"プロパティ"ボタン (1) を使って、例えばレイアウトや印刷用紙、印刷作業工程のような、選択したオブジェクト (2) に応じて、様々なタブを表示して印刷データを確認できます (3)。
注記:プロパティを個別のウィンドウで表示させることも可能です (4)。
"プロパティ"タブは、まず第一に確認のために使用するものであり、選択したオブジェクトの特製全般を修正するためのものではありません。用紙名のみ、変更可能です。
"カラー"タブでは、用紙の製品カラーを表示したり、カラーを別のカラーにマップ、および、カラーを印刷する順番を変更できます。詳細はパラメータエリア"カラー"を参照してください。
カラーリスト
リストボックスでは、以下のビューから選択できます。
•すべてのカラー
"すべてのカラー"を選択した場合は、利用可能な製品カラーのすべてが"用紙カラー"に表示されます。
•既存のカラー
"既存のカラー"を選択した場合、用紙に存在する製品カラーのみが"用紙カラー"に表示されます。
"材料"タブでは、用紙の材料パラメータを参照したり、別の材料を選ぶことができます。
印刷用紙を変更する
"変更"ボタンで、選択した用紙の印刷用紙を変更できます。"印刷材料を選択"ウィンドウも参照してください。
より大きいフォーマットに交換したい場合、プランニングアシスタントで用紙の変更を行うことをおすすめします(プランニングアシスタント>"印刷用紙"スケジューリング操作)。プランニングアシスタントは大裁ち作業工程を自動生成します。
フォーマットを編集する
"フォーマットを編集する"ボタンで用紙フォーマットを変更できます。ただし、この変更は特殊な場合に限り実施してください。正確な用紙サイズは、通常、プリプレスによって定義され、そこで変更されます。
"履歴"タブには、選択した用紙についてのプロトコル情報が表示されます。
前提条件:機械プリセットを表示するには、データが機械の制御ステーションに保存されていなければなりません。
"機械データ"タブには機械の再保存した機械プリセットが表示されます。手動で調整した機械設定を後で使用するために、プリンタに再保存します。
"機械データ"タブで設定を確認できます。Z. B. 例えば、複雑なジョブの場合に、ファンの値やパウダーの値など機械データを設定した印刷材料との関係で確認できます。ここでは値は編集できません。
機械プリセットは次の場合に関係します:
1.ジョブが開いており、機械プリセットが保存されているリピートジョブの場合。
この場合は、作業工程に関連して、親ジョブの機械プリセットが表示されます。
リピートジョブでの作業については、再ジョブ を参照してください。
2.印刷作業工程を中断した場合は、プリンタに機械プリセットが再保存されます。この機械プリセットは後でもう一度読み込むことができます。
この場合は、この作業工程用の機械プリセットが表示されます。
印刷する前には期待される印刷画像をチェックすることに意味があります。これで印刷の問題や無駄そしてコストを節約することができます。
"インキプロファイル"タブから印刷画像の点検ができます。タブに表示させるには"ImpositionOutput"シーケンスで"用紙プレビュー生成"オプションが有効化されていなければなりません。
付け合わせ(ギャング)印刷内の印刷イメージプレビューをカラー分版用に表示する
"インキプロファイル"タブでは印刷用紙全体をプレビューとして表示させることができます。左のリストウィンドウ"分版"で"すべてのカラー"を選択し、印刷イメージをオーバープリントで表示させます。
個別の色からカラー分版のためのプレビューを表示できます。どの色を選択するかにより、それに対する絵柄面積率が表示されます(それぞれの用紙の絵柄面積率を表示するを参照)。
絵柄面積率を表示する
絵柄面積率の表示は、間違いを防ぐために役立ちます。カラープロファイルと刷版が正しいかどうか、処理対象のジョブを取り扱っているかどうかを一目で確認できます。
ドットエリア値の表示には以下の可能性があります。
•"インキプロファイル"タブでの表示。これは下記に説明されています。
•"インキ消費量"タブでの表示(それぞれの用紙の絵柄面積率を表示するを参照)。
この表示はさらに詳細化され、正確な絵柄面積率をインキとインキゾーンごとに表示します。
用紙表示(1)の下側のインキゾーンヒストグラムには、個別のインキゾーンの絵柄面積率が表示されます。印刷ジョブに片面印刷と両面印刷が含まれる場合、左の"分版"リストウィンドウにおいて2つの面を切り替えることができます(2).。
カラーゾーンヒストグラムの上にある分離線を使用して、ウィンドウサイズを変更できます。用紙とカラーゾーンヒストグラムの分離線にマウスポインタを置いて、分離線を上向き、または下向きに移動します (3)。
分離線の矢印をクリックくることにより、用紙やインキゾーンヒストグラムを表示したり隠したりできます。インキゾーンヒストグラムで各インキゾーンの絵積柄面率グラフが表示されます。"カラー分版"ペーンでの前選択により個々の、または全てのカラー分版の絵積柄面率が表示されます。
横軸(X軸)にはインキゾーンが表示されます。
縦軸(Y軸)には絵柄面積率が表示されます。
印刷用紙のインキ着け合計を表示する
用語の説明
総インキ着けという概念は4色刷りまたは特にオフセットで使われ、色の作成(複製)に必要な印刷用インクの最大量を報告します。4色刷りでは、例えば240%の総インキ着けで、原色(シアン、マゼンタ、黄色、黒)の割当の合計はこの値を越えることがないことを意味します。たいていの場合、総インキ着けは最高値で、暗くなればなるほど色を複写します。例えば黒は、シアンが80%、マゼンダが40%、黄色が20%、黒が100%(同等240%)で構成されます。許される総インキ着けは、圧力と用いる基質(例えば用紙)による製造状況によります。さらに総インキ着けは乾燥時間に直接影響します。
全網点を確認
1.全網点を表示するには"分版"オプションを有効化します。
総インキ着けジョブは 2 つの方法で表示できます:
•閾値を使用する全網点表示(オプション"Index Color"は無効)
スライバーバーを使用して印刷用紙用の全網点を設定します。値が例えば300%であればすべての全網点が300%より大きい用紙上のすべての位置が表示されます。この表示はインキの選択にともない変化します。全網点を表示させるにはすべてのインキを有効化してください。
•イ"Index Color"による総網点ビュー
ここでは調節可能な閾値は使用せずに、用紙の領域が各総インキ着けに基づいて、緑から赤の段階からなるカラースケールで表示されます。緑は多量の総インキ着け、赤は少量の総インキ着けを表します。
寸法表示
表示するジオメトリデータを定義するためのオプションです。このオプションを使用して、印刷イメージの位置とジオメトリが正しいかどうかをチェックできます。例えば、印刷イメージが、印刷可能範囲オプションを有効にする印刷可能領域におさまっているかどうかを確認できます(3)。
"イメージ"オプション
"イメージ"オプション(1)で、印刷イメージを表示したり隠したりできます。特に寸法だけをチェックしたい場合、このオプションは便利です。このオプションを無効にすると印刷イメージは表示されなくなります。
"刷版"オプション
"刷版"オプションを有効にすると(2)、刷版上の印刷イメージ配置が表示されます(図の赤枠)。イメージのプレビューを、すべてのカラーのオーバープリント、または個々のカラー分版で見ることができます。単一カラー分版を選択した場合は、白黒プレビューが表示されます。
このオプションを使って、イメージが刷版で正しく配置されているかどうかチェックできます。
"印刷可能範囲"オプション
"印刷可能範囲"オプション(3)は、印刷イメージがくわえしろにはみ出していないかどうかチェックするために役立ちます(図の緑のフレーム)。
"インキ制御範囲"オプション
"インキ制限範囲"オプションを有効にすると(4)、イメージでインキゾーンが表示または非表示になります。インキゾーンをイメージで見えるようにするためには、スライドコントローラ(6)を少なくとも< 80% にしてください。
印刷用紙オプション
"印刷用紙"オプション(5)は、印刷イメージが完全に用紙上でも位置しているかを確認するために役立ちます。(図の黄色い枠)。
スライドコントローラ
スライドコントローラ(6)は、"インキ制限範囲"オプションを有効にした場合に、イメージでインキゾーンを表示したり隠したりするために使用します。スライドコントローラを0%に設定すると、印刷イメージは完全に隠され、印刷イメージのインキゾーンのみが表示されます。
ズーム機能(ズーム)
ズーム機能により、印刷イメージの個々の領域を拡大表示することができます (メインウィンドウにおいて)。スケールは標準として、いつも 100% に設定されています。左のルーペシンボル(縮小)は、暗くなっています。右のルーペシンボル(拡大)は、有効化されています。ズームウィンドウは灰色のメインウィンドウ(大きいイメージ)を、細い黒い枠で縮小して表示します。ズームウィンドウの下側では、マウスポインタの現在位置が表示されます。
例:
1.ズーム値を400%にします(1)。
黒い枠はズームウィンドウよりも小さくなり、ズームウィンドウの左側上の角にあります。
2.ズームウィンドウの黒い枠を希望する位置にマウスで移動します(2)。
大きいメインウィンドウでは、イメージのこの領域が拡大されて表示されます(3)。
インキ消費量を表示させることで、ジョブで必要なインキと正確なインキ量を適切なタイミングで供給できます。
これは特にたくさんのスポットカラーを使用するパッケージ印刷機にとって重要な情報です。
ウィンドウの左ペーン(1):
左ペーンでは個々の用紙のインキ消費量を概観できます。
総数総数とは印刷総数+余剰です。
インキ消費要因:インキ消費量要因は印刷材料メインデータに基づいています。ここでは値の変更もできます。
ウィンドウの右ペーン(2)
ウィンドウの右ペーンにはインキ消費量に関する詳しい情報が表示されています。どの"選択したコンポーネント"を右ペーンで選択したかにより(ボックスのチェックオン)、用紙すべてのインキ消費量又は用紙一枚ごとに表示させることができます。他の総量に対するインキ消費量を表示するには、左ペーンで総量(3)を編集します。
注記:総量変更はジョブ自体の総量は変えません。これは特定総量に対するインキ消費量を表示させるためのみに使用します。
注記:各変更ののちは、更新ボタン (4) をクリックしてください。
インキ消費量表示の右ペーンには1ページ目に各インキと選択された用紙に対するインキ消費量が表示されています。
•インキ消費量の総量表示はグラム単位です。表示されるグラム数はいちばん上のテーブルに表示されている総量に関するものです(1)。
全網点(2)に対しては用紙の値が加算されます。これにより例えば特定のインキがジョブ全体で何グラム消費されるかを知ることができます。
"インキ消費量"タブでは用紙ごとの絵柄面積率を表示させることができます。
1.必要な用紙を選択してください(1)。
2.表示を更新します(2)。
3.アローキーをクリックして2ページ(3)に移ります。
·このページにはインキとインキゾーンごとの絵柄面積率が表示されます。最初のページにはジョブのインキ消費量が表示されます(弧線の延長)。