四角形クリップパスは、[1アップインスペクタ/裁ち落とし/左/右/下/上]で定義できます。
クリップパスが抜き型ファイルですでに定義されている場合があります。このクリップパスはグラフィックウィンドウに表示されます。そのためには、抜き型ファイル内のクリップパスの線種が、[パッケージ]手順の[クリップパスの線種]で定義したものと同じである必要があります。
CFF2ファイルでクリップパスが定義されていない場合は、デフォルトで1アップのバウンディングボックスがクリップパスとして使用されます。
クリップパス編集の前提条件は以下の通りです。
•[パッケージ]モードのジョブまたはモンタージュジョブである。
•グラフィックウィンドウで [折り用紙/モンタージュブロック/抜き型] タブが選択されている。
•1アップを選択している。
選択した1アップの線が別の色で表示される:
クリップパス = シアンとブラックの破線、抜き型 = マゼンタ
編集モードに切り替えると、クリップパスの角の頂点が、正方形のマークで強調されます。
注意:クリップパスを編集した後に 「Prinect Signa Station Packaging Pro」または「Label Pro」オプションを起動すると、変更が失われます!そのため、パッケージジョブではクリップパスの編集をPrinect Signa Stationのレイアウトで直接行わず、最初からPrinect Signa Station Packaging ProまたはLabel Proで行うことを推奨します。
クリップパスの編集には以下のツールを使用できます:
この「ペン先」ボタンは、グラフィックウィンドウ>[折り用紙/モンタージュブロック/抜き型]タブ>グラフィック表示の下のボタンバーにあります。
ペン先ボタンは、左マウスボタンでオンオフが切り替わります。このとき、グラフィックウィンドウではマウスポインタもペン先の形になります。
クリップパスはペン先カーソルで編集できます。ペン先カーソルには3つのモードがあります。モードは、ペン先ボタンのコンテキストメニューで選択できます。これを行うには、有効なペン先ボタンを右クリックまたは下記のショートカットを使用します。ペン先ボタンからどのカーソルモードが設定されているか確認できます。
ここで、3つのモードの機能について説明します。
クリップパスラインを左マウスボタンでクリックします。これで、このラインの頂点(角ポイント)を選択します。2つの頂点のうち1つは、「十字」(固定ポイント)で示され、他方は赤い枠で示されます。選択した頂点間に、新たに頂点を挿入する際、挿入した「新しい」頂点を含むことにより(挿入モード)、線の方向が変わります。
1つの頂点をクリックして選択し、マウスボタンを押した状態で移動することもできます。選択した頂点が移動されます。
複数の頂点を選択する場合は、[Shift]キーを押します。これを行っても、カーソルは変わりません。選択した頂点のうち1つを左マウスボタンでクリックします。マウスボタンを押した状態で、選択したライン全体を移動できます。
注意:すべての多角形パスが削除されると、1アップのバウンディングボックスに戻り、ツールは貼り付けモードになります。
ペン先モードの変更またはクリップパスの編集は、以下のショートカットを使用して実行することもできます:
•[Ctrl]キー + 線をクリック:ポイントを追加
•[Ctrl]キー + [Alt]キー + ポイントをクリック:ポイントを削除
•[Shift]キー + ポイントをクリック:ポイントを選択あるいは選択を解除
•[Ctrl]キー + A:グラフィックウィンドウでのみ、すべてのポイントを選択
•左マウスボタン+四角形を描画:グラフィックウィンドウでのみ、複数のポイントを選択
•[Ctrl]キー + X:グラフィックウィンドウでのみ、すべての選択したポイントを削除
プラス記号付きのペン先ボタン:
ペン先カーソルをクリップパスの近くに移動すると、プラス記号が表示されます。
クリップパスラインをこのカーソルでクリックすると、新しい角が設定されます。マウスボタンを押した状態で、この角を移動することができます。
注記:ショートカットを使用してペン先カーソルにプラス記号を付けることもできます。これを行うには、キーボードの[Ctrl]キー(PC)または[Command]キー(Macintosh)を押します。
マイナス記号付きのペン先ボタン:
ペン先カーソルを角の近くに移動すると、マイナス記号が表示されます。
このカーソルで任意の角をクリックすると、その角を削除できます。残った2つの角の間にクリップパスラインが描画されます。