自動マークの属性

[面]の選択によって、印刷用紙の自動マークを表面または裏面に制限できます。これは、印刷用紙マークおよびレジスタマーク、カラーコントロールバーでは可能ですが、引き込みマークではできません。引き込みマークの場合は、プレートの面付け方法ごとに用紙位置を設定できます:

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カラーコントロールバーの場合も、印刷用紙マークと同様に「裁ち落とし」の余白を設定できます。この余白が、マーク配置時に考慮されます。裁ち落とし領域を設定することにより、マークが配置後に内容にはみ出すことを防ぎます。

レジスタマーク

自動マーク「レジスタマーク」により、レジスタマークを簡単に配置できます。レジスタマークは、印刷領域に関連して、印刷領域の外側の4箇所の角に配置されます。角との間隔だけを指定できます。例えばx方向の間隔を15 mmに設定すると、レジスタマークが、左側ではさらに15 mm左、右側ではさらに15 mm右に配置されます。デフォルト設定は、「標準」グループの「Arc」マークです。

引き込みマーク

引き込みマークは、用紙が正しく配置されているかどうかを印刷機が認識できるように、用紙とプレートの間に配置されます。

プロダクション条件によっては、指定の面付け方法に応じて、引き込みマークを用紙の左または右に配置しなければならないことがあります。これは、相応のルールを含む複数の印刷用紙ラベルを使用することで実現が可能です。ただしこれは手間がかかるため、自動マークタイプ「引き込みマーク」を使用すれば、簡単に設定することができます。

自動マークタイプ「引き込みマーク」は常に用紙に関連付けて配置されます。「用紙上の位置」での選択に応じて、下/左または下/右が基準点として選択されます。Y方向の位置も指定できます。

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注記: 引き込みマークを自動マークに導入する際、基準点として「中央」が適用されました。実践では通常は、位置が紙の始点から出発して決定されるため、基準点が「下」に変更されました。そのため既存の自動マークセットでは、引き込みマークが、「位置Y」の数値120 mmで基準点「下」に変換されます。

カラーコントロールバー

カラーコントロールバーは印刷領域に関連付けて配置されます。印刷領域の基準点を、マークの基準点として指定できます。

自動マークセットで、属性を使用するカラーコントロールバーのマーク定義から適用するか、自動マークセット内で独自の設定を行うか選択できます。

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カラーコントロールバーの設定に関してはこちらを参照してください:カラーコントロールバーエディタ

印刷用紙マーク

[印刷用紙ラベルを追加]ボタンで、任意の数の印刷用紙マークを自動マークセットに追加し、設定を行うことができます。固有の名前を入力することにより、自動マークセットの印刷用紙ラベルを区別できます。

印刷品質コントロールバー

印刷品質管理ストリップは、印刷品質テスト(デジタルインクプレスでのノズルテストなど)を実行するためのダウンストリームプロセス用の空白領域を定義し、自動マークとしても使用できます。

この領域を自由に保つ形状、マークのサイズ、つまり自由領域、および適切な領域を検索する方向を指定できます(詳細については印刷品質コントロールバーを参照)。