って、題材の列・行数を必要に応じて反復するようパラメータ化できます。

"行 / 列"オプション

ここで、印刷用紙上のアップ/折り丁の数を定義します。

必ず、1枚の印刷用紙あたり1枚の折り用紙から開始します。つまり、折り用紙1を印刷用紙1上に、折り用紙2を印刷用紙2上にというように配置します。

"反復"オプションは、"行"および"列"フィールドに2以上の数が入力されている場合に限り機能します。

"反復"なしの"行"

"行"と"列"のフィールドにはそれぞれ数字1が入力されており、"反復"オプションは有効になっていません。

step_digital_printing00333.jpg

b_primef_1-1.png

 

各用紙には、別のサブジェクトまたは別の折り用紙が配置されます。

"行"フィールドに"2"を入力します。"反復"オプションは無効です。

次にサブジェクト1と2は上下に置かれます:

step_digital_printing00334.jpg

b_primef_1-2.png

 

"反復"ありの"行"

"行"フィールドに数字"2"を入力し、"反復"オプションを有効にします。

どちらの場合も、2つの同一のサブジェクトが上下に配置されます:

step_digital_printing00335.jpg

b_primef_1-2-w.png

 

反復あり行と列:

"行"と"列"フィールドに"2"を入力します。"反復"オプションは有効です。

4つの同一のサブジェクトを各用紙に配置します:

step_digital_printing00336.jpg

b_primef_2-2-w.png

 

"回転"オプション(角度アイコン)

この選択リストは、面に配置されたすべてのページ/折り丁に対する回転角度を設定できます。ページ本文はこの時、一緒に回転します。

回転角度は時計回りに0°、90°、180°または270°を使用できます。

IconNote00337.png

注記:プレビュー領域で"レイアウト"表示を選択する場合、ページの調整は"A"のマークで表示されます。

"垂直/水平方向の間隔"オプション

これらのオプションを使用して、ページや折り丁間の垂直方向および水平方向のを設定できます。

gap_vertikal00338.png 

垂直方向の折り用紙の間隔。

 

gap_horizontal00339.png 

水平方向の折り用紙の間隔。

余白と回転角度の個別折り用紙設定

"列"または"行"フィールドに"1"より大きい数値が登録されると、"レイアウト設定"タブの下領域にグラフィックが表示され、単一の折り用紙の調整と折り用紙間の間隔を個別に設定できます。

グラフィックのオブジェクトをクリックすると、各折り用紙の調整を個別に変更できます。この回転はプレビュー領域で表示されます。

b_digiprint_rotate00340.png

 

この回転で、単一のオブジェクトが面で回転します。

これと異なり、選択リストから回転角度を設定すると面に配置されているすべてのオブジェクトのレイアウト全体の調整が設定されます。

例:面で折箱が複数箇所に配置されています。パラメータ:列 = 2、行 = 2、反復 = オン。プレビュー表示"レイアウト"が設定されています。

回転角度設定 =  "0°"。グラフィックの右上折箱が回転:

b_digiprint_primefire_rotate_1.png

 

回転角度設定 "90°"。グラフィックの右上折箱が回転:

b_digiprint_primefire_rotate_2.png

 

折箱のレイアウト全体が 90°回転し、右上の折箱はグラフィックに対応する別の折箱に向かい合わせで180° 回転します。

選択リストの回転角度設定は印刷用紙にあるオブジェクトのレイアウト調整の回転に作用します。グラフィックでクリックして適用される回転は他のオブジェクトに相対して単一のオブジェクトの回転に作用します。

"印刷範囲の間隔"オプション

入力フィールドに印刷範囲の垂直と水平の余白を印刷用紙の左下端にある基準点に設定できます。水平の余白のフィールドは、"水平方向にセンタリング"オプションが有効になっている場合は操作できません。

"水平方向にセンタリング"オプション

このオプションを有効にすると、印刷範囲が水平方向に用紙の中央に配置されます。

"アップ位置"領域

この領域では、アップの位置(ラベルなど)を付随する折り用紙に対して正確に調整できます。このとき、アップの仕上がりボックスが折り用紙に対して調整されます。この編集は、アップの大きさが様々か、または折り用紙に対して正確に一致しない場合にのみ必要となります。以下の手順で行います:

1.プレビューで"用紙"表示を選択し、オブジェクトのデティールを十分正確に検出できるズームファクターを選択します。

2.プレビュー領域でコンテキストメニューコマンド"表示 > ボックス/寸法"を呼び出します。

step_digital_printing00341.jpg

b_digiprint_primef_position.png

 

3.選択リストの"アップ位置"領域で、抜き型の中央または左下端にあるアップの調整をしたいかどうか選択します。

4.X/Y方向に移動させるには、アップが折り用紙に正確に調整されるまで、フィールドに値を入力して設定します。ここでマイナス値を入力することもできます。入力フォーカスを変更するか、タブキーを押すと、プレビューに変更が表示されます。

"裁ち落とし"オプション

"裁切り"フィールドで、裁切り("Bleed")の寸法を設定できます。

"裁切り"は、ページ仕上がりボックスの外にさらに印刷される最大幅を指定します。例えば裁ち落とし3mmが決められると、PDFでより大きい本文エリアが仕上がりボックスの外に定義されている場合でも、3mm広い空白がページ仕上がりボックスの外に印刷されます。