Prinect Signa Stationギャングサーバによる自動付け合わせ(「Auto Ganging」)

様々なタスクを計画して、自動的に付け合わせ最適化レイアウトを作成できます。時間制御されるこれらのタスクが、Prinect Signa Statioギャングサーバによって適切に処理されます。その際、設定した付け合わせフォルダが特定の条件(紙、納品日など)に基づいて検索され、用紙の利用率が十分に良好で生産コストが低ければ、Prinect Signa Statioギャングサーバによって自動的に付け合わせフォームが作成されます。そしてこれをもとに、Prinect Integration Managerで新規ジョブが作成されます。

IconPrerequisite.png

前提条件:Prinect Signa Stationサーバ以外に、「Gang & Sheet Optimizer」ライセンスがあることが前提条件です。

AutoGanging_Workflow.png

 

手順1:付け合わせタスクを設定するための準備作業(時間制御、フィルタ規則、処理設定、付け合わせタスクの設定を参照)

自動フロー:

時間制御に従ってジョブが開始され、命名規則に基づいて名前が付けられます。(2)
必要なら、ユーザーが直にタスクを開始することも可能です。

フィルタ条件に基づいて付け合わせフォルダが検索されます。(3)
[計画されたタスク]ダイアログの状態表示で、処理段階が分かります。

ジョブ内で、設定した製品部品テンプレートに保存されたパラメータによって、集めた単一ジョブの処理が実行され、最適化が開始されます。(4)

結果が用紙ごとに評価され、良好と判断されたすべての用紙が、Prinect Integration Managerに転送されます。(5)
逆に、評価基準を満たさない用紙は削除され、そこに配置された付け合わせジョブは再び「付け合わせフォルダ」に戻されます。

その後、結果レイアウトが標準の出力フォルダに書き込まれます(レイアウトへのパスは[計画されたタスク]ダイアログにも表示されます)。最適化前または最適化中にエラーが発生した場合は(適合する付け合わせジョブが見つからない、条件を満たす用紙がない等)、これが情報として表示されます。

最適化済みレイアウトの出力用の出力パラメータセットで、「Prinect」が出力ワークフローとして指定されている場合は(装置:「Prinect」およびバリアント:「Prinect Cockpit xx (JDF経由)」)、レイアウトが自動的にPrinectシステムに送信されます。これをもとに、Prinect Signa Stationによって、Prinect Integration Managerで新規ジョブが作成されます。
ジョブ番号/ジョブ名の設定に応じて、レイアウトは、既存または新規のPrinectジョブにインポート可能です。

付け合わせタスクの設定

タスクの自動処理のために以下の設定を行う必要があります:

AutoGanging_Workflow_Icon_New_Job.png

 

Prinect Integration Managerで直にジョブを作成するために、出力を制御する出力パラメータセットを定義します(「装置」、「Prinect」、「バリアント」、「Prinect Cockpit (JDF経由)」など)。

[リソース > 出力パラメータセット]

プレートテンプレートを定義し、[出力]で希望する出力パラメータセットを割り当てます。

[リソース > プレートテンプレート]

AutoGanging_Workflow_Icon_Rating.png

 

最適化方式を制御し、(場合によっては)用紙面の利用率が不十分な用紙を除外するための評価基準を含む、用紙最適化パラメータを定義します。

[リソース > 用紙最適化パラメータ]
最適化設定の使用および用紙最適化の詳細設定を参照)

AutoGanging_Workflow_Icon_Work.png

 

処理用の製品部品テンプレートを定義します。

製品部品テンプレートで:

[製品部品テンプレート]で「付け合わせ最適化」モードに設定し、「Prinectジョブの作成」機能を有効化します。

[プレート]でプレートテンプレートと出力パラメータを割り当てます。

[最適化]で希望する用紙最適化パラメータを直に設定するか、事前に定義した用紙最適化パラメータセットとして割り当てます。

[リソース > 製品部品テンプレート]

AutoGanging_Workflow_Icon_Filters.png

 

フィルタ規則を定義

「付け合わせフォルダからジョブをインポート」ダイアログまたはリソースの左ペインで、様々な条件を含む複数のフィルタを定義できます。フィルタは、ダイアログの表示に影響を及ぼすだけでなく、タスク作成時に選択することもできます。例えば、付け合わせフォルダを特定の印刷材料や納品数量に基づいて絞り込むために、フィルタを使用できます。

[ツール > 付け合わせフォルダからジョブをインポート]
付け合わせフォルダからジョブをインポートを参照)

AutoGanging_Workflow_Icon_Tasks.png

 

タスクを計画する

ここで、自動的に実行されるタスクの、本来の定義を行います。ジョブの命名規則を定義し、処理用に作成された製品部品テンプレートと、使用するフィルタ規則を割り当てます。

[ツール>計画された付け合わせジョブ]
計画された付け合わせジョブ を参照)