作業工程レポート"サマリ"

作業工程レポート"サマリ"には、プリセットした印刷基準に従って、選択した作業工程の品質評価が表示されます。選択した OK シートは印刷標準のウェットカラーセットの値と比較して、印刷標準の許容値を使って評価します。その他は、継続印刷中に、すべての後続測定を OK シートと比較して、印刷標準の偏差を使って評価します。

"ジョブ品質"以外は、"サマリ"レポートに実際に測定した値が表示されます。

IconNote02664.jpg

注記:プリセットした印刷標準は Analyze Point のプリセットで変更できます。プリセット – 品質レポート を参照してください。

前提条件

前提条件 を参照してください。

照会基準

analyze_point_quality_summary_01.png

 

OK シート

ここで、OK シートとして品質評価に使用する測定シートを選択します。作業工程に表印刷と裏印刷がある場合は、1 つの測定シートを選択できます。

ここで選択した OK シートは次に関係します:

"ジョブ品質"と作業工程レポート"サマリ"で、プリセットした印刷標準に従って OK シートを評価します。

ジョブ品質"と作業工程レポート"サマリ"で、それぞれの継続印刷プロトコル用に、選択した OK シートを印刷した後の測定シートだけが評価されます。

デフォルトでは、次の印刷用紙がOKシートとして選択されます:

Prinect Axis ControlとPrinect Inpress Controlで適用:
Prinect 2017までは、最初の用紙は良紙カウンターをオンにした後に選択されます。Prinect 2017以降とPrinect Press Centerバージョン 15B.02は、測色装置のオペレータが OKシートとして定義した印刷用紙が選択されます。定義されていない場合は、最初の用紙は良紙カウンターをオンにした後、自動的に選択されます。

Prinect Image Control用に適用:
これは、最初の用紙は良紙カウンターをオンにした後に選択されます。

OK シートの表示された値の意味:

analyze_point_quality_summary_ok.png

 

最初の値は、測定時点の良紙の数です。

次の値は、測定時点の印刷シートの総数(良紙とヤレ紙)です。

括弧内の値は測定番号です。

"サマリ"レポート

analyze_point_quality_summary_02.png

 

レポートのタイトル (1)

選択したロゴ (2)。ロゴ を参照してください。

ヘッドデータ (3):

ジョブについての情報

作業工程に関する情報

表印刷と裏印刷用のサムネイル (4)

OK シート:

測定番号 (5):
品質評価に使用した測定シートの番号。通常、最初の測定シートが選択されます。照会基準"OK シート"を使って、左側にあるナビゲーションでを手動でその他のと OK シートを選択できます。

OK シートの評価 (6):
状態アイコンを使って OK シートを評価します(状態アイコン を参照してください)。OK シートは印刷標準のウェットカラーセットの値と比較して評価します。

IconNote02667.jpg

注記:ここででテーブルに記載されている測定値だけが評価されます。例えば、ドットゲインの測定値がない場合は(セルに"-"と記載されている場合)、自動的に"OK"と評価されます。

それぞれのカラーの測定結果のテーブル (7):
OK シートのそれぞれのカラーについての Delta E、濃度、ドットゲインの測定結果。

·ローター測定値
この値は選択された印刷標準内の許容値外にあります。

·測定に"-"と記載されている場合:
この値はカラー測定装置のオペレータが測定しませんでした。

·測定にラボデータが見つかりません!:
測定プロトコルに必要な値がありません。原因:カラー測定は対応しないソフトウェアバージョンで実行されました。前提条件 を参照してください。

·印刷標準用のデータが見つかりません!:
カラーまたはペーパークラス用の値が印刷標準にありません。

測定条件 (8):
使用した印刷標準と使用したペーパークラス

analyze_point_quality_summary_03.png

 

OK シートの継続印刷コントロール:

枚数 (1):
良紙の総数

プロセス標準 (2):
使用した印刷標準

継続印刷の評価 (3):
状態アイコンを使って継続印刷を評価します(状態アイコン を参照してください)。本生産中の測定(良紙カウンタ)では、OK シートと比較して評価します。すべての作業工程の継続印刷評価のクイックビューのために、"印刷部数品質"列に状態アイコンが表示されます。印刷部数品質の表示 を参照してください。

IconNote02670.jpg

注記:ここででテーブルに記載されている測定値だけが評価されます。例えば、ドットゲインの測定値がない場合は(セルに"-"と記載されている場合)、自動的に"OK"と評価されます。

測定の数 (4):
継続印刷コントロールの際に考慮される測定シートの数。選択した OK シートを測定した後の測定値だけを考慮します。

許容範囲内 (5):
印刷標準に従って OK シートと比較した場合に、許容範囲内にある測定の割合。少なくとも 68% が許容範囲内にある場合は、継続印刷は"OK"と評価されます。

それぞれのカラーの測定結果のテーブル (6):
実施した測定のそれぞれのカラーについての Delta E (ΔE)、濃度 (D)、および、ドットゲイン (TWZ) の平均 (Mid)、最小 (Min)、最大 (Max) 値。

·平均 (Mid)
測定した印刷シートのすべての測定値の平均値

·最小 (Min) と最大 (Max)
測定した印刷シートのすべての測定値の最小平均値と最大平均値です。
まz、それぞれの測定シートの平均値を計算します。次の例で濃度を使って明確にします:

測定シート

平均濃度

測定シート 1

1.73

測定シート 2

1.63

測定シート 3

1.83

この例では、シート 2 の平均濃度 (1.63) が最小であり、測定シート 3 の平均濃度 (1.83) が最大です。

·ローター測定値
この値は選択された印刷標準内の許容値外にあります。

·測定に"-"と記載されている場合:
この値はカラー測定装置のオペレータが測定しませんでした。

·測定にラボデータが見つかりません!:
測定プロトコルに必要な値がありません。原因:カラー測定は対応しないソフトウェアバージョンで実行されました。前提条件 を参照してください。

·印刷標準用のデータが見つかりません!:
カラーまたはペーパークラス用の値が印刷標準にありません。

測定条件 (7)