ジョブ(JDFファイル)において一名または複数の承認者を定義する方法

承認者はどんな機能を持っているか?

承認者は例えば"自動Eメール送信の顧客承認手順"のために必要です。この手順ではPDFフォーマットのプルーフデータ(普通、ページまたはフォームプルーフドキュメント)を直接Prinectコックピットから呼び出し、対応するジョブ依頼者(顧客)にEメールで送ることができます。

この"顧客承認手順"のために必要なシーケンス"SendAssembledPDF"では、"メッセージを送る" ペーンでオプション"コンタクト方法"承認の顧客側担当者が通常は有効です。

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これはジョブ(JDFファイル)の顧客データセットにおいて承認者とされている承認者のみにEメールが送られることを意味します。顧客データセットにあるジョブ(JDFファイル)に承認者が含まれていない場合は、Eメールも送られてきません。

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注記:ここでは承認者を定義するためにどんな可能性がジョブにあるかを述べるにとどまります。

ジョブ(JDFファイル)内で承認者を定義する方法

ジョブ(JDFファイル)で承認者を定義するためには次の可能性があります。

MDSのみから承認者を定義

Prinectコックピットで希望の承認者を持った顧客データセットが作成されます。そうするとプリネクトワークフローはMDSが"リードするように"構成されます。これはMDSのみが承認者をジョブ(JDFファイル)に書き込むことを意味します。それもジョブがプリネクトインテグレーションマネージャーにインポートされてからです。

しかし、顧客データセットのジョブ(JDFファイル)で承認者がまだ定義されていないことが条件になります。従って例えば経営情報システムが承認者をジョブ(JDFファイル)に書き込まないようにしければなりません。

この構成の長所はMDSで顧客連絡先リストにある数人の承認者を指定することができ、これが全てジョブ(JDFファイル)に書き込まれることです。これらの担当者は顧客管理において連絡タイプが"承認"として標識されていることが必要です。顧客の登録方法とこれを連絡タイプ"承認"として標識化する方法は顧客の作成をご参照ください。

承認者をManagement Information System (MIS) 経由だけで定義する

承認者は経営情報システム(MIS) を通してジョブ(JDFファイル)に書き込まれます。次にプリネクトワークフローは経営情報システム(MIS)がリードするように構成されます。このことはMDSがジョブ(JDFファイル)では承認者について変更をしないということを意味します。

承認者をジョブ(JDFデータ)の担当者経由で定義する

担当者はあなたの経営情報システム(MIS) によってジョブ(JDFファイル)に書き込まれます。プリネクトワークフローはジョブが担当者からプリネクトインテグレーションマネージャーにインポートされた後承認者が作られるよう構成されます。このことは、ジョブ(JDFファイル)ではジョブにおける担当者のみが承認者になるということを意味しています。

MDSのみから承認者を定義

プリネクトインテグレーションマネージャーでは"マスターデータの転送"ペーンでJDFをインポートする場合、"承認者Eメールアドレスをジョブに適用"オプション を有効にしなければなりません(1)。"承認者として担当者を定義"オプションを無効にします(2)。

"顧客番号のみによる顧客識別"オプション(3)を有効化できます。オプションが有効な場合、顧客番号が一致している場合のみ、MDSから承認者がジョブに適用されます。オプションが無効な場合、顧客番号と顧客名が一致している場合のみ、MDSから承認者がジョブに適用されます。

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Prinect Integration Manager の JDF インポートの設定

プリネクトワークフローで経営情報システムプリネクトプリナンスを使用する場合、"プリナンスJDF生成"ペーンのプリネクトプリナンスJDFコネクタで"担当者が承認者"オプションを無効にしなければなりません。

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Prinect Prinance JDF コネクタの設定

承認者をManagement Information System (MIS) 経由だけで定義する

プリネクトインテグレーションマネージャーでは"マスターデータの転送"ペーンでJDFをインポートする場合、"承認者Eメールアドレスをジョブに適用"オプション を無効にしなければなりません(1)。

"承認者として担当者を定義"オプションも無効にします(2)。

"顧客番号のみによる顧客識別"オプション(3)を有効化できます。オプションが有効な場合、顧客番号が一致している場合のみ、MDSから承認者がジョブに適用されます。オプションが無効な場合、顧客番号と顧客名が一致している場合のみ、MDSから承認者がジョブに適用されます。

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Prinect Integration Manager の JDF インポートの設定

プリネクトワークフローで経営情報システムプリネクトプリナンスを使用する場合、"プリナンスJDF生成"ペーンのプリネクトプリナンスJDFコネクタで"担当者が承認者"オプションを有効にしなければなりません。

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Prinect Prinance JDF コネクタの設定

承認者をジョブ(JDFデータ)の担当者経由で定義する

プリネクトインテグレーションマネージャーでは"マスターデータの転送"ペーンでJDFをインポートする場合、"承認者Eメールアドレスをジョブに適用"オプション を無効にしなければなりません(1)。

"承認者として担当者を定義"オプションを有効にします(2)。

"顧客番号のみによる顧客識別"オプション(3)を有効化できます。オプションが有効な場合、顧客番号が一致している場合のみ、MDSから承認者がジョブに適用されます。オプションが無効な場合、顧客番号と顧客名が一致している場合のみ、MDSから承認者がジョブに適用されます。

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Prinect Integration Manager の JDF インポートの設定

プリネクトワークフローで経営情報システムプリネクトプリナンスを使用する場合、"プリナンスJDF生成"ペーンのプリネクトプリナンスJDFコネクタで"担当者が承認者"オプションを無効にしなければなりません。

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Prinect Prinance-JDFコネクタの構成