Prinect Prinance からのマスターデータのインポート

マスターデータをMDSにインポートする1つの方法は、XMLファイル (ハイデルベルグ固有) またはXMLファイルのZIPアーカイブを使用する方法です。

Prinect Prinance はエクスポートの際に XML ファイルを作成して、これを Prinect Cockpit のマスターデータインポート用の入力ディレクトリ(ホットフォルダ)に置きます。インポートルールによるチェックの完了後(インポートの規則を参照)、含まれるマスターデータがMDSに書き込まれます。

どのマスターデータをインポートできるか

次のマスターデータはそれぞれXMLファイルにインポート可能です:

用紙のデータ記録:

顧客のデータ記録

スタッフデータセット

特記事項:スタッフレコードはPrinectコックピットでは表示作成されず、MDSに保存されます。Prinectコックピットにはユーザーだけが"分かり"、スタッフは分かりません。しかしスタッフデータセットをインポートする際に、どんなスタッフデータセットからも自動的にマスターデータストアのユーザーを一名作成するよう定義することができます。このユーザーはMDSとプリネクトプレスセンター/プリネクトCP2000センターの同期化を実行した場合、印刷機の現場のユーザーとすることもあります。これは特に運転データ検出のために重要です。

このマスターデータは一つまたは複数の"固有キー"によって一意的に識別され、必要な必須の属性を含んでいなければなりません。データセット別に固有キーおよび必須属性を次に示します。

XMLファイル用固有キー

これはデータセットを一意的に示す一つまたは複数の属性のことです。例えば用紙データセットは"番号"と"製品名" (JDF言語では"ブランド")によって一意的に識別されます。データセットのインポートの際は、固有キーに基づいてすでにデータセットがあるかどうかがチェックされます。

 

用紙

顧客

担当者

インポートのための"固有キー"

番号(材料番号)及び

ブランド名

顧客ID (顧客番号) または MisID

担当者IDまたはMisID

インポート用必須属性

番号(材料番号)及び

ブランド名

顧客ID (顧客番号)

"顧客"タイプの連絡先

コメント

用紙のサイズ(原料用紙サイズ)は必須属性ではありません。ジョブ(JDFデータ)からのマスターデータの展開の場合は、私的属性"HDM:RawDimension"の"Media Ressource"に原料用紙サイズが記載されています。現在プリネクトプリナンスだけにジョブが書き込まれています。