"デジタル印刷"ウィンドウの真ん中の部分には、面付け済みの用紙レイアウトのプレビューが表示されます。
注記:ページリストまたはドキュメントの画面で、ダブルクリックで個々のページをAcrobatで開くことができます。
注記:ロール材料を印刷材料として使用する場合は、プレビュー領域に、機械内のロール材料の送り方向が矢印で表示されます。
ドキュメントまたはページリストのプレビューウィンドウ左領域にマウスカーソルを当てると、仕上がりボックスとメディアボックスの寸法を表示するコンテキストメニューが表示されます。
用紙プレビューでは、現在表示されている用紙に関するさまざまな情報を読み出すことができます:
•用紙の寸法(1)は用紙の左上隅に表示されます。
•印刷できない余白(2)には、ピンクの色が付けられます。
•裁ち落としおよびトリム(3)は破線で示されています。
•仕上がりボックスの寸法(4)は仕上がりボックススの右下隅に表示されます。
•用紙の署名 (ラベル) (5)には、次の情報が含まれています:
·用紙番号。
·ジョブの用紙全体の数。
多くの場合、例えば多数のデータセットを含むPDF/VTドキュメントを編集する場合、ジョブのために何枚の用紙を作成するかを知ることが重要です。レイアウト設定によって用紙上のページ/サブジェクトの列数または行数が変更された場合、用紙数は自動的に再計算され、更新されます
·表ページか裏ページかどうかの表示。
•用紙の定義またはアセンブリに問題がある場合は、用紙の左上隅に警告サインが表示されます。関連するツールチップは、より多くの情報を提供します。
ページ表示の上側には、次の要素が入った"ツールバー"があります。
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ここでは、用紙レイアウトの表示手段を選択できます。 |
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このツールを使用してプレビュー画像コンテンツを移動できます。 |
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このツールを使用すると、用紙レイアウトで長さ測定を実行できます。寸法ラインを引く際に同時に切替キー(Shiftキー)を押したままにすると、寸法ラインは水平または垂直でしか描かれません。 |
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このツールを使用すると、プレビューの表示スケールを設定できます。 |
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ビューをページ幅およびページ高さに合わせて調整します。このボタンを使って、ページのビューを調整して、印を付けたページの幅と高さを表示ウィンドウに正確に合わせます(コンテキストメニューコマンド "幅を適合" か "高さを合わせる" に応じて)。 |
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このツールを使用すると、画像の一部をルーペで拡大できます。 |
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このツールで、オブジェクトについて表示された情報をマウスカーソルの位置で保持します。 |
このリストでは次の表示形式の中から選択できます。
•用紙
この表示形式では、印刷用紙と(割り当てられている場合は)オリジナルのページ本文が表示されます。表示されたドキュメントページの面付けページ番号(PDFで定義されたページ番号ではありません)が各ページでグレーの背景に白いフォントで表示されるので、用紙上でのページの配置を確認できます。ページに画像が含まれている場合は、画像がマルチカラー(すべての分版)で表示されます。この表示では、印刷結果のプレビューが得られ、各ページエリアで計測ツール、ルーペツール、情報ツールを使用できます。用紙パラメータや拡大率が変更されると、表示がその度に再計算されるため、表示が完全に表示されるまで時間がかかることがあります。
•レイアウト
この表示ではページの本文が表示されない用紙レイアウトのクイックビューを確認できます。下の印刷材料の面とは色が異なるように、ページはグレーの面で表示されます。ここでも、グレーのフィールドにページ数が表示されます。ページの回転方向はそれぞれ、アルファベット"A"で表示されます。
このビューはページや用紙のパラメータを素早く表示して修正する場合に利用します。用紙ビューと異なり、表示の計算には特に時間はかかりません。
•分版
この表示では、ページ内で定義されている分版がすべて、隣り合わせになった用紙としてカラーで表示されます。印刷ジョブに、例えば4つのプロセスカラーが定義されている場合、分版は、印刷機で印刷される順序で表示されます。設定した表示スケールでは、すべての分版が同時に表示できない場合は、横方向のスクロールバーが表示され、それによって分版を切り替えることができます。
•見開き
前提条件:見開きは単ページレイアウトでは使用できません。
この表示では、ドキュメントページを"仮想パンフレット"として画面で確認できます。ドキュメントページは開かれたパンフレットと同じような2ページレイアウトで表示されます。パンフレットの左および右の角を左マウスボタンでクリックしてドラッグすると、ページを前後にめくることができます。プレビューエリアのツールはすべて、このビューでは使用できません。
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このツールを使用すると、用紙部分表示が可能なズーム率が設定されている場合に、マウスを使用して、表示されている画像の中身を移動することができます。マウスカーソルをプレビューの上に置いて左マウスボタンを押すと、マウスカーソルが開いた手の形に変わり、マウスボタンを押したままにすると、画像の中身を移動することができます。 |
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このツールを使用すると、"用紙"、"レイアウト"、"分版"のプレビューエリアで長さと角度を計測できます。計測ツールは次のように操作します。 |
1.計測アイコンをクリックしてツールを起動します。
2.左マウスボタンで計測する距離の開始点をクリックし、マウスボタンを押し続けます。
3.マウスカーソルを計測する距離の終了点までドラッグします。マウスカーソルの隣のフィールドに、計測した距離の長さと、水平線に対する角度が表示されます。水平線(x軸)から反時計回り(上側の半円)の角度を測定するときは、プラス値としてカウントされます(180°まで)。時計回り(下側の半円)の角度を測定するときは、マイナス値でカウントされます(-180°まで)。
測定ラインをドラッグするときに切り替えキー(Shiftキー)を押したままにすると、可能な方向が90°の角度に制限されます。れそにより、正確に水平および垂直な距離を測定することが可能です。
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ズームツールを使用すると、"用紙"、"レイアウト"、"分版"、"インキ使用量"の表示スケールを設定できます。これは2種類の方法によって可能です: |
•マウスクリック:ズームツールアイコンを起動してから、プレビューエリアのどこかをクリックします。クリックするとズーム率が2倍になります。例えば、ズーム率が33%が設定されている場合は、66%に上がります。"Alt"キーを押したままクリックすると、ズーム率が半分になります。マウスカーソルの表示がプラス記号からマイナス記号に変わります。
•ズーム率リストからの選択:ズームツールの隣にあるリストボックスでも、表示されているズーム率の中からどれか1つを選択すると、拡大を直接設定できます。
ズーム率のリストが開かない場合は、現在設定されているズーム率が表示されます。
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表示されたページのそれぞれの詳細を正確に調べるには、"用紙"、"レイアウト"、"分版"、"インキ使用量"のビューでルーペツールを使用します。 |
1.まず、ルーペアイコンの隣のリストボックスで希望の倍尺を選択します。一番大きい尺度は"1 x"で、一番小さい尺度は"1/16 x"です。
2.ルーペツールを起動し、調べたい箇所の上で左マウスボタンを押したままにします。ルーペウィンドウが表示されます。小さい円で囲まれた十字線の中心が拡大された領域の中心を表します。大きい円の中には選択した倍尺で詳細が表示されます。
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情報ツールを使用すると、"用紙"、"レイアウト"、"分版"のビューでページの各オブジェクトに関する詳しい情報が得られます。 |
1.情報ツールを起動します。
2.プレビューエリアで、情報を取得するオブジェクト(画像、テキストオブジェクト)をクリックし、左マウスボタンを押したままにします。そのオブジェクトが半透明で表示され、その上に情報ウィンドウが表示されます。
ウインドウは3つの領域に分かれ、以下の情報を表示します。
上部エリア |
用紙の名称、用紙の表面と裏面 |
中央エリア: |
PDFファイル(原版)からの情報: •カラー定義(スポットカラーもある場合は、分色取りと各カラーの割合) •色空間 •オブジェクトタイプ(イメージ、テキストなど) •はめ込まれたカラープロファイル(存在する場合) •ノックアウト・オーバープリント情報 |
下端範囲 |
カラー値、印刷で使用される方法(出力設定に応じて): •分色取りと各カラーの割合(スポットカラーもある場合) |
3.マウス位置を変えずに、左マウスボタンを繰り返しクリックします。ワンクリックでオブジェクトが切り替わり、それに応じて値が下端範囲で更新されます。このとき、現在のオブジェクトがそれぞれプレビュー内でマークされます。このように、別のオブジェクトの値も素早くページ上で測定でき、場合によっては、重なり合うオブジェクトの値を個別に測定および比較できます。
プレビューエリアのレイアウト表示の上で右マウスボタンを使用してコンテキストメニューを呼び出すと、次のオプションが表示されます。
幅を調整 |
拡大倍率は、レイアウトタイプ(一次または二次レイアウト)が設定されてから1枚の印刷用紙または2枚の印刷用紙(表側と裏側)の全体幅が並存してフォーマット一杯に表示ウィンドウで描写されるように設定されます。 •シングルレイアウト(表面のみ)では常に、プレビュー領域の幅が一杯に使用されるように用紙の幅が表示されます。 •ダブルレイアウトでは、プレビュー領域の幅が一杯に使用されるように表面および裏面が並存してそれぞれ表示されます。 |
高さを調整 |
拡大倍率は、引脱用紙の全体の高さがフォーマット一杯に表示ウィンドウに描写されるよう設定されます。 •シングルレイアウト(表面のみ)では常に、プレビュー領域の高さが一杯に使用されるように用紙の高さが表示されます。 •ダブルレイアウトでは、プレビュー領域の高さが一杯に使用されるように表面および裏面が並存してそれぞれ表示されます。 |
前の表示 |
最後の描写変更前に示された表示(ズームファクター)が回復されます。 |
表示 —> ページ番号 |
このコマンドでコックピット特有のページ番号をオンまたはオフにします。
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表示 —> ボックス/寸法 |
このコマンドでページボックス(領域 "裁ち落とし"および"トリム"参照)をオンまたはオフにします。裁ち落とし枠は緑色で、仕上がりサイズ枠は青色で表示されます。
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表示>印刷できない余白 |
印刷できない余白が設定されている場合(オプション"印刷できない余白"を参照)、印刷できない余白の表示をこのコマンドでオンにします。印刷できない余白は透明な赤い枠で表示されます。
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表示 > 警告 |
このメニュー項目では、警告の表示を有効または無効にすることができます。
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表示 > 透明のバックグラウンド |
このメニュー項目では、背景を"透明"に切り替えます。つまり、印刷材料またはページの背景が消え、プレビューウィンドウの背景が輝きます。この機能で、印刷された領域を透明の印刷材料上に表示することができます。
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PDFマークを追加 |
このコマンドでPDFファイルとして存在するマークを用紙に追加できます。このとき、コンテキストメニューが、マークを挿入したい用紙のところで、ずれずに開かれる必要があります。"PDFマークプロパティ"ダイアログが開きます("PDF マークプロパティ"ダイアログ参照)。 |
削除 |
このメニューコマンドは、マウスカーソルが追加されたPDFマークの上にある場合にのみ使用できます。PDFマークは削除されます。 |
プロパティ |
このメニューコマンドは、マウスカーソルが追加されたPDFマークの上にある場合にのみ使用できます。"PDFマークプロパティ"ダイアログが開きます("PDF マークプロパティ"ダイアログ参照)。 |
色の測定 |
このメニューコマンドは、マウスカーソルが、スポットカラーで定義されているテキストまたはグラフィックのオブジェクトの上にある場合のみ、使用できます。このコマンドで、テンプレートを測色装置で測定することによってオブジェクトに別のスポットカラーを割り当てられます。"色の測定"ダイアログを開きます("色の測定" ダイアログ参照)。 |
代替カラーを割り当てる |
このメニューコマンドは、マウスカーソルが、プロセスカラー(RGB、CMYKなど)で定義されているテキストまたはグラフィックのオブジェクトの上(イメージの場合は上ではありません)にある場合のみ、使用できます。このコマンドで、すでにジョブ内にあるスポットカラーをオブジェクトに指定したり、スポットカラーをスポットカラーテーブルからインポートしたり("カラーをインポート"ダイアログを参照)、またあるいは新たなスポットカラーを定義することができます。"新規カラー"ダイアログを開きます("新規カラー"ダイアログ も参照)。このダイアログで、"色の測定"ボタンでも、測定装置を使用した測定によってスポットカラーを特定できます("色の測定" ダイアログを参照)。 |
紙を割り当てる |
このコマンドで、コンテキストメニューが開かれたページに別の用紙を、一般設定されたものとして割り当てられます。システム構成に存在し従来の用紙と同じフォーマットを示す用紙のみが使用できます。例えばA3ページにA4用紙は割り当てられません。 |
分版 |
表示モード"用紙"では、個別に各用紙に対して固有の分版をコックピットでの表示のためにオンまたはオフにできます。このとき、無効にされた分版の持つ配分がカラー表示から割り出され、プレビューでは、各用紙のオンになった分色取りのみを表示します。通常、すべての分板は有効になっています。 注記:"外部カラー"(フレキソプレート)を分版表示することも可能です。 |
選択リスト (1) でシステム内で既に認識されたPDFマークファイルを選択できます。"インポート"でPDFマークファイルをPrinectサーバのファイルシステムで選択してインポートできます。PDFマークファイルが、Prinectサーバの"PTConfig"または"PTJobs"フォルダ、もしくは"PTDocs"フォルダで記憶されていて、そこからインポートされることを推奨します。
"表面印刷"および"裏面印刷"オプションで、どの用紙ページにマークをそれぞれ挿入するのか設定できます。
"X"および"Y"ウィンドウではマークの位置が表示されます。
ショートカットボタン (2) をクリックすると、マークが自動的に表面および裏面に挿入されます。改めてクリックするとリンクを再び保存します。
角度のリストボックスでは、マークの向きを90 °ごとに設定できます。
オプション "印刷領域の幅/高さに制限"
このオプションを有効化すると、マークがサブジェクト寸法ではみ出さないよう、自動的に確認されます。
コンテキストメニューコマンド"代替カラーを割り当てる>カラーテーブル"で、プロセスカラー(RGB、CMYKなど)に、システムで利用可能なスポットカラーテーブルからスポットカラーを指定できます。
このダイアログでは、プロセスカラーに存在するテキストまたはグラフィックのオブジェクトに、新しいスポットカラーを割り当てられます。
"ソースカラー"領域に、オブジェクトのカラーチャネルが表示されます。
新しいスポットカラーを定義するために、以下が使用できます:
•手動でカラー値(L*a*b*またはCMYK)をダイアログに入力できます。
•カラー値は接続された測色装置を使用して測定できます(Windowsパソコンのみ)。このためには、"色の測定"ボタンをクリックしてください("色の測定" ダイアログ参照)。
その後、"名前"フィールドで新しいスポットカラーに名前を付け、"OK"を押して確認します。
注記:色の割り当ては、選択したオブジェクトでのみ作用します。
カラー値の手動エントリに加え、カラーテーブルのカラープルーフ測定によっても新しい色を追加できます。
前提条件:現在サポートされているのは、測色装置X-Rite EyeOneのみです。測定開始前に、測定が行われるコックピットワークステーションに測色装置が接続され、スタンバイされている必要があります。ターゲットカラーと測定するカラーのプルーフが準備されている必要があります。この機能はWindowsパソコンでのみ使用可能です。
測定装置X-Rite Eye OneのRev. Eを使用する場合、選択リスト"フィルター"に、適切な測定モードの付いた以下のフィルターの一つを選択できます。
•なし(M0):この設定は測定装置X-Rite Eye Oneの旧バージョンから唯一のオプションとしてサポートされています。
•M1(規格化されたライトD50):Rev. E以降
•M2(UVライト):Rev. E以降
注記:フィルターの設定は必ず測定前に行ってください。測定後の入れ替えは不可能です。
カラープルーフの測定は、以下の手順で行います:
1."キャリブレーションを開始"をクリックして測定装置を初期化してください。
測定装置が接続されていないかドライバがインストールされていない場合、エラーメッセージが表示されます。
2.セルフキャリブレーションが終了したら、"測定"の"ターゲットカラーの測定"オプションを有効化し、測色装置のセンサーをターゲットカラーのプルーフにセットします。その後、測定装置の左横にあるボタンを、測定された色の対応するL*a*b*値が"ターゲットカラー"ウィンドウ内で表示されるまで押し続けてください。
3.続いて、測色装置のセンサーを測定する色がある対象物にセットします。その後、測定装置の左横にあるボタンを、測定された色の対応するL*a*b*値が"測定されたカラー"ウィンドウ内で表示されるまで押し続けてください。
"測定結果"には、測定結果の適用オプションが2つあります。
·"新規ターゲットカラー"オプション: ターゲットカラーの測定値を測定結果として適用します。
·"異なるターゲットカラー"オプション: このオプションでは、異なるターゲットカラーが測定値として適用されます。異なるターゲットカラーは次の計算式で特定します。
CD = L*a*b*T + (L*a*b*T - L*a*b*P)
CD = 異なるターゲットカラーで、L*a*b*T = ターゲットカラーとL*a*b*P = 印刷色になります。
4."適用" をクリックしてください。測定された色のL*a*b*値は、テーブル内の新しいカラー項目または選択されたカラー項目内に引き継がれ、"色の測定"ダイアログが閉じられます。
"キャンセル"をクリックすると、カラー項目で変更が行われることなく"色の測定"ダイアログが閉じます。
注記:このダイアログで行った設定は、ログインしたユーザーがウィンドウを閉じた後も保持され、後で"色の測定"ダイアログを再度開いても、コックピット内の他の場所で使用できます。