JDFレイアウトにおけるマーク

選択したカラーレイヤー上のマーク

[折り用紙/モンタージュブロックインスペクタ]、[印刷用紙インスペクタ]、および[ページ/1アップインスペクタ]の[マーク]タブでは、通常の方法で[カラー]の設定を使用できます。詳細は選択したマークを参照してください。

スポットカラーのプレースホルダ

スポットカラーのプレースホルダの割り当てについては、[ジョブ]手順の[カラー]タブを参照してください。

新規コンポジットマークを使用し、[ジョブカラーをマークカラー自動割り付け]オプションを有効にした場合、上記の割り付けが自動的に実行されます。インタラクティブな Prinect Signa Station では、[ジョブカラーをマークカラー自動割り付け]が一般に設定されています。

各面、各用紙、選択した特定の印刷用紙、またはジョブ内のすべての印刷用紙にスポットカラーのプレースホルダを割り当てることができます。Prinect Prepress Manager の[ジョブ設定]または[レイアウトプロパティ]機能を参照してください。

マークをカラーエイリアスに設定

詳細はエイリアス を参照してください。

フォアグラウンドまたはバックグラウンドのマーク

折り用紙/モンタージュブロック、印刷用紙、ページ/1アップの各インスペクタの[マーク]タブ>エキスパートモードで、「フォアグラウンド」を有効にすると、用紙内のマークがページの上になり、場合によってはページを覆います。エキスパートモードで「フォアグラウンド」をオフにすると、用紙内のマークがページに下になり、場合によってはページによって覆われます。

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注記:JDFワークフローでは、Prinect Signa Station が、一般に面ごとに1つのマークページ(表面にマークがあるページまたは裏面にマークがあるページ)が含まれている複数ページファイルで設定済みマークを使用してページを作成します。「フォアグラウンド」の設定が異なる状態で作業した場合、Prinect Signa Station は、面ごとに2つのマークページを作成します。1ページごとにフォグラウンド用とバックグラウンド用のマークが含まれます。用紙が生成されると、ページはこれら2つのマークページの間にはさまれます。

デフォルトマーク

Prinect Signa Station のデフォルトマークは、JDFワークフローに適しています。DIPCOパッケージもJDFワークフローに適するマークを提供します。

印刷およびプレートコントロールバー

Prinect Signa Station では、DIPCOパッケージのPDFマークと、推奨されるプレートコントロールバーを使用することをお奨めします。

これらのバーには4~12のカラーがあり、CMYK分版とスポットカラーのプレースホルダ(U、V、X、Z、およびS1、S2、S3、S4....)が含まれています。

カラーコントロールバー

カラーコントロールバーエディタで[フレーム無し要素]を選択した場合は、特定のマーク(たとえば、C、U、Vだけを使用したマークなど)が不要な黒をカラーで生成することがあります。

コンポジットマーク

コンポジットマークは、コンポジットマークエディタで別のカラーマークを追加できるカラーマーク(たとえば、カラーコントロール、インキピックアップ、AutoRegister マーク)です。2色、3色、4色、6色、8色のカラーコントロールバーなどがあります。

この機能を使用できるように、JDFレイアウトには、すべてのコンポジットマークのすべてのカラーマークタイプ(オプション)をPDFマークレイヤーに含みます。出力中に、Prinect Prepress Manager でコンポジットマークから必要なカラーマークが自動的に選択されます。この過程で、 Prinect Prepress Manager はジョブの現在のプロセスカラーを評価します。

こうした処理が必要でない場合、[選択したマークを置換]を使用し、Prinect Signa Station のコンポジットマークを目的のマークだけで置き換える必要があります。インタラクティブな Prinect Signa Station の後、Prinect Prepress Manager のジョブは自動的に「ジョブカラーをマークカラーへ自動的割り当て」に設定されます。

この場合、Prinect Signa Station の[ジョブインスペクタ>管理データ>JDFとジョブチケットのデフォルト]の設定が無視されます。また、[カラー]タブの設定も無視されます。

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注記:Prinect Prepress Manager の動作について:

出力中に、Prinect Prepress Managerで面ごとのコンビマークから必要なカラーマークが自動的に選択されます(PDFマークレイヤーのオプション)分版に一致するマークが見つからない場合、1つカラーの多いマークが適用されます。その結果、出力時のバーにギャップが発生します。

コンポジットマークからカラーマークを自動選択する場合、プルーフカラー、[透明]カラー、[Dieline]カラーは無視されます。これらのカラーはカラーコントロールを持たず、カラーのプレースホルダに割り当てられません。光沢用などに使用できます。

プロセスカラー名とマークのカラーのプレースホルダが同じ場合、ジョブのカラー名がわかります。