装置、コストセンター、および、作業手順をインポートする

Prinect Business Manager で作成した装置は、Prinect Integration Manager で新たに作成する必要はありません。Prinect Business Manager から、装置をコストセンターと一緒に MDS にインポートできます。

何が適用されますか?

装置にインポートの場合は、次のパラメータが Prinect Integration Manager に適用されます。

装置名

デバイスID

デバイスクラス (枚葉印刷機、折り機、デジタル印刷機等)

コストセンター
コストセンターは自動的にデバイスIDから作成されます。Business Manager はバリアントを認知しません。そのため、インポート後にコストセンターを点検し、必要に応じて調整する必要があります。

作業工程
作業工程は Prinect Business Manager の"アクティビティ"です。インポートの際、どのアクティビティが装置に割り当てられているか自動的に検知されます。アクティビティは作業工程に応じて割り当てられる必要があります。

接続方法
すべての装置はデフォルト"データターミナル"でPrinect Integration Managerにインポートされます。接続方法は、必要に応じて調整する必要があります。

その他の機械のパラメータ
上記のパラメータに加えて、例えばB 機種 (XL105、Labelfire、Primefire、その他)、印刷ユニットの数などの他のデバイス・パラメータがあります。これらのパラメータはPrinect Integration Managersの装置アシスタントで設定し、それぞれの装置を手動で点検し、必要に応じて調整する必要があります。

インポートに関する注記

データの更新はできません

装置が既に Prinect Business Manager から MDS にインポートされている場合は、新たにインポートする際に変更は適用されません。この場合は、Prinect Cockpit 内で手動で変更します。

1 台の装置についてマスターデータをインポートします。同時に複数の装置のマスターデータをインポートすることはできません。

手順

1.Prinect Cockpit で"管理 > システム"に切り替えます。

2.左の列で Prinect サーバーをクリックします。

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3.右側のページで"Business Manager 接続サービス" (1) までスクロールします。

4.[詳細] (2) をクリックします。

インターネットブラウザに"設定状態"ウィンドウが開きます。

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5."同期 > Business Manager から > コストセンター"に切り替えます。

このリストには、Prinect Business Manager で作成されているすべての装置が表示されます。

"is Synced"の列の属性が"Yes"で、既に MDS にインポートされている装置を確認できます。このデータセットは変更することはできません。Prinect Business Manager でデータを変更する場合は、Prinect Cockpit で手動で変更しなければなりません。

6.リストからインポートしたい装置を選択します。

7.[編集] をクリックします。

選択した装置の設定用に新しいページが開きます。

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8."DeviceID"(装置 ID)と"DeviceName"(装置名)の項目は変更する必要はありません (1)。装置は装置名と装置 ID と一緒に Prinect Business Manager から MDS にインポートされます。

下のリスト (2) には、Prinect Business Manager で作成されている"アクティビティ"(Prinect Cockpit の"作業工程")が記載されています。この装置用の再計算で使用するすべての"Activities"は、Prinect Cockpit で 1 つの作業手順に割り当てられていなければなりません。Prinect Cockpit で作成されている作業手順については、選択リスト"CostActions"で確認します (3)。

9.装置に必要な作業手順をすべて割り当てます。

装置には少なくとも 1 つの作業手順を割り当てなければなりません。その他の作業手順が必要である場合は、ここで直接に作成することができます (新しい作業工程を設定を参照)。

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10.リストで、1 つの作業手順を割り当てる"Activity" (1) に印を付けます。
この例では"Makeready"です。

11.選択リスト"CostActions" (2) から関連する作業手順を選択します。
この例では、"Makeready"を作業手順"基本準備"に割り当てます。

必要な作業手順がまだ作成されていない場合は、[New] をクリックして新しい作業手順を作成できます。新しい作業工程を設定 を参照してください。

12.[Assign] (3) をクリックします。

これで、アクティビティ"Makeready"が作業手順"基本準備"に割り当てられます (4)。

13.再計算で使用するすべてのアクティビティで手順 10-12 を繰り返します。

14.[Sync Device] をクリックします。

インポートが完了すると、自動的に"CostCenters"リストに戻ります。

15.設定を点検するために、Prinect Cockpitに切り替えてください。

16.コストセンターを点検してください。"管理 > 装置設定 > コストセンター"に切り替えます。

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17.さらなるデバイス設定を点検してください。"管理

> システム > <Prinect サーバー名> CMD"に切り替えます。インポートされた装置はここで自動的に作成されました。

18.コンテキストメニューの"編集"をクリックします。

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装置アシスタントが表示されます。

19.接続方法を点検してください。装置は自動的にデータターミナル装置として作成されました。必要に応じて調整してください。

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20."次へ"をクリックします。

21.その他のダイアログの機械設定を確認し、必要に応じて調整してください。

22.バリアントを点検してください。

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Prinect Business Manager はバリアントをサポートしていません。機械が割り当てられているコストセンターのみ認知します。一台の機械に複数のコストセンターを割り当てることができます。Prinect Integration Managerでは、これらのコストセンターはバリアントとして作成されています。

23."次へ"をクリックします。

24.必要な場合は、オプション"拡張ジョブチケットを有効にする"と"印刷を有効化"を有効にします。拡張ジョブチケットを有効にする と 印刷を有効化 を参照してください。

25."完了"をクリックします。
インポートと手動調整は完了しました。

新しい作業工程を設定

1 台の装置を Prinect Business Manager からインポートする際には、"Activities"に Prinect Cockpit の作業手順を手動で割り当てなければなりません。必要な作業手順が Prinect Cockpit でまだ作成されていない場合は、インポートの際に作業手順を直接作成できます。

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1.[New] をクリックします。

新しい作業手順を作成するためのダイアログが開きます。

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"CostActionID":ここに、ジョブ手順番号を入力します。この番号は Prinect Business Manager の"ActivityID"と一致する必要はありません。重要なことは、Prinect Cockpit 内のその他の作業手順用に設定されていないことです。

"CostActionName":ここに、作業手順の名前を入力します。関連する"Activity"("ActivityName")用に設定した名前と同じ名前を使用することを推奨します。

"JobRelated":作業手順を作成すると、同時に、同じ名前のオペレーション(PDA メッセージ)が Prinect Cockpit で作成されます。
後でオペレーションを機械でジョブに関連して収集する場合は、"Required"を選択します。

後でオペレーションを機械でジョブに関連なく収集する場合は、"Without"を選択します。

"OperationGroup":作業手順にオペレーショングループを割り当てます。オペレーショングループで、機械のオペレーション(PDA メッセージ)をグループにまとめて、その選択を分かり易くします。
通常、4つのオペレーショングループがあります。[New] をクリックして、その他のオペレーショングループを作成できます。

"TaskType":作業手順に時間の種類を割り当てます。
それぞれの時間の種類の意味については、時間のカテゴリと時間の種類の説明 を参照してください。

2."OK"をクリックします

作業手順が作成されて、選択リスト"CostActions"に表示されます。新しい作業手順に割り当てることができるのは 1 つの"Activity"だけです。

作成した作業手順は、Prinect Cockpit 内の"管理 > 装置設定 > 作業手順"でも確認できます。作業工程で、同じ名前のオペレーション(PDA メッセージ)が作成されて、作業工程に割り当てられます。