例:PDF ワークフローとレイアウトの承認

クイックガイド

この例では、PDFレイアウトの承認に必要なすべての手順を示します。これに含まれるのは、ユーザーおよび顧客の作成、"Qualify"および"SendImposedPDF"シーケンスを含むジョブの作成、PDFレイアウトの承認です。

Prinect Cockpit:ユーザーおよび顧客の設定

1.Prinect Cockpit:ユーザーおよび顧客の設定 に書かれている通りに進めます。

Prinect Cockpit:ジョブを作成

シーケンステンプレートの作成

シーケンステンプレートの作成は、シーケンステンプレートの作成の説明に従って行います。

異なる点:

SendAssembledPDFシーケンスではなくSendImposedPDFシーケンスをパラメータ化し、以下の点が異なります:

[ドキュメントを結合]ではなく、[Imposition]を開きます。

·ここには[最大サイズを超えた場合]および[承認フォーム]の設定があります。

·また、"PDF 出力"に加えて"別ファイルに表と裏"の設定をお勧めします。この場合、承認と承認の確定は、Eメールによってシート単位で行います。

[ページを承認]は、ここでは[面付けを承認]となっています。

新規ジョブを作成

ジョブを作成するには、Prinect Cockpit:新規ジョブを作成に記載される手順をすべて実行してください。

レイアウトをインポート

レイアウトは、手動でインポートすることも、[Add_Layout]シーケンスで自動的にジョブにインポートすることもできます。

この例では、レイアウトを手動でインポートします。

2.(開いているジョブで)手順[レイアウト]をクリックします。

3.[レイアウトのインポート]ボタンをクリックします。

4.[レイアウトの選択]ダイアログ:Prinect Prepress Manager のサーバ上で、フォルダに移動します。

[PTConfig\Diagnostics\Data\HDCity\Layout]

そして、[HDcityLayout102.jdf]レイアウトを選択します。

5.「OK」をクリックします。

6.[レイアウトのインポート]ダイアログ:

·レイアウトインポート時にレイアウトに合うページリストが自動的に作成されるよう、「新規ページリストを作成」オプションは有効のままにしてください。

·インポートされるレイアウトにパラメータ化されたSendImposedシーケンスを割り当てます。インポートを実行するには、[指定]をクリックし、シーケンスを選択します。

7.[インポート]をクリックします。

8.続いて開くダイアログで、プランニングアシスタントの起動が提案されます。[いいえ]をクリックします。

Web:顧客サイドでのアップロード

1.Web:顧客サイドでのアップロード に書かれている通りに進めます。

Prinect Cockpit:ジョブ内のジョブデータの編集

(1).顧客がアップロードを終えたのち、印刷会社の内部ユーザーは E メールを受信します。

E メールにはプレフライトリポートも添付されます。

(2).ページの顧客/生産承認:

この例では、ページ承認なしのレイアウト承認を示します。ジョブにはページ承認シーケンスは含まれません。ページ承認シーケンスがなければ、ページの承認状態に関係なく、レイアウト承認が可能です。つまり、ページの顧客/生産承認状態がなくても、レイアウトを承認できます。そのため、ここでレイアウトを直接、レイアウト承認シーケンスに送ることができます。

(ページ承認ありワークフローに関する注記:3つのページ承認シーケンスは、「PageProof」、「SendAssembledPDF」、「BookletProof」です。3つのシーケンスのいずれかもジョブに含まれる場合、レイアウトをレイアウト承認シーケンスに送る前に、ページの生産承認を行う必要があります。この場合、とりあえず顧客がページを承認しなければなりません(Web:ページの承認を参照)。その後、Prinect Cockpit において手動または自動でページの生産承認を行います。生産承認が顧客承認に自動的に続く場合は、ページ承認シーケンスの[ページ承認]で、「生産承認が顧客承認に自動的に続く」オプションを有効にします。すると、顧客承認後すぐに、レイアウトをレイアウト承認シーケンスに送ることができます。

3."ジョブ" > 作業手順 "面付け"をクリックします。

4.レイアウトをレイアウト承認シーケンスに転送します。

(レイアウトは完成している必要があります。[AutoSheet]シーケンスで、提出を自動化することもできます。Prepareシーケンスがないために警告が表示されるので、[続行]をクリックします。)

[承認]シーケンスが作動し始めます。

顧客承認がスケジュールされ、承認シーケンスでの処理がかなり進んでいる場合は、ジョブのステータス領域でそれが見えます。

Web:レイアウトの承認

レイアウト承認は、ページ承認と意味的には同じ手順で行います。Web:ページの承認を参照。

異なる点/注意:

レイアウト承認は、Web >開いたジョブ>[シート承認]タブで行います。

ジョブにページ承認シーケンスが含まれるときは、シート上の全ページが承認された場合のみ、シートの承認ができます。この場合はまず、[ページ / ページ承認]タブに行き、PDF ページを承認してください。[全ページを承認]カラムの信号が緑色なら、すべてのページが承認済みで、シート承認が可能です。

承認はシート単位で行います。[アクション]カラムで[承認]をクリックし、開いた質問ダイアログで、ページ承認と同じように対応します。WebインタフェースをEメールのリンクから開くと、最初に承認するシート用の質問ダイアログがすでに開いています。場合によっては[更新]をクリックして、変更された承認状態を表示させる必要があります。

Prinect Cockpit:顧客承認後にジョブを終了

印刷会社(内部ユーザー)は、承認ごとに確認メールを受け取ります。この例で推奨されるように、承認シーケンスで設定「表と裏を別のファイル」を選択している場合、承認されたシートごとにEメールを受け取ります。例えば「レイアウト全体を1つのファイル」を選択している場合、すべてのシートを一度に承認し、Eメールも1通だけ受け取ります。

その他の手順は、意味的にはPDFページのワークフローと同じです。Prinect Cockpit:顧客承認後にジョブを終了 を参照。