バージョンクラスタを使用する場合の例(複数の製品部品)

バージョンクラスタを作成することによって、合計ページ数やページサイズが各バージョンで異なるバージョニングされたジョブを作成および加工したり、1つの折り用紙にあるバージョンをバリエーションを使用せずに複数の印刷用紙に分配したりできます。

1.ブラウザウィンドウに移動し、製品部品のコンテキストメニューで[製品部品をバージョンクラスタに変換する]コマンドを選択します。

Versioning00317.jpg

VersTpumwandeln.png

 

製品部品からバージョンクラスタが作成されます。バージョンクラスタはとりあえずデフォルトで1個の製品部品で構成され、この製品部品にすべてのバージョンが含まれます。これは基本的にはまだ、製品部品をバージョンクラスタに変える前の状態とまったく同じです。[印刷用紙]に、出力される印刷用紙が表示されます。

Versioning00318.jpg

VersVersionsverbund.png

 

バージョンをそれぞれに加工できるようにするためには、まず必要数の製品部品コピーを作成し、それからこれらの異なる製品部品に、そこで加工したいバージョンを割り当てます。

Versioning00319.jpg

VersTpduplicate.png

 

2.製品部品を選択し、コンテキストメニューの「製品部品を複製」コマンドを選択します。製品部品のコピーが作成されます。このコピーにはまだバージョンが割り当てられていません。

3.複製された製品部品の手順を開き、必要に応じて製品部品を変更します(他の合計ページ数を入力するなど)。

Versioning00320.jpg

VersBearbeitung.png

 

 

4.変更した製品部品に、ここで加工したいバージョンを割り当てます。そのためには、「製品部品でアクティブなバージョン」テーブルで、該当するバージョンのチェックボックスを有効にします。そのバージョンが「すべてのバージョン」で自動的に無効になります。

各バージョンが、いずれかのバージョン要素(= 製品部品)に正確に割り当てられます。

5.個々の製品部品を編集し、製品部品にバージョンを割り当ててから、[バージョニング]手順を呼び出します。

Versioning00321.jpg

VersVerbundinsp.png

 

6.[バージョニング>印刷用紙]手順で印刷用紙を作成および編集します:

「自動規則」オプションで「印刷用紙を作成」機能をコントロールします。

「印刷用紙を作成」機能によって、既存のすべての印刷用紙が削除され、必要数が新たに作成されます。その際、ほとんどのバージョンが割り当てられているバージョン要素の、折り用紙リストとバージョンリストが考慮されます。その後、このバージョン要素のすべての折り用紙とバージョンが分配されます。

VersVersiobearbeitung.png

 

残りのバージョン要素の折り用紙は、手動で分配する必要があります。

バージョンクラスタに関する注意点

いずれかの製品部品で変更を行うと、バージョンクラスタの名称が赤字で示されます。これは、バージョンクラスタを同期する必要があることを意味します(ブラウザウィンドウおよびコンテキストメニュー)。

バージョンクラスタでリストのいずれかの項目をダブルクリックすると、該当する製品部品にダイレクトに移動し、再び戻ることができます。

リストで、個々の設定を変更できます。例えば、リストで直接、必要部数を変更できます。