ジョブ – プラニングアシスタント
スケジュールウィザードは、すでにスケジュールされたジョブのスケジュールを変更し、Prinect Cockpitで作成されたジョブを新たにスケジュールする簡単な方法をユーザーに提供します。
スケジュールウィザードは次の機能を含んでいます:
•作業工程をその他のジョブにデリゲートします(つなり、前のジョブの処理から取り出して、他のジョブで生産します)。
•ストックで生産したり、ストックから取り出す作業工程を作成します。
•システムに設定されている目的のプリプレス、プレスおよびポストプレス機械の選択と再スケジューリング。
•セットアップと生産時間、量およびアラウアンスの編集。
•作業工程の追加、削除、分配および総括。
•数量を複数の機械に分配します。
•カラー分版は複数の工程に分割します。
•プレースホルダカラーを使用する分版印刷の場合、ドキュメントからの正しいカラー名をプレースホルダ名に割り当てられます。
起動、終了、ナビゲート
前提条件:スケジュールウィザードを起動するためには、ジョブに有効なレイアウトが含まれている必要があります。
•レイアウト設定または レイアウトインポートは次の箇所で行います:
開いたジョブ>"プリプレス"タブ>"レイアウト">"レイアウトを作成"ボタンまたは"レイアウトをインポート"ボタン。
•プラニングアシスタントの呼び出し
·開いているジョブでメニューから"編集 > スケジュール"を選択します
·開いているジョブの作業手順"レイアウト"、"プレート"、"印刷"、"シート仕上げ"、および、"製品"で [スケジュール] ボタンを使用します
·コンテキストメニュー経由でスケジューラで行います
•ナビゲーション
スケジュール手順で前に戻ったり先に進んだりする場合は、 [次へ] または [戻る] をクリックします。上にあるツールバーで希望するスケジュールステップをクリックすることもできます。
•終了
"完了"ボタンをクリックして、スケジュールを完了します。
用語の説明
本書においてスケジュールステップとは、スケジュール作成時にスケジュールウィザードで提供されるステップを意味します。
バージョニングがないジョブの場合は、納品量は総部数に相当します。バージョニングがあるジョブの場合は、バージョンごとの生産部数が納品量です。バージョンごとの納品数量の合計が、合計納品数量または総部数となります。
スケジュールウィザードでは各スケジュールステップにおいて"総数"が計算されます。この"総数"とは、それぞれのスケジュールステップによって、例えば、印刷用紙の枚数であったり(スケジュールステップ"用紙印刷")、折り用紙数であったりします(スケジュールステップ"折り")。
作業手順に関する注記
•例1:スケジュール済みジョブのスケジュール変更:
ジョブは原則的に MIS でスケジュールされます。プリネクトコックピットのジョブ設定でもスケジュールできます。
スケジュールウィザードにはジョブのスケジュールデータがあらかじめ入力されます。上記のパラメータを変更して、 例えば、別の納品量を入力したり、別の機械を選択できます。変更はスケジュール全体に反映されます。
•例2:プリネクトコックピットでのジョブ作成:
この場合は、スケジュールウィザードを総数、アロワンス、作業工程、プロセスネットワークのリスケジュールのために使用できます。
レイアウト条件に基づいて、スケジュールウィザードが自動的に、適切な機械とそのセットアップ時間および生産時間、工程を提案します。ユーザーが入力した納品数量と提案された機械に基づいて、総数とアラウアンスが自動的に計算され、提案されます。これによって、矛盾のないスケジュールを自動的に作成して適用することが可能です。
スケジュールウィザードは後続の生産プロセスのスケジュール手順をガイドします:(スケジュール手順はユーザーインターフェイスの上部に表示されます。)
•製品または商品
•納品
•製本
•折り
•断裁データ
•パンチ
•印刷
•用紙
•プレート作成
スケジュールデータの計算は、最終製品から始まってプレート作成まで行われます。スケジュール完了後も、ジョブ処理の間は印刷の直前まで変更が可能です。ただし、処理中の工程(折りなど)は変更できません。スケジュール変更はそれぞれのスケジュールステップまたは工程でピンポイントに行うことができます。スケジュールの変更はその変更に関係するすべてのパラメータに反映されます。
•納品
•印刷
•用紙