付属の標準ICCプロファイルに加えて、使用する用紙の種類ごとにカスタムICCプロファイルを作成できます。これにより、標準プロファイルと比較して色再現性を大幅に向上させることができます。
Prinect Cockpit では、用紙が選択されると、この用紙に適合する割り当てられたICCプロファイルが自動的に選択されます。これを行うには、「デジタル印刷」ステップで「用紙の種類に応じた自動選択」オプションのみを有効にする必要があります。
必要な測定データは、それぞれのデジタル印刷機に標準試験用紙を印刷し、その結果を比色計で測定することによって決定される。これから、ICCプロファイルが簡単な方法で計算される。
ICCプロファイルは他のソフトウェア(例えば、Prinect Color Toolbox)で作成してからDigital Engine Managerにインポートすることもできます。
生成されたICCプロファイルを複数の類似の用紙に使用する場合は、そのプロファイルをコピーしてそのコピーを他の用紙の1つに割り当てます。
選択したICCプロファイルをエクスポートすると、ファイルシステムに保存されます。たとえば、測定を繰り返すことなく、別のマシンにインポートして同じ用紙で使用することができます。
Konica Minolta FD-9
FD-9では、厚みのある紙に印刷されたテストチャートも測定できます(厚さ1 mmまで)。
内蔵されたイメージスキャナが、チャートを自動的に揃えます。X-Rite iSisの場合のように印刷物を正確に断裁する必要がありません。
•1500個のカラーパッチは4分、2500個のカラーパッチは7分
•テストチャート 45-330 mm (W) x 170-1500 mm (L) x 0.05-0.45 mm (D)
•最小パッチは6x6 mm
•用紙ごとのカラーパッチ:最大1394個 (DIN A4) または2928個 (DIN A3)
•自動フィード用のAuto-Sheet-Feederオプション
X-Rite i1 iSis 2
X-Rite i1 iSis 2では、多くのDIN A4テストチャートおよびDIN A3テストチャート、3つのチャートに分かれた輪転印刷機のストリップ(例:「IT874_Visual_iSis_1_3」、「..._2_3」、「..._3_3」)を自動測定できます。
DIN A3テストチャートとテストチャートストリップは、読み込む前にカットする必要があります。カットする際は以下の点に注意してください:
•テストチャートはなるべく真っ直ぐカットします。
•テストチャートの破線の外側約2 mmをカットします。破線は切らないでください。
注記:X-Rite i1 iSis 2のXLバージョンでは、DIN A3+/US Tabloidまでの用紙を、カットせずに読み込むことができます。