この画面で実際の更新を実行します。さらにここで、システムに属さないコンピュータをアップデートグループに追加または削除して、アップデートグループを管理できます。
注記:Prinectシステムのデータバックアップがタスクスケジューラによって実行される場合、PMCによる製品アップデート/システムアップグレードの開始が妨げられます。
注記:Windowsアップデートは、Prinectインストールの前に自動的に無効化され、その後元に戻されます。これは、PMCによって開始されるインストールプロセスを成功させるために必要です。
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コンピュータ(システムに属さないコンピュータ)です。このコンピュータの画面は黄色で表示されます。 |
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システムです。
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PMCへの接続がアクティブなシステムのコンピュータ。このコンピュータの画面は青色で表示されます。 |
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PMC への接続が中断されているシステムのコンピュータ。いずれのシステムにも割り当てられていないコンピュータの場合は、このアイコンの画面は黄色で表示されます。 |
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PMC で検証する必要のあるシステムのコンピュータです。約 10 秒経過してもステータスが緑色に変わらない場合は、 コンピュータ管理を参照してください。接続が数分間中断された場合も、このアイコンが表示されます。 |
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PMCへの接続がアクティブなシステムのPMCコンピュータです。これは、PMC が動作しているコンピュータです。 |
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スリープ状態のコンピュータ(アクティブでない)。
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バッテリ駆動中のコンピュータ。バッテリ駆動中は更新できません。
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Prinect Maintenance Centerが起動しているコンピューターを再起動します。コンピューターは、ワークフローサーバー(マスター)ではありません。 |
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Prinect Maintenance Centerが起動しているコンピューターを再起動します。コンピューターは、ワークフローサーバーで移動することはできません。 |
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コンピュータを再起動します。コンピューターは任意に移動可能です。 |
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コンピュータを再起動します。コンピューターは、ワークフローサーバーで移動することはできません。 |
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エラーが発生したコンピュータ(システムに属さないコンピュータ)です。メイン領域にある該当するコンピュータのタブにこのアイコンが表示されます。これに関しては、 コンピュータ管理を参照してください。 |
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1 台または複数のコンピュータでエラーが発生したシステムです。メイン領域にある該当するシステムのタブにこのアイコンが表示されます。これに関しては、 コンピュータ管理を参照してください。 |
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ダウンロードしたアップデートパッケージの数です。
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システムでシステムアップグレードが利用可能です。 メイン領域の表示:[システムアップグレードが利用可能] を参照してください。 |
ユーザーアクティビティによるステータスの変化 |
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目のマークは、コンピュータが、ソフトウェア更新などのプロセスを実行できる状態にあることを示します。通常は、画面の左側でコンピュータをクリックすると、メイン領域の右側にそのコンピュータのタブが開きます。 誰かが、他のコンピュータで動作しているブラウザから、このコンピュータで動作している PMC にアクセスすると、目の記号も表示されます。目の記号のツールチップに、これらのコンピュータとブラウザの各アドレスが示されます。 |
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プロセス (たとえばソフトウェア更新) が正常に完了したことを示します。
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ソフトウェア更新などのプロセスの実行中に、ラーが生じたことを示します。 |
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このコンピュータで、オペレーティングシステムのアップデートが必要です。
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アップデートパッケージの説明です。このアイコンは、メイン領域にあるコンピュータまたはシステムのタブに表示されます。 |
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アップデートカード:更新履歴です。このアイコンは、コンピュータのアップデートカードに表示されます。 [更新されるコンピュータ](アップデートカード) も参照してください。 インストール中に生成された、コンピュータに対するメッセージだけが表示されます。メッセージリストは、[CTRL+A]で選択して[CTRL+C]でクリップボードにコピーし、後でEメールなどで送信できます。 |
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アップデートカード:更新履歴です。このアイコンは、更新中に警告が発生した場合に、コンピュータのアップデートカードに表示されます。 [更新されるコンピュータ](アップデートカード) も参照してください。 |
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アップデートカード:更新履歴です。このアイコンは、更新中にエラーが発生した場合に、コンピュータのアップデートカードに表示されます。 [更新されるコンピュータ](アップデートカード) も参照してください。 |
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アップデートカード:このアイコンは、管理者向けの注記事項がある場合に、コンピュータのアップデートカードに表示されます。 [更新されるコンピュータ](アップデートカード) も参照してください。管理者向けの注意事項がなければ、このアイコンは無効になっています。 |
ナビゲーション領域でコンピュータを管理できます。ここで、更新するコンピューターないしシステムを選択して下さい。コンピュータをアップデートグループにまとめて、一緒に更新できます。さらに、独自のコンピューターグループを設定することもできます。
•[コンピュータ]:「コンピューター」下にあるすべてのコンピューターは、スタンドアローンコンピューター、あるいはモバイルコンピュータと呼ばれているものです。ここでいうモバイルというのは、このコンピューターが他のシステムグループないしユーザー定義のグループに移動することができ、その逆も可能である、ということです。コンテキストメニュー > [移動]で実行して下さい。
•[システム/システムグループ]:この下にあるすべてのコンピュータが、このシステムに属します。ここでは、上記のモバイル型とシステムに属するコンピューターに固定するのとを区別します。
システムに属するコンピューターに固定すると、システムグループから削除することはできません。これらのコンピューターは、システムデータに書き込まれていて、さらに Prinect Supervisor を通じてシステムとつながっています。コンテキストメニューでは、このコンピュータ用に対して「移動」の機能を使うことはできません。
モバイルコンピューターはすべて、「コンピューター」のところにあるコンピュータとなります。また、たとえばシステムの中にある Prinect Cockpit が起動しているクライアントもモバイルです。コンテキストメニュー > [移動] で、これらのコンピュータをシステムグループから削除し、それらを [コンピュータ] またはユーザー定義のコンピュータグループに移動できます。
コンピュータのアイコンは、コンピュータがシステムグループ内にあるか否かによって、異なる色で表示されます 使用されるアイコンの意味 。
•ユーザー定義のコンピューターグループ:複数のコンピューターから成る一つのグループを自分で設定するには、「ソフトウェアの更新」の横にある「+」記号をクリックして下さい。グループ名は自由に設定できます。ただし、「:"%'*;<>?^`{|}~/\」の記号は使用しないで下さい。ここでは、すべてのシステムと「コンピューター」にあるフリーモバイルコンピューターがすべて使用できます。グループには最低1台のコンピューターを含めるようにして下さい。最後のコンピューターがグループから削除された時に、グループが作成されないか自動で削除されなくなります。
この機能によって、Cockpit-Clientを一時的にシステムから削除して、一つのグループ内でまとめることができます。これはシステムの更新を、時間のかかるサーバーの更新プログラムとクライアントの更新とに分割する場合に便利です。これで、サーバー更新の間に、クライアントの方の作業をすることができます。サーバー更新後に、クライアントをシステムに戻して、システム全体をもう一度更新できます、これでクライアントを更新できます。
•[サブシステム]:インストールされたSupervisorをもとに、場合によっては自動的に、ワークフローシステムがメインシステムと1個または複数のサブシステムに分けられます。ワークフローシステムの分割により、更新を、全体ではなく段階的に実行することが可能です。
注記:その際、サブシステムを更新する前に、まずメインシステムを更新する必要がある点に注意してください。
利点:ワークフローシステムがPrinectシステムとイメージセッター、印刷機で構成され、これをメインシステムとサブシステムに分割する場合、イメージセッターと印刷機を停止せずに、まずPrinectシステム(メインシステム)を更新することができます。その後、接続したイメージセッターと印刷機(サブシステム)を順番に、個別に更新できます。この方法により、機械の停止時間を最小限に抑えることができます。
メインシステムは、通常Supervisorマスターが動作するワークフローシステムのシステムコンピュータと、このSupervisorマスターと接続されているSupervisorスレーブがあるコンピュータで構成されます。さらにメインシステムには、Supervisorがインストールされていないワークフローシステムのコンピュータも含まれます。
サブシステムは、その他のSupervisorがあるコンピュータで構成されます。Supervisorマスターがあるコンピュータはそれぞれ、このSupervisorマスターに割り当てられているSupervisorスレーブがあるコンピュータと一緒に、サブシステムを形成します。
サブシステムは手動でメインシステムに統合でき、再びメインシステムから分離することもできます。そのための機能は、メインシステム/サブシステムのコンテキストメニューにあります:
·メインシステムのコンテキストメニュー>[サブシステムを復元]:この機能により再び、メインシステムとサブシステムに分割されます。場合によっては、サブシステムに含まれるフリーのコンピュータが、メインシステムに残ります。
·サブシステムのコンテキストメニュー>[サブシステムを解消]:この機能により、サブシステムがメインシステムに統合されます。これは、メインシステムとサブシステムのワークフロータイプ(Prinect Integration Manager、Prinect Digital Print Managerなど)が同じである場合のみ可能です。
アップデートグループ
原則として、選択した更新用のシステムが、更新グループとよばれるものになります。モバイルコンピュータをシステムから削除するか、システムに追加することができるので、システムが更新グループと常に同じというわけではありません。
コンピュータとシステムの定義については、 アップデートグループおよび コンピュータ 、 [システム/システムグループ]: も参照してください。
メイン領域のビューの表示
システムやコンピュータやユーザー定義のコンピューターグループのヘッダを左クリックすると、メイン領域の対応するビューを表示することができます。
コンピュータのコンテキストメニューでは次の操作ができます:
•[メッセージを送る]: この機能を使うと、選択したコンピューターにメッセージを送信できます。この方法で、まだ実行されていないアップデートやアップグレードについて通知されます。どのコンピュータないしシステムから機能を呼び出すかによって、属するコンピュータが事前に選択されています。この機能を、[Extras > メッセージ送信]で起動すると、アクティブなコンピュータがすべて事前に選択されます。アクセスできないコンピューターは選択されません。
•[一覧を表示]:このメニュー項目をクリックして、メイン領域でこのコンピュータのインベントリを呼び出します。その際には、"コンピュータ"画面に切り替わります。これに関しては、 メニュー [表示]>[コンピュータのインベントリ]を参照してください。
•[Maintenance Centerから削除]:削除すると、コンピュータがナビゲーション画面に表示されなくなり、PMCからアップデートパッケージが供給されなくなります。
厳密な意味でいずれのシステムにも属していないモバイルコンピュータだけが、削除可能です( [システム/システムグループ]: も参照)。これらのコンピュータには、黄色のアイコンが示されます。PMCが稼働しているコンピュータは例外です。このコンピュータは基本的に削除できません。
•"移動": この機能を使って、モバイルコンピューターを[コンピュータ]と[システム]とユーザー定義のコンピューターグループの間で移動することができます。 ナビゲーション領域の構造 (左側)も参照
•[アクセスデータの確認]:製品アップデートまたはシステムアップグレードを実行する前に、アクセスデータの確認が行われます(場合によっては2つの異なるユーザーアカウントに対して)。製品アップデートまたはシステムアップグレードは、正しいアクセスデータの入力後に開始されます。アクセスデータは、製品アップデートまたはシステムアップグレードに参加するすべてのコンピュータで正しくなければなりません。ここでは、アクセスデータをインストールの前に確認できます。
コンピュータがいずれかのシステム内にある場合に、ユーザーが[アクセスデータの確認]をクリックすると、システム内の全コンピュータが確認の対象となります。スタンドアロン型コンピュータの場合は、そのコンピュータのアクセスデータだけが確認されます。
[アクセスデータを確認]をクリックします。[アクセスデータを確認]ダイアログが開きます。ここでユーザー名とパスワードを入力し、確認を開始します。システム内の全コンピュータについて、結果が表示されます。「エラー」は、そのコンピュータのアクセスデータが正しくないことを意味します。[再試行]ボタンを押すと、別のアクセスデータで確認をやり直すことができます。
製品アップデートまたはシステムアップグレードに関するユーザー権限の確認も参照してください。
•[サービスレポートを作成]:サービスレポートは、PMCソフトウェアの動作に問題がある場合に、システムの状況を記録しコミュニケーションをとるために使用します。
[サービスレポート]ダイアログで、サービスレポートに含めるコンピュータを選択します。システムグループコンピュータのコンテキストメニューから開くと、デフォルトで、このシステムグループの全コンピュータが選択されています。システムグループ外のコンピュータのコンテキストメニューから開くと、デフォルトで、このコンピュータだけが選択されています。アクセスできないコンピュータ(赤色のマーキング)が選択されていると、サービスレポートを開始できません。
日付欄の日付に基づいて作成または変更されたファイルだけが含められます。レポート作成の完了後、[OK]でレポートをローカルのコンピュータにダウンロードできます。[ダウンロード]で、最近作成したレポートアーカイブを、再度ダウンロードできます。
[ダイアログを閉じる]でダイアログを閉じても、既に実行中のレポート作成は続行されます。
PMCが機能しなくなった場合でも、URL
「http://PMCComputer:ポート番号/report」を使って、ブラウザでサービスレポートを作成できます(ポート番号は通常65200)。
注記:Prinectシステムのデータバックアップがタスクスケジューラによって実行される場合、PMCによる製品アップデート/システムアップグレードの開始が妨げられます。
メイン領域の表示は、選択したシステム/コンピュータの更新状態に応じて変化します:
[製品アップデートが利用可能] システムアップグレードによってインストールできる新しいメインバージョンが存在します。同時に、現在インストールされているメインバージョンの、製品アップデートが利用可能です。ナビゲーション領域では、利用可能なシステムアップグレードが存在するシステムが システムアップグレードをインストールするには、[システムアップグレードアシスタントを起動]ボタンをクリックして、アシスタントを起動します。 時間的な理由でシステムアップグレードを後から実行したいときは、利用可能な製品アップデートだけをインストールすることも可能です。 メイン領域の表示:[製品アップデートが利用可能] を参照してください。 |
[利用可能な製品アップデートなし] システムアップグレードによってインストールできる新しいメインバージョンが存在します。現在インストールされているメインバージョンの、利用可能な製品アップデートはありません。ナビゲーション領域では、利用可能なシステムアップグレードが存在するシステムが システムアップグレードをインストールするには、[システムアップグレードアシスタントを起動]ボタンをクリックして、アシスタントを起動します。 |
[製品アップデートが利用可能] 現在インストールされているメインバージョンが最新であり、利用可能なシステムアップグレードはありません。現在インストールされているメインバージョンの、製品アップデートが利用可能です。 メイン領域の表示:[製品アップデートが利用可能] .を参照。 |
[利用可能な更新なし] 現在インストールされているメインバージョンが最新であり、利用可能なシステムアップグレードはありません。現在インストールされているメインバージョンの、利用可能な製品アップデートはありません。 メイン領域の表示:[利用可能な更新なし].を参照。 |
この項では、新しいメインバージョンが存在し、システムアップグレードがインストール可能な状況について説明します。システムアップグレードが利用可能になると、メイン領域の一番上に、「システムアップグレードが利用可能」というメッセージと[システムアップグレードアシスタントを起動]ボタンが表示されます。
同時に、現在インストールされているメインバージョンに関して、利用可能な製品アップデートをインストールするかしないか選択できます。そして、「製品アップデートが利用可能」または「利用可能な製品アップデートなし」と表示されます。製品アップデートが利用可能な場合は、システムアップグレードとは関係なくインストールできます。 メイン領域の表示:[製品アップデートが利用可能] も参照してください。
前提条件: ライセンスインポートが自動的に実行されます。
あなたが購入した製品のライセンス情報が自動的に処理されます。自動システムアップグレードの前に、手動でライセンスの使用許諾手続きを行う必要はありません。
LUXファイルによってライセンス情報が自動的にPSCからPMCに送信されて処理され、処理後にPMCからライセンスサーバに転送されます。自動システムアップグレードは、新バージョン用の正しいライセンスキーがライセンスサーバに送信されて、そこに保存されていなければ、実行できません。エラーが発生した場合は、 自動ライセンスインポートの指示を参照してください。
前提条件: システムアップグレードを実行するための最低条件は、選択したシステムグループに属する全コンピュータのソフトウェアの最低バージョンが同じか、あるいはシステムアップグレードに必要な最低バージョンより上であることです。
注記:製品アップデートまたはシステムアップグレードを開始する前に、関連するすべてのPrinectアプリケーションおよびAdobe Acrobatを終了することをおすすめします。
次の次のバージョンへのアップグレード
次の次のバージョンへのアップグレードを実行するためには、まず、1つ上のバージョンへのアップグレードを行う必要があります。つまり、バージョン2018からバージョン2020にアップグレードするためには、まずバージョン2019へのアップグレードが必要です。この場合、時間を短縮するため、間に挟まれるバージョンへのアップグレードでは、必要最低限の更新だけがインストールされます。このプロセスは自動で、選択を外すことはできません。
間にあるバージョンと、目的のバージョンの両方が表示されます。間にあるバージョンに関連する他の更新も表示されますが、目的のバージョンへのアップグレードでは、これらのインストールは必要ありません。
この項では、ナビゲーション領域で選択したシステムに対し、システムアップグレードも製品アップデートも存在しない場合について説明します。この場合システムは最新の状態です。
選択したシステム/コンピュータにインストールされているHeidelberg Prinect製品とインストール日、基本バージョン、現在のバージョン(用語の説明は 基本バージョン および 現在のバージョンを参照)が表示されます。基本バージョンが記載されていない場合、現在のバージョンの情報が有効です。現在のバージョンが記載されていない場合、その製品は現時点でリモート更新ができない状態です。
選択したシステム用に新たに伝送されたアップデートパッケージを検索するには、[画面を更新] ボタンをクリックします。すると、PMCリポジトリが検索され、必要に応じてアップデートパッケージのリストが更新されます。詳しい説明は [画面を更新]ボタン を参照してください。
この項では、利用可能なシステムアップグレードはなく、ナビゲーション領域で選択したシステムに現在インストールされているメインバージョンの新しい製品アップデートがインストール可能な場合について説明します。この場合、PMCレポジトリで新しいアップデートパッケージが利用可能で、製品アップデートを実行できます。
まずは概要を把握できるよう、次の項で、製品アップデートの手順に関する一般的な情報を簡潔に説明します。リンクをクリックすると、そのテーマに関する詳しい説明にジャンプできます。
一般的なアップデートの流れ
注記:製品アップデートまたはシステムアップグレードを開始する前に、関連するすべてのPrinectアプリケーションおよびAdobe Acrobatを終了することをおすすめします。
注記:ハイデルベルクの署名の確認がとれた場合のみ、更新を行うことができます。署名が間違っているか確認できない場合は、該当するエラーメッセージが送られ、更新はできなくなります。
(1).必要なら、ナビゲーション領域([ソフトウェア更新]>ナビゲーション領域)で希望するアップデートグループ( アップデートグループも参照)を設定してください。
(2).ナビゲーション領域で、更新するアップデートグループまたはコンピュータを選択します。
3.メイン領域では、選択したシステム/コンピュータの更新状態に応じて表示が変わります([ソフトウェア更新]>メイン領域)。
この例では、最新のソフトウェアが利用可能で、メイン領域に[製品アップデートが利用可能]画面が表示されているものとします。
[ソフトウェア更新の選択]で[システムを最新の状態に更新(推奨)]オプションを有効にします([システムを最新の状態に更新(推奨)]オプション )。
(4).「データ転送後に待機」のオプションを設定すると、まず製品アップデートの準備だけが行われ、実行はされません。 ( インストールはせずに、製品アップデートないしシステムアップグレードを準備するも参照)。
5.[インストールの開始] ボタンをクリックします([インストールの開始]ボタン )。
「インストールをスタートする」のボタンをクリックすると、該当する更新メッセージと、場合によって更新メールが送信されます、 更新メッセージも参照。
6.インストールが無事に完了すると、[インストールの開始]ボタンが[処理を完了]に変わります。このボタンをクリックして更新を完了します。
7.インストール後は、メイン領域に[利用可能な製品アップデートなし]画面とインストール済み製品のリストが表示されます。
(8).必要であれば[画面を更新]ボタンをクリックして、アップデートパッケージのリストを更新します([画面を更新]ボタン )。インストール可能な新しいアップデートパッケージがPMCリポジトリで利用可能になると、メイン領域の画面が変わり、[製品アップデートが利用可能]が再び表示されます。3を参照してください。
アップデートパッケージのリストで( [ソフトウェア更新の選択](アップデートパッケージのリスト) を参照)、インストールするパッケージを選択します。以下の選択肢があります:
•自動選択: "システムを最新の状態に更新(推奨)"オプションを有効にします。システム全体を最新の状態にするためにインストールする必要のあるアップデートパッケージがすべて自動的に選択されます。リストは、インストールするバージョンに従って昇順にソートされています。選択したパッケージはリストの最後に表示されます。
•ユーザー定義の選択: "システムを最新の状態に更新(推奨)"オプションを無効にします。これで、製品に対して、パッケージまたはパッケージセットの特定のバージョンを手動で選択できます。これらは利用可能な最新バージョンである必要はありません。
選択すると、リストの下半分にある[次のコンピュータを更新します]に、インストールに関係するすべてのコンピュータとインストールするアップデートパッケージが表示されます( [更新されるコンピュータ](アップデートカード) も参照してください)。
[ソフトウェア更新の選択](アップデートパッケージのリスト)
これらのリストには、PMCリポジトリで利用およびインストール可能なすべてのアップデートパッケージが表示されます。選択肢は、インストールが必要なバージョンに従って昇順にソートされています。つまり、最新のアップデートパッケージはリストの最後に表示されます。[システムを最新の状態に更新(推奨)]オプションを有効にすると、デフォルトでは、常に最新のアップデートパッケージが選択されます。
各リスト項目の最後に示されるアイコンで、アップデートパッケージの説明を開くことができます。
注記:相互依存性のある複数のコンピュータとソフトウェアコンポーネントで構成される複雑なシステムを使用する場合は(バージョン)、リストも複雑になります。
相互依存性がある場合は、希望する個別のアップデートパッケージだけでなく、関係するアップデートパッケージのセットが自動的に提供されます。こうすることで、お使いのソフトウェアコンポーネントの機能性をいつでも確保できます。
選択したシステム/コンピュータ用に新たに伝送されたアップデートパッケージを検索するには、[画面を更新] ボタンをクリックします。すると、PMCリポジトリが検索され、必要に応じてアップデートパッケージのリストが更新されます。詳しい説明は [画面を更新]ボタン を参照してください。
アップデートパッケージの選択については、 [システムを最新の状態に更新(推奨)]オプション を参照してください。
注記:サービスツール(ST / STMAC)の更新が存在する場合は、これらを必ずインストールする必要があります。ソフトウェア更新の選択では、このアップデートパッケージがデフォルトで選択されており、選択を外すことはできません。
[更新されるコンピュータ]には、アップデートパッケージリストでの選択に従って更新されるすべてのコンピュータが、いわゆるアップデートカードに一覧表示されます。その際には、最小バージョンおよび相互依存性の要件は自動的に考慮されます。
まずサーバーのアップデートカードがアルファベット順で常時され、後方にはクライアントのアップデートカードが同様にアルファベット順で表示されます。.
更新情報は、以下の各領域に分かれます。これらの領域は個別に開いたり閉じたりできます。また、アップデートカードのタイトルバーをクリックすると、すべてを表示させることもできます。[起動]、[停止]、[有効化]、[無効化]の各フェーズで、Prinect Supervisorを制御します。
•[データ伝送]:PMCリポジトリから更新するコンピュータに伝送される、すべてのアップデートパッケージが表示されます。
•[準備]:インストール準備には、スクリプトの実行、アプリケーションおよびサービスプログラムの終了が含まれます。
また、準備中にコンピュータの可用性が変化したかどうか確認されます。 アクティブではないコンピュータでも更新を実行するも参照してください。この場合は、インストールを中断するか、または変化後の可用性でインストールを続行するか決定する必要があります。ここにリストアップされた製品の全バージョンが、これらの準備の対象になります。
•[インストール]:ここに、各製品に対してどのアップデートパッケージがインストールされるか、より詳しい一覧が表示されます。
インストールされる製品は、ユーザーインタフェースで境界線によって示されるグループにまとめられます。2つ以上のコンピュータで更新が行われる場合、各グループの製品が、コンピュータの境界を越えてインストールされます。そのためインストールプロセスは関与するすべてのコンピュータで同時に進行し、進捗は製品の所属グループによって異なります。
•[後処理]:インストールの後処理には、スクリプトの実行、準備時に終了されたアプリケーションおよびサービスプログラムの起動が含まれます。また、インストール中にさらに新しいパッケージがPMCに届いて、再度インストールを行う必要がないか、確認されます。ここにリストアップされた製品の全バージョンが、これらの後処理の対象になります。後処理は、インストールが問題なく完了した場合にのみ、実行されます。
•[有効化]、[無効化](Prinect Supervisor):[有効化]および[無効化]フェーズは、コンピュータにPrinect Supervisorがインストールされている場合にあります。[無効化]フェーズでは、Prinect Supervisorが再起動後に開始されず、すべてのPrinectコンポーネントがインアクティブです。[有効化]フェーズでは、Prinect Supervisorが起動されますが、Prinectコンポーネントは起動されません。Prinectコンポーネントは、[起動]フェーズでのみ起動されます。
•[起動]、[停止](Prinect Supervisor):[起動]および[停止]フェーズは常に、Prinect Supervisorマスターがあるコンピュータにスケジュールされます。[起動]フェーズでは常に、すべてのPrinectコンポーネントが起動されます。[停止]フェーズでは、コンピュータのアップデートに関与するPrinectコンポーネントだけが停止されます。
アップデートカードのアイコンの説明は、 その他のアイコンを参照してください。
バージョンの不一致を回避するため( バージョン および [ソフトウェア更新の選択](アップデートパッケージのリスト) も参照)、通常は、更新するシステムのすべてのコンピュータがアクティブである、つまりPMCからアクセス可能である必要があります。そうでない場合は、[インストールの開始]ボタンの横に警告が表示されます:
しかし場合によっては、1台または複数のコンピュータがアクティブではないが、システムの更新を行うことが望ましいケースがあります。
バージョンの一貫性が失われないよう、こうしたケースでは以下の条件を満たす必要があります:
前提条件:
•現在アクティブではないコンピュータが過去に一度アクティブな状態にあり、PMCがそのコンピュータの製品リスト(古いものであっても)を持っている必要があります。この条件は必ず満たしてください。そうでなければ、相互依存性を確認できません。
•相互依存性に関してはさらに以下の事柄が当てはまります:
·製品は、アクティブではないコンピュータ上にある他の製品と相互依存関係になければ、更新が可能です。
·アクティブなコンピュータとアクティブではないコンピュータの両方にある製品が、更新可能です。これは、両方のコンピュータで製品バージョンが異なる場合にも該当します。
アクティブではないコンピュータが後の時点で再びアクティブになったら、滞っている更新を後から実行する必要があります。これらの更新は自動で行われます。再びアクティブな状態になると、更新問い合わせ時にコンピュータのLISから最新の製品リストが供給され、このリストと現在のバージョン状態が比較されます。比較の結果、インストールするべきアップデートパッケージがアップデートパッケージのリスト([ソフトウェア更新の選択](アップデートパッケージのリスト) )に自動的に表示され、デフォルトで選択されます。[インストールの開始]ボタンをクリックすると、以前アクティブではなかったコンピュータのバージョンが、最新の状態に更新されます。
更新時にWake on LAN (WoL) を送りコンピュータのアクティブ状態を保つ
WoLとは、特別なネットワークアクセスを経由して、コンピュータを休止状態から起動する機能です。ソフトウェアの更新は通常、主要な作業時間帯ではなく夜間や週末、業務終了後、昼休憩時などに実行されます。しかしこのような時間帯には、コンピュータがスリープ状態になり、使用できない可能性があります。そのためPMCではWoL機能をサポートしており、更新に関係するコンピュータをネットワークアクセスによって起動し、システム更新に加えられるようになっています。この機能を使用するためには、コンピュータがWoL機能をサポートし、適切に設定されている必要があります。MacBookは閉じないでください。
注記:新しく納品されたシステムでは、WoL機能はデフォルトでオフになっています。
PMCのWoL機能を使用する場合の流れ:
•コンピュータがスリープ状態になると、PMC内でこのコンピュータにアイコンが示されます。相応の注記が状態メッセージ欄に表示されます。
•システム/コンピュータがメイン領域の[製品アップデートが利用可能]画面に表示されると、PMCは、関係するコンピュータのうちスリープ状態にあるものをすべて起動します。コンピュータの起動にはしばらく時間がかかります。コンピュータがスリープ状態から脱すると、コンピュータのアイコンが変わり、スリープ状態ではなくアクティブな状態
と表示されます。コンピュータの更新は、コンピュータが完全にアクティブな状態になると、実行できます。
•起動されたコンピュータは、ソフトウェア更新の間、もしくは関連するシステム/コンピュータが上記画面で開かれている間、アクティブな状態に保たれます。
•更新が行われておらず、システムまたはコンピュータに何も画面が開かれていなければ、該当するコンピュータは設定に応じて再びスリープ状態に戻ります。
WoLの環境設定:
多くのコンピュータでは、WoLの環境設定はBIOSで行います。LANおよびWLAN機能を持つノートパソコンでは、WoL機能をLANとWLANに対して個別に設定できます。コンピュータを起動し、BIOSで適切な設定を行ってください。
Windowsの場合、WoLに関する設定は通常、デバイスマネージャのネットワークアダプタ設定にあります(WoLはネットワークカードの機能です)。
インストールはせずに、製品アップデートないしシステムアップグレードを準備する
「データ転送後に待機」のオプション
アップデートカードの上に、「データ転送後に待機」のオプションがあります。このオプションを設定すると、まず製品アップグレードないしシステムアップグレードの準備だけが行われます。ここでいう準備というのは、すべての更新パッケージがPMCから該当するコンピュータに転送され、すべてのバリデーション(証明書とストレージの確認」が行われます。準備の後にシステムが待機します。ここでは、まだソフトウェアの更新は行われません。この時点までは、更新の対象となるコンピュータ上でいかなる変更も行われません。
インストールをスタートするには、「インストール」ボタンを押して下さい。
このプロセスのメリットは、時間を要するデータ転送の間に、該当するコンピュータへの作業が行える点にあります。
更新メッセージと、場合によって更新メールが、データ転送の完了後に送信されます。インストールを手動で実施した場合は、「インストールをスタート」のボタンをクリックした後に通知されます、 インストールを開始するも参照。
更新グループ内のすべてのコンピュータに通知がいきます。さらに、更新グループのいずれかにあるサーバーに属するすべての Cockpit-Clientに通知がいきます。Cockpit-Client が該当する更新グループにない場合にも、Cockpit-Clientに通知がいきます。
他の2つのボタン(画面の更新およびインストール)のアクションをキャンセルできます。既に起動されているインストーラはキャンセルされません。
[画面を更新]ボタンをクリックすると、PMCリポジトリで新しいアップデートパッケージが検索され、[ソフトウェア更新の選択]のパッケージリストが更新されます。
注記: PMC でローカルに実行される処理なので、PSC リポジトリに含まれる新しいアップデートパッケージは考慮されません。
アップデートパッケージがリスト表示されない場合は、以下の原因が考えられます:
•PSCにダウンロード用の最新のアップデートパッケージがない。PMC リポジトリが最新状態である。
注記:新しいアップデートパッケージがPSCからPMCリポジトリにダウンロードされなかった原因は2つあります:
a) 長時間にわたりHeidelbergリモートサービス接続を中断した。
b) 計算されたダウンロード後のディスクスペースが5GBを下回る。 メニュー[プログラム] >[再起動] も参照。どちらのケースもコンピュータまたはシステムは、PMCと比較した場合は最新状態ですが、PSCと比較した場合はかなり古い状態のことがあります。
•PMC リポジトリに新しいアップデートパッケージがある。ただし、それらのアップデートパッケージはその他のアップデートパッケージとの相互依存性があるので、まだ PMC リポジトリで使用できないことから、インストールできないことが考えられます。
ウィンドウダイアログが表示される場合は、 データ伝送を参照してください。
[キャンセル]ボタンをクリックして、更新を中断できます。
[インストールの開始]ボタンをクリックすると、[ソフトウェア更新の選択]のパッケージリストで選択したすべてのアップデートパッケージが、インストールされます。
注記:更新中にコンピュータの可用性が変化すると、「コンフィギュレーションが無効になりました」というメッセージがユーザーに通知されます。この場合は、更新を再度スタートする必要があります。
注記:ハイデルベルクの署名の確認がとれた場合のみ、更新を行うことができます。署名が間違っているか確認できない場合は、該当するエラーメッセージが送られ、更新はできなくなります。
[キャンセル]ボタンをクリックして、インストールを中断できます。下記を参照してください。
要件: インストールの際に使用するユーザーアカウントは、ローカル管理権限があり、また、更新の対象となるすべてのコンピュータ上に設定されていなければなりません。
コンピュータがバッテリ駆動されている場合、インストールはできません。
注意: 「コンピュータ(コンピュータ名)の再起動が必要です」という警告が表示される場合は、 PMC リブートモードにある指示に従ってください。
注記: インストールの開始時と終了時にはすべてのクライアントにメッセージが送信されます。
1.[ソフトウェア更新の選択]リストで希望するアップデートパッケージを選択します。
2.[インストールの開始] ボタンをクリックします。
一連の一貫性チェックが実行されます。これには例えば、該当するコンピュータがスリープ状態か、アクティブか、バッテリ駆動中かなどが含まれます。
1個または複数の矛盾が存在するためにインストールを実行できない場合、相応のメッセージが表示され、[ソフトウェアの更新]画面に戻ります。必要に応じて、エラー解決後にここで再度インストールを開始します。
アクティブでないコンピュータが存在する場合は、ここでそのことが指摘され、ユーザーはそのままインストールを続行するか、あるいはコンピュータを前もって起動するか決定できます。(システムアップグレードには該当しません。)
「インストールをスタートする」のボタンをクリックすると、該当する更新メッセージと、場合によって更新メールが送信されます、 更新メッセージも参照。
3.インストール前に、インストールするべき全アップデートパッケージに関するすべての管理関連の注記が、表示されます。
[キャンセル]をクリックすると、[ソフトウェアの更新]画面に戻ります。[次へ]ボタンをクリックすると、インストールが続行されます。
4.次のダイアログで、ユーザー名とパスワードを使って権限を確認してください。権限が確認されると、インストールが開始します。確認については 製品アップデートまたはシステムアップグレードに関するユーザー権限の確認も参照してください。
[次のコンピュータを更新します]に、各コンピュータの状態メッセージとインストールの進捗状況が表示されます。
•正常なインストール:正常にインストールされると、"正常に更新されました。処理を終了してください。"というメッセージが表示されます。[インストールを開始]ボタンが[処理を完了]に変わります。
•失敗したまたはキャンセルされたインストール:[インストールを開始]ボタンが[次へ]に変わります。インストールに失敗した場合は、 アップデートパッケージのインストールも参照してください。
5.インストールに成功または失敗した場合。
•正常なインストール:システム/コンピュータは再び使用可能です。ただし、インストールに関連する処理はまだ完了していません。
[処理を完了] ボタンをクリックします。
その後自動的に、PMCリポジトリとPSCリポジトリの比較が行われ、PMCリポジトリのソフトウェアが本当に最新の状態であることが確認されます。メイン領域に、[利用可能な製品アップデートなし]にインストール済み製品が表示されます。
処理を完了すると、インストール情報が、コンピュータのアップデートカードに表示されなくなります。
•失敗したまたはキャンセルされたインストール:[次へ]ボタンをクリックします。すると、後処理に移動します。
注記: 実行中のインストールを中断すると、既にインストールされているアップデートパッケージがインストールされたままになります。現在インストール中のアップデートパッケージは、最後までインストールされます。その後で、更新が中断されます。
アップデートパッケージのセットをインストールしたい場合は、中断した時点で、相互依存性のあるアップデートパッケージがすべてインストールされていない危険があります。そのような場合は、システムが正常に動作しないことがあります。それについてはアップデートパッケージのインストールを参照。
製品アップデートまたはシステムアップグレードに関するユーザー権限の確認
製品アップデートまたはシステムアップグレードを開始する直前に、アクセスデータを入力して認証を行う必要があります。その後、インストールがスタートします。
インストールするコンポーネントに応じて、通常は、拡張された認証ダイアログが開きます。そこでは、根本的に異なる2種類のアクセスデータが必要です:
•最初の認証:PMCへのログインでも必要となるアクセスデータを、再度入力します。 PMCのユーザー権限の確認も参照してください。
•2番目の認証:今回の更新対象となるコンピュータの、Prinectユーザーのアクセスデータを入力します。Prinectユーザーのユーザー名は、サーバコンピュータの環境変数HD_PRINECT_USERによって定義されます。この場合、[ユーザー名]欄はあらかじめ入力されており、変更できません。
例外的に、環境変数HD_PRINECT_USERが存在しないか、またはエントリが含まれないことがあります。この場合は、[ユーザー名]欄は変更可能で、Prinectユーザーを入力します。
ユーザー権限の確認に失敗した場合は、エラーを検出するために[アクセスデータを確認]機能を使用できます。 コンピュータのコンテキストメニュー を参照してください。