ジョブからMDSへのマスターデータインポートのほか、ジョブをマスターデータに注入することができます。
例：ジョブが経営情報システムからインテグレーションマネージャーにインポートされるケース。このジョブは材料番号, 製品名、用紙の厚みからなる用紙データを含んでいます。MDSがこの用紙を認知している場合、ジョブをその他の用紙属性(例えば、用紙の種類、グラム品質、幅や高さ）で詳しく構成することができます。
インポートされたジョブは次のマスターデータで書き足すことができます：
•用紙（印刷材料）
•MDSに作成されたすべての承認者はジョブ内に統合することができます。
承認者としては1人または複数のプルーフ受領担当者を指定することができます。この担当者の確認後初めてジョブを印刷することができます。
•ジョブ内に担当者として申請している人が承認者として申請することもあります。
注記：インポートされたジョブでは既存属性は上書きされません。
"固有キー"とはデータセットを一意的に表す一つまたは複数の属性のことを言います。例えば用紙データセットは"番号"と"製品名" (JDF言語では"ブランド")によって一意的に識別されます。インポートされたジョブにこれらの固有キーを持つデータセットがあり、これらがMDSに知らされている場合、ジョブをMDSからその他の属性で補足することができます。
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用紙 |
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データセット認識のための"固有キー" |
•番号(材料番号) •ブランド名 |
この段落では、マスターデータがMDSからジョブに追加される方法が説明されています。
1."管理>システム"メニューに切り替えます。
2.プリネクトサーバの名前をクリックします。
3."JDF接続サービス"ペーンにスクロールし、"JDFインポート"ペーンで"プロパティ"ボタンをクリックします。
4."マスターデータの転送"を強調表示します。
5.必要なオプションの有効化または無効化。
·"印刷材料をジョブに転送"オプション
このオプションをオンにすると、用紙データがジョブに追加されます。これはジョブにおいて用紙データが不完全で、マスターデータで用紙データが全て登録されてある場合に、当てはまります。ジョブの用紙データはマスターデータでMDSに補充されます。
·"承認者のEメールアドレスをジョブに適用"、"担当者を承認者として作成"、"顧客ナンバーによってのみ顧客を識別"のオプションは、ジョブにおいて"承認者"に影響を与えます。よりよく理解するためにこのオプションについては段落ジョブ（JDFファイル）において一名または複数の承認者を定義する方法で詳しく述べます。
6."適用"ボタンをクリックします。