ライセンステーブル
ライセンステーブルには、ライセンスサーバに登録されたライセンスとそのプロパティが一覧表示されます。ライセンスリストは、操作パネルのコンポーネント(操作パネル を参照)によるフィルタリングや限定が可能なため、フィルタ条件に合致するライセンスのみが表示されます。
テーブルでは、[ワークステーション]カラムの各行のエントリが、1個の製品ライセンスに相当します。
オプション表示が非表示になっていない限り、他のカラムの各行の項目は、1つのオプションに相当します(ライセンスオプションの表示/非表示ボタン を参照)。
注記:ライセンスと製品、オプションの関係についての詳細は、「ライセンスとオプション」を参照してください。ライセンスとオプションを参照)
注記:[ワークステーション]カラムの三角形アイコンをクリックすると、ライセンスに含まれるオプションを表示または非表示にできます。コントロールバーのボタンを使って、すべてのライセンスのオプションを同時に表示または非表示にできます(ライセンスオプションの表示/非表示ボタン を参照)。
ライセンステーブルには以下のカラムがあります:
•ワークステーション([ワークステーション] カラム を参照)
•製品/オプション([製品/オプション]カラム を参照)
•状態([状態]カラム を参照)
•インスタンス([インスタンス]カラム を参照)
•既使用([既使用] カラム を参照)
このカラムには、ライセンスサーバでライセンスされているすべての製品に対して一つの行があります。このカラムにはそれぞれ、ライセンスの割り当て状態が表示されます。ライセンスには次の状態が考えられます:
•割り当て済:
このライセンスは、一つのワークステーションに割り当てられています。カラムにはアプリケーションPCのPC名が表示されます。
•未割り当て:
このライセンスは、(まだ)どのワークステーションにも割り当てられていません。ワークステーションには三角形の警告マークが表示されます。
固定ライセンスには(割り当て済みまたは未割り当て)、製品シリアルナンバー(PSN)も表示されます(製品シリアルナンバー(PSN) を参照)。
•浮動:
「浮動」ライセンスは、どのワークステーションにも固定で割り当てられず、必要に応じて異なるPCで使用できます。
このカラムには次の情報が表示されます:
•Prinect製品の名前
•製品のバージョン番号
•ライセンスID
ライセンスIDによって、取得した Prinect ライセンスを識別します。IDはスタートモードを有効にするために必要です。
•ライセンスキー
その製品が有効なライセンスによって有効化されている場合、ライセンスキーが表示されます。期限付きライセンスの有効期限が切れたなどの理由で、有効なライセンスがない場合は、ライセンスキーは表示されません。
•ライセンスオプション
ライセンスオプションは表示または非表示にできます(ライセンスオプションの表示/非表示ボタン を参照)。オプションが表示されている場合のみ、[状態]および[インスタンス]、[既使用]カラムの内容が表示されます。
このカラムには、個々のライセンスオプションの有効状態が表示されます。5種類の状態があります:
•永久
緑色の丸いマークが付きます。永久的に使用できるオプションです。
•期限付き
黄色の時計マークが付きます。ライセンスの有効期限も表示されます。
•デモモード
眼のマークが付きます。ライセンスの有効期限も表示されます。
•スタートモード
三角形のマークが付きます。ライセンスの有効期限も表示されます。
•ライセンスされていません
ダッシュ記号が表示されます。このオプションは使用できません。
このカラムには、1個のオプションで使用可能な「インスタンス」数が表示されます。インスタンスの数は、オプションをシステム環境内で同時に使用できる回数を表します。
例えば、「Prinect Cockpit」で各オプションに対して20のインスタンスが使用可能な場合、20個のCockpitアプリケーションを同時に使うことができます。これ以上のアプリケーションを使用したい場合は、まず、他のCockpitインスタンスを1個終了する必要があります。
固定ライセンスと浮動ライセンスには、複数のインスタンスがライセンスされている可能性があります。
いくつかのオプションでは、許容されるインスタンスの最大値が示されます(例:「1 (max 3)」など)。この例の場合、1個のインスタンスがライセンスされていて、最大3個のインスタンスがライセンス可能であることを意味します。このためには、新しいライセンスキーが必要になります。
このカラムには、ライセンスされたオプションのインスタンスのうち、現在何個が使用中であるかが表示されます。
注記:使用するインスタンスに関する情報は、ライセンスサーバの要求によってのみ同期されるため、常に最新の状態であるとは限りません。情報を更新するには、[ライセンス概要を更新]ボタンをクリックします([ライセンス概要の更新]ボタン を参照)。
マウスの左ボタンでこのカラムのエントリをクリックすると、このインスタンスが現在どのPCで使用中であるか示されます。複数のライセンスが利用可能で、それらが現在使用中の場合は、該当するライセンスオプションが使用されているすべてのコンピュータが表示されます。
浮動ライセンスの場合は、[使用中]カラムのコンピュータ名をクリックすると、該当するコンピュータのライセンスを解除できます。解除後5分以内に該当するアプリケーションを起動すると、他のコンピュータでこのライセンスを使用できます。コンピュータ名をクリックすると、警告ダイアログが表示されるので、ここでライセンスの解除を確定してください。
この方法によって、ライセンスに空きがない場合でも、浮動ラインセンスでアプリケーションを使用できます。
例:
あるスタッフが、1つしかない浮動ライセンスでアプリケーションを使用し、終業時にこれを終了しなかったとします。コンピュータがパスワードで保護されている場合、そのスタッフが再び出勤するまでライセンスがブロックされてしまいます。このような場合、License Managerで上記の方法に従ってこのコンピュータのライセンスを解除し、他のコンピュータで使用可能にできます。