プレート上にマークしかない場合、ブラックプレートを、ジョブの他のプレートと一緒に出力することも可能です。これは例えば、カラー印刷したプラスチックシートからカードを打ち抜くために、打ち抜き機が別のBlack分版として必要とする打ち抜き線などに該当します。その際、ブラックが内容データに含まれているか否かが影響を与えてはいけません。
そのためにはマークが「無彩色マーク」で、カラーエイリアスに割り当てられる必要があります:
1.該当するマークは「無彩色」マークでなければいけません。つまり、「カラーコメントを無視」オプションでインポートされたか、Prinect Signa Station のマークエディタで作成されたものである必要があります。
2.これらの無彩色マークは、マークエディタまたはマークインスペクタで、カラーエイリアスに割り当てられます。図の例では、Cockpit で識別しやすいように、カラーエイリアスの名前が「打ち抜き線」に変更されています。
3.Cockpit では、このカラーエイリアスが追加の行としてカラーテーブルに表示されます(1)。場合によっては、このために[カラーリスト]オプションを「すべてのカラー」に設定する必要があります(2)。
4.これで、カラーエイリアスのターゲットを「ブラック」に設定できます。出力しないプロセスカラーが「無視」に設定されます(3)。
5.「空の分版を出力」オプション(4)を有効にすると、「ブラック」のカラーエイリアスが、追加で作成するカラーとして Cockpit のプレートタブに表示されます。