Prinect ImageViewerでジョブの印刷プレビューを確認できます。
•「Halftone Pattern Proof」オプションのライセンスがあれば、プレビューの解像度をイメージセッターの解像度に切り替えることができます。高解像度プレビューを参照。
この仮想チェックにより、選択したジョブの内容を速く決定できます。プレビューは、レイアウトや品質チェック、またすべてのイメージ要素が存在し正確であるか、ページレイアウトに適合しているか、およびカラー(処理およびスポットカラー)が正確に割り当てられているかをイメージング前に確認するために使用することもできます。
ジョブがまとめて処理される場合、すべての単一分版(コンポーネントジョブ)が「一緒に」存在します。このため、そのようなジョブのプレビューには、ジョブのすべてのカラーが含まれます。
同様に、ジョブにカラーのイメージや要素が含まれている場合には、プレビューは、多色で表示されます。
このモードでは、単一分版(コンポーネントジョブ)だけを開くことができます。
同様に、プレビューでは、常にコンポーネントジョブの単一カラー表示が表示されます。
「Halftone Pattern Proof」オプションがライセンスされている場合は、プレビューを元のイメージセッター解像度に切り替えて、高いズームレベルでスクリーンの詳細をチェックできます。
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プレビューに高解像度の表示が含まれる場合は、[プレビュー]タブを開くと、[解像度]リストボックスの横に赤色の矢印が点滅表示されます。 |
リストボックスにあるイメージセッター解像度に切り替え、必要に応じて低い解像度に切り替えることができます。
高解像度プレビューでは、そのページは現在高解像度で表示されているということをユーザーに知らせるために、プレビューでは「スクリーニングされた」イメージが表示されます。
プレビューオプション
プレビューイメージを検討し測定し表示するために、各種ツールを利用できます。このツールの適切な利用で以下の操作が実行できます:
•プレビューのページサイズと解像度についての情報を参照
•プロセス/スポットカラーまたはソート出力では、両方の組み合わせの単一分版を選択
•スポットカラーのCMYK画面表示を変更;変更されたカラー値は画面表示のみに影響し、ジョブデータと一緒に保存することはできません。
•ジオメトリデータの測定(長さおよび角度)
•カラーの測定(選択可能なセクションのpixelまたはドットパーセント)
•10,000 %までプレビューを拡大
•モニタ表示にICCモニタプロファイルを使用(コントーンに対してのみ)
[Prinect ImageViewer]ウィンドウの構造
ウィンドウの左ペインに、用紙またはページがコントーン画像として表示されます。設定したズーム倍率で表示されたプレビューに対して画像領域が小さい場合は、スクロールバーが表示されます。グラフィックの下にツールバーがあります。
Prinect ImageViewerウィンドウの右ペインには、プレビュー表示用の設定および表示領域があります。ここには以下の要素があります:
•画像処理の状態表示および解像度情報、表示形式情報が示される[情報]タブ
•画像の切り抜きを定義するための[ナビゲータ]タブ
•ジョブプレビューに含まれるすべてのプロセスカラー/スポットカラー分版と名前とカラーパッチ、カラー分版表示のオン/オフ機能
•ツールバーにあるツールのパラメータ用の表示ウィンドウ
このタブには、Printmanagerウィンドウを最大化/元に戻すボタンがあります。
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[最大化]または[元に戻す]をクリックすると、プレビューウインドウをPrintmanagerから切り離して全画面表示にしたり、再びPrintmanagerに戻したりできます。 |
イメージ表示の状態を表示する進捗状況表示バーが隣に表示されます。
1つは、名前とミッション形式の情報とディスプレイの解像度が表示されます。
[ナビゲータ]タブには、プレビューにロードされている画像の概観が表示されます。ナビゲータの使い方:
•プレビュー画像の一部だけが表示されるようにズーム倍率を設定すると、表示される部分がナビゲータでフレームで囲まれます。このフレームを動かすと、プレビューの切り抜き部分も相応に移動します。
•プレビューに全体画像が表示される場合は、ナビゲータでフレームを描画するか、外側のフレームを縮小することによって、切り抜く部分の大きさや位置を決定できます。
フレームの描画は以下の手順で行います:ナビゲータでマウスポインタをプレビュー上に置くと、マウスポインタがクロスになります。マウスの左ボタンを押しながら、プレビューの希望する領域を囲むように四角形を描画します。マスの左ボタンを放すと、ナビゲータプレビューでマーキングした領域が、左ペインの表示領域に表示されます。マーキングした領域(四角形)のサイズは、ナビゲータで変更または移動できます。
ナビゲータに切り抜きフレームが既にある場合でも、既存のフレームの外側に新しいフレームを描画して、新たに切り抜き部分を定義できます。既存の切り抜きフレーム内に新しいフレームを作成するには、[Alt]キーを押しながら描画します。
•ナビゲータに全面画像より小さなフレームがある場合は、このフレームをマウスで移動させて、切り抜く領域を新たに定義できます。そのためには、マウスポインタをフレーム内に置き、マウスの左ボタンを押しながらフレームを動かします。
あるいは、ズームツール(拡大鏡)を使用して、プレビュー画像の表示を拡大することもできます。この場合、ナビゲータ内の四角形は、プレビューに表示される領域を示します。
切り抜き領域を変更するには、マウスポインタをフレームの境界または角に合わせます。マウスポインタが二重矢印に変わります。マウスの左ボタンを押しながら、フレームのサイズを変更します。
切り抜き領域を移動させる場合は、マウスポインタをフレームの内側に置きます。マウスポインタが手の形に変わります。左マウスボタンを押しながら、ナビゲータウィンドウで切り抜き領域を移動します。
マウスポインタをナビゲータウィンドウ内の目的の位置に移動してから、左または右マウスボタンをクリックした方がすばやく行えます。切り抜き領域がクリックした位置に移動します。マウスポインタの十字線が、切り抜き領域の中心になります。
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[ナビゲータ]タブでは画像生成の進捗状況が表示されないため、画像生成中はツールバーに回転アイコンが追加で現れます。[情報]タブを参照。 |
ここに、開かれているジョブに含まれるすべてのプロセスカラーおよびスポットカラー、その名前、各々2つのカラーパッチが一覧表示されます。カラーパッチには、モニタ上のプレビュー画像のカラーと、印刷時に出力されるカラーが表示されます。
カラー名とカラー表示アイコン以外に、以下のカラムがあります:
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プレビューカラーの表示 |
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出力カラーの表示 |
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分版の表示切り替え |
機能の隣にあるチェックボックスをクリックして、機能をオンまたはオフに設定します。ボックスが示す状態は以下のとおりです。
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オプションが有効で、カラー分版が表示されます。 |
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オプションが無効で、カラー分版は表示されません。 |
[分版の表示切替]ボタンをクリックして、同時に Ctrlキーを押すと、クリックされたボタンが切り替わります。同時に他の全ての[分版の表示切替]ボタンは反対の状態に切り替わります。クリックしたボタンがオンになると他は全てオフになり、反対のケースではその逆になります。
カラー分版のプレビュー表示を有効または無効にするたびに、プレビュー画像が再計算されます。この間、進捗バーと「画像処理中」というメッセージが表示されます。
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ジョブにスポットカラーが含まれている場合は、カラー分版の表示領域のプロセスカラーの下の右のウインドウ領域に表示されます。スクリーンプレビューには、スポットカラーがCMYK表現で示されています。スポットカラーのCMYK表現の値は様々なソースから出ており、[プレビュー/カラー]ウインドウのスポットカラー表示ボタンをクリックすることにより変更されます。スポットカラーのCMYKスクリーン表示の変更を参照。1つのスポットカラーに有効なCMYK代替がない場合は、このスポットカラーはシグナルカラーで表示 (通常は鮮明なグリーン)され、カラー分版ほ表示領域にこのシグナルカラーにクエスチョンマークが付けられます。 |
注記:これらの設定は、画面表示にのみ影響し、イメージセッター出力には影響しません。
スポットカラーの名前のボタンをクリックします。ダイアログが開き、そこでスポットカラーの画面表示を変更できます。
スポットカラーのCMYK表現の値は、スライダまたは入力ボックスによって変更できます。
[現在の色]のボックスでは現在設定されている色が表示されています。[前の色]のカラー欄には前回設定された色が示され、[プリファレンス]の欄にはカラーテーブルの色表示が示されます。
カラーテーブルからカラーを使用するには、[デフォルト]ボタンをクリックします。[OK]ボタンで、現在設定されたカラーが適用され、 [キャンセル]で、設定を適用せずにウインドウを閉じます。
[OK]をクリックして設定を確定し、ダイアログウインドウを閉じます。
プレビューウィンドウの下のツールバーには、ツールバーがあります。左から右に向かって以下のツールがここで使用できます:
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ジオメトリデータ測定に対する規則 |
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測色用のピペット |
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画像内容を移動するハンドツール |
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プレビューをズームするための拡大鏡 |
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切り抜き露光 |
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ズーム倍率を選択するリストボックス |
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グリッド線の有効化 |
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分版の追加 |
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表面/裏面に追加するためのリストボックス |
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分版を裏面にミラー |
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紙白シミュレーションをオン/オフ |
[スポットカラー] |
スポットカラーの表示 |
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表示されるページのリストボックス(複数ページのジョブでのみ使用可能) |
[更新] |
画像表示を更新 |
[キャンセル] |
プレビューのキャンセル |
ジョブプレビューでは、ジオメトリ(長さと角度)の測定を行えます。この機能を使用すると、たとえばオブジェクトの配置とサイズをチェックすることができます。
手順:
1.ツールバーの中から測定ツール (「定規」) をクリックします。
2.設定・表示セクションのリストボックス(1)で、測定単位(pixel、inchまたはmm)を選択します。
(3).角度測定の場合:リストボックス(2)で角度測定の始点(右/左/上/下向き矢印)を選択します。この線から出発して、測定ラインに対する角度が測定されます。上に示す例では、左が始点で、角度測定の基準となる線は水平方向に右に向かいます。
(4).角度測定の場合:リストボックス(3)で角度の回転方向(逆時計方向/時計方向)を選択します。選択した方向で角度測定が行われます。
5.左マウスボタンを押しながら、測定したい長さに沿ってラインをドラッグします。必要な値が得られたら、マウスを放します。測定ラインは、新しいラインを描画するかツールを変更するまで保持されます。
注記:水平線、垂直線、または対角線の作成は、[Shift]キーを押しながら行うと簡単です。これらの線は、ベースラインから45°のステップで描画されます。
6.測定されたラインのジオメトリデータを読み取ります。
注記:測定ツールの始点にある緑色の矢印の延長方向は、角度測定の方向を表します。
•測定ラインの開始点の位置データ(xおよびy)
•測定ラインの長さ(d)
•0°から359.9°で測定される、選択した方向での測定ラインの角度
カラー測定ツール(ピペット)によって、選択した領域のカラー成分/総インキ量を特定できます。
手順:
1.ツールバーのカラー測定ツール(「ピペット」) をクリックします。
2.設定・表示セクションの[対象幅]リストボックスで、どの領域にカラー測定を適用するか設定します(8 x 8 Pixel、6 x 16 Pixel、Cursor Box、点滅Cursor Box、可視領域)。
3.画像内の測定したい位置をクリックします。
選択した領域のカラー値が測定されます。
4.右下で測定されたカラー値を読み取ります。
プレビュー画像内にスポットカラーがある場合は、スポットカラー成分も測定できます。測定データの上にあるリストボックスで、CMYKとスポットカラー値を切り換えることができます。
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拡大倍率を選択し、プレビューイメージの一部しか表示できない場合は、イメージ内容の移動ツール([ハンド])をクリックします。 |
イメージの一部にカーソルを置いて左マウスボタンを押しながらイメージセクションを移動することができます。イメージセクションはこのようにして移動できます。
ナビゲータウインドウでの画像切抜きの移動と異なり、プレビューウィンドウでの「ハンド」ツールによる移動は、非常に細かい位置決めが可能です。
表示は常に更新されるため、画像の表示に揺れが生じることもあります(ジョブのデータ容量とコンピュータの性能による)。高解像度データの場合には、表示の更新にしばらく時間がかかる場合があります。
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ズームツール(「拡大鏡」)を使用して、プレビューイメージの表示を拡大(1600 %まで)または縮小できます。この機能を利用して、たとえば見当合わせなどの確認やイメージ中の臨界点の評価、または長さや角度の測定が可能です。 |
ズームツールの横にあるリストボックスで、さまざまな設定倍率から選択できます。任意の倍率をボックスに入力し、[Enter]で確定することもできます。個別に設定した倍率は、すべてリストに追加されます。
プレビューを初めて開くと、必ずオーバービューとして表示されます。以下の方法で表示を変更できます。
•ズームツールを使用してボックスを作成し、左マウスボタンを押したままにします。決定した切り抜きエリアがプレビューウィンドウで拡大表示されます。
•任意のズーム倍率を選択リストで選択または入力
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画像全体を全画面表示するためのズーム倍率は、リストボックスにこのアイコンで示されます。 |
•ズームツールを使用して、左のマウスボタンでプレビューイメージのポイントをクリックします。リストボックスには、1ステップ大きなズーム倍率が適用されます。逆も同様で、[Alt]キーを押しながらクリックして(マウスポインタのプラス記号はマイナス記号に変わります)、表示の倍率を次に小さい値まで下げることもできます。このタイプのズームでは、カスタムのズーム倍率はすべて無視されます。
•コンテキストメニュー(右マウスボタン)で選択します。
·[前の表示](前に設定した倍率)、
·[次の表示](ズーム倍率がコンテキストメニューコマンド[前の表示]で元に戻されるとこのステップは再びキャンセルされます。)または
·[全体表示] (全ページがプレビューウインドウに表示されます。)
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グリッド線を表示するためのボタンによって、拡大倍率500 %以上で、画像プレビューにピクセルグリッドを表示できます。たとえば、スクリーンの問題の分析のためなどにこのグリッド線を使用できます。 グリッド線を非表示にするには、このボタンを再度クリックします。 |
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[分版を追加]ボタンをクリックして[ファイルを追加]ダイアログを開き、個々の分版ビットマップをプレビューにロードできます。 必要なら[ソース]で、希望するビットマップファイルがあるフォルダに移動します。ビットマップファイルを選択し、[開く]をクリックします。[Shift]または[Ctrl]キーを押しながらさまざまな項目をクリックすることで、複数のファイルを同時に選択できます。ファイルのフォーマットが開いているジョブに適合する場合は、分版がビットマッププレビューにロードされます。表面または裏面への割り当ては、右側リストボックスでの選択に応じて行われます。 |
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開いているジョブと完全に一致するフォーマットを持つハーフトーンビットマップを、ビットマッププレビューにロードすることもできます。このオプションは、たとえば、新しい分版のハーフトーンビットマップを再印刷後にオリジナルの分版と比較するために使用できます。 |
リストボックスで、まずビットマップをロードする対象のページを選択します。下記のオプションから選択することができます:
•表/裏ページの自動識別(「プラスアイコン」):ビットマップファイルに保存されたプロパティに基づいて、Prinect Shooterは分版が表/裏どちらのページに配置されるかを自動的に識別します。
•[表面に追加]
•[裏面に追加]
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折丁の表と裏がロードされると3つのボタンが有効になります。これらのボタンを使用すると、表を回転することなく裏の向きを制御できます。裏の分版を1つ以上表示させる必要があります。表面の網点が裏の網点と一緒に表示されるので、裏面はあたかも「透けて」見えるような感じになります。 |
同じフォームで用紙の両面を印刷する場合、ページの向きやくわえ幅を変更すると、見当合わせに問題が発生する場合があります。これを確認するために、折丁の向きを変更できます。
この機能を使用して、印刷機で折丁がどのように使用されるか(略掛けまたはがんどう返し)をもとに、折丁の裏面を反転させることができます。
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折丁の裏面の向きは、変更されません(反転されない:本掛け)。 |
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複数ページのジョブを表示する場合は、[ページ]リストボックスで希望するページを選択するか、テキストボックスに入力します。 |
注記:この場合のページは「シート」を意味します。この機能を使用して、折丁や表または裏面上で単一ページを選択することはできません。
[更新]ボタンで画像プレビューを再読み込みします。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、実行中の画像処理を停止できます。データ量の多いプレビュー(ファイルサイズが大きい/高解像度)を表示する場合、使用するコンピュータによっては時間がかかる場合があります。その後、別のオプションを使用してプレビューを再計算できます。
プレビュー画像でマウスを右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。
以下のコマンドがあります:
•前の表示
ズームツールでイメージプレビューの表示を変更した場合は、このコマンドで元のズーム倍率に戻すことができます。
•次を表示
このコマンドは「前の表示」コマンドを実行したときのみ有効です。[前の表示]を選択するとこのコマンドが元に戻ります。
•全体表示:
ページ全体がプレビューに表示されます。
•分版一覧オン/オフ:
この機能は、設定および表示ウィンドウを表示または非表示にするときに使用します。
•ナビゲータ点滅のオン/オフ:
[ナビゲータ]タブを開くと、画像切抜きフレームがナビゲータウインドウで点滅するように設定できます。これは、フレームの色がナビゲータウィンドウのイメージモチーフとほとんど変わらない場合に役立つことがあります。
•不透明効果
キーボードのショートカット表
注記:キー操作機能によっては、ユーザーインタフェースの特定の設定または特定のジョブ条件(存在するスポットカラーなど)下でのみ使用が可能です。
キーの組み合わせ |
アクション |
---|---|
[Ctrl] + [+] |
リストで次に大きい倍率を選択します。 |
[Ctrl] + [–] |
リストで次に小さい倍率を選択します。 |
[Shift]+[+] |
すべてのプロセスカラーを表示します。 |
[Shift]+[–] |
すべてのプロセスカラーを非表示にします。 |
[Alt]+[+] |
すべてのスポットカラーを表示します。 |
[Alt]+[–] |
すべてのスポットカラーを非表示にします。 |
カラー分版の表示セクションで[Ctrl] + [表示/非表示]ボタン (カラム見出し)をクリック |
個々のカラー分版の表示切り替え。[Ctrl]キーを押したまま複数の[表示/非表示]ボタンを順番にクリックすると、クリックしたカラー分版の表示設定が切り替わります。 |