Coating Editor

Coating Editor

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Prinect PDF Toolbox で左に示すアイコンをクリックするか、メニューで[プラグイン > Prinect > PDF Toolbox > Coating Editor]を選択して、コーティングエディタを開きます。

このエディターでニスレイヤーが作成されます。ニスレイヤーは、印刷した製品の仕上げ(特にパッケージ産業で)に対して使用されます。
また、ガラス等に印刷する場合などに、ベースレイヤーを作成するために使用することもできます。

作成されたニスオブジェクトは、ページ上のすべての他のオブジェクトの上に置かれます。これは印刷順序にはまったく関係ありません。つまり、PDFで白の基本レイヤーが上にある場合には、当然このレイヤーを先に印刷することができます。

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注記:「アドバンスト > オーバープリントプレビュー」機能がAdobe® Acrobat®で使用できない場合、たいていは、ニスカラーのみがプレビューに表示されます。

 

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DFEのビデオは、コーティングエディターを使用して特別な色の「ラッカー」を作成する方法を示しています:ポストカードにCoating Editorでニス加工を施して作成して印刷します。

すべてのビデオチュートリアルの概要:Prinect Video Tutorials PDF Toolbox。

ニスカラー

[ニスカラー]セクションで、ニスカラーを定義します。リストボックスで、定義済みのニスカラーか、カラーテーブルのカラーを選択できます。[新規]で別のニスカラーを定義できます。既存のニスカラーの[変更]および[削除]も可能です。

色値

ニスレイヤーのカラーに対して0%~100%の濃度を入力できます。
右横のカラーパッチをクリックして、選択したニスレイヤーを濃度100%で塗布するか、または0%にして再び削除するか設定します。

 

新規...

ニスカラーとカラータイプを指定します:

1.新規のニスカラーを定義するには[新規]をクリックします。

 

o_lack03.png

 

2.ニスカラーに名前を付けます。

3.リストボックスで、ニスカラーのタイプを選択します。選択肢:「透明」、「不透明」、「不透明&無視」、「DielLine」、「普通」。新規作成することにより、オペークホワイトを、被覆するニスカラーとしても定義できます。

4.リストボックスから色空間を選択して、新しいニスを定義します。
ニスの定義用に表示されるテキストボックスは、選択した色空間に依存します。

5.カラーデータを入力し、「OK」をクリックします。新規カラーがリストボックスに表示されます。

 

変更

新規のニスカラーを編集するには、「編集」をクリックします。手順については、「 新規......」を参照してください。

 

削除

ニスカラーの定義をニスカラーリストから削除できます。

 

マージン

ここで、ニスをチョークするかスプレッドするか設定します。

正確に/スプレッド/チョーク

ここでスプレッドまたはチョークモードを有効化し、望みの幅を入力して単位を選択します。チョークに対しては、値の前にマイナス記号を入力する必要があります。「正確に」には値を入力できません。

スプレッド/チョークでは以下から選択できます:

ラウンド:

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マイター:

line_join_spitz1.jpg

 

オブジェクト

「オブジェクト」グループでは、ニスを施すオブジェクトを定義できます。次のオプションが可能です:

 

ページ全体

ここではニスを施すページ全体を選択します。他のすべては選択から外されます。

 

範囲

選択したボックスの範囲がニス塗り範囲に指定されます。

 

テキスト、グラフィック、ビットマップ、イメージ、ブレンド、背景

ここでは、ニスを施すオブジェクトを設定します。オブジェクトが相応に定義済みである必要がある点に注意してください。

 

カラー選択

分版/領域のオプションを選択することで、自動ニスの適用を制限することができます。このオプションにより、例えば、100% Black専用のニス、または、(他のスポットカラーには適用されない)CMYKオブジェクト専用のニスを作成できます。

また、カラー選択によって、クリッピングパスがなくても、画像を白い背景なしでニス塗りできます。そのためには「すべて」のカラーを、0-200などの特定の範囲に制限します。

このニスはテキスト、ビットマップ、グラフィックスのみに適用されます。

 

ページ範囲

ここで、これから編集する現在のファイル内のページを定義します(つまり、ニスはこれらのページに適用されます)。たとえばタイトルページなど、単一ページに対してのみニス塗りを適用することもできます。ページ範囲の指定を参照。

 

テンプレート/ロード

ニスレイヤーをテンプレートとして、別のPDFに保存できます。そして、このテンプレートは他のドキュメントに好きなだけ使えますし、新しいPDFドキュメントとして保存することもできます。

 

反転

既存のニス分版(単独分版)を逆にできます。「カラー選択」で逆にしたいニス分版を選択して、新たなニスカラーを作成し、「逆にする」をクリックします。その結果、「カラー選択」で選択した色に対して逆のニス分版が作成されます。

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注記:ニス塗りを複数のPDFページに適用することができます。[Shift]キーを押したまま[適用]をクリックします。表示されるウィンドウで、この処理を適用する複数の PDF ページを選択できます。

 

削除

このボタンをクリックすると、ニスカラーセットのすべてのニスレイヤーを削除できます。それには、マウスとキーボードで行った設定も含まれます。

 

適用

ニスレイヤーは、選択したオブジェクトに適用されます。

 

ステータス表示

該当のコーティングされたオブジェクト(テキスト、グラフィック、画像など)に関する情報が、ステータス表示に表示されます。

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