ページ内容に含まれているイメージまたはビットマップ (1ビットイメージあるいはイメージマスクオペレータ)に対する参照規則があります。該当するエラーメッセージでは、ページオブジェクトについて記述されます。
以下のタブが含まれます:
ここで、PDF ドキュメントのページ内容に含まれるビットマップまたはイメージのプロパティをチェックするための基準を設定します。
カラーイメージの解像度が...未満/...以下
カラーイメージの解像度が設定された値以下の場合、見直し基準は満たされます。
「続行、警告あり」というプレフライトアクションが設定されている場合は、「....以下」を使用できます。
これを使って、2つ目ののチェックパラメータを設定できます。2つ目のそして低い解像度を入力して、"エラーでキャンセル"というプレフライトアクションを設定します。この2つ目の解像度よりも低い解像度のイメージがある場合、エラーメッセージが発生して処理がキャンセルされます。
カラーイメージの解像度が右の値以上の場合
カラーイメージの解像度が設定された値以上の場合、見直し基準は満たされます。
グレースケールイメージの解像度が...未満/...以下、グレースケールイメージの解像度が...より大きい
グレースケールイメージの設定は、カラーイメージの設定に対応しています。("カラーイメージの解像度が右の値以下の場合"パラメータを参照してください)
ビットマップイメージの解像度が...未満/...以下/ビットマップイメージの解像度が...より大きい
ビットマップイメージの設定は、カラーイメージの設定に対応しています。("カラーイメージの解像度が右の値以下の場合"パラメータを参照してください)
全面画像に関しては特別なチェックがあります。これにより、全面画像に対してより高い解像度を要求することができます。
このチェック項目によって、全面画像が存在する場合に、その解像度を設定値より小さくするよう提案されます。
非可逆JPEG圧縮を使用しているイメージがあります
JPEGイメージを圧縮すると、常にデータ損失があります。JPEG 2000フォーマットでは可逆圧縮も、非可逆圧縮も両方可能です。イメージが非可逆JPEG圧縮である場合、見直し基準は満たされます。
1、2、または4ビットイメージが存在します
PDFでは 1、2、4、8、16 bits/pixel のイメージとカラーチャンネルが許可されています。通常は8bitイメージです。
16ビットイメージが存在します
PDFのバージョン1.5以降では、16 bitイメージがサポートされています。
PDF/X規格では16 bitイメージが禁止されています。
OPIコメントがあります
OPIイメージデータ置換("オープンプリプレスインターフェイス")では、高解像度イメージの替りに、プレースホルダーと高解像度イメージファイルに関するリンクが、ドキュメントに含まれます。このリンクは"OPIコメント"として、入力ドキュメントのコードに含まれます。OPI イメージデータ置換は、PDF/X ワークフローでは禁止されています。
•削除
OPIイメージデータを置換したくない場合、そしてイメージが全て必要な解像度でPDFドキュメントに埋め込まれている場合に限り、OPIコメントは懸念なく削除できます。
代替イメージ付きのイメージがあります
促進表示に使われる代替イメージがすでにドキュメントにあるか、確認されます。
•削除
Preflighter では代替イメージの自動作成を有効にしたほうが有意義なので、この場合は[削除]も有効にしてください。このオプションを有効にしないと、代替イメージがまだないイメージだけに、代替イメージが作成されます。
代替イメージは、PDF/X規格で許可されています。
代替イメージが印刷用デフォルトです
PDFドキュメントに1つまたは複数の代替イメージがある場合、代替イメージを"印刷用デフォルト"と設定できます。この場合、この代替イメージが印刷されます。この代替イメージは、ドキュメントとして画面に表示される場合、いくらか違って表示されます。
•変更
関連する問題を回避するため、[交換]オプションを有効にしてください。
印刷用のデフォルトとして設定された代替イメージは、PDF/Xでは使えません。
イメージデータが少なすぎます。
イメージは高さおよび幅、色空間だけによって定義されるのではなく、常に正確なバイト数が必要です。イメージデータが少なすぎる場合、通常PDF作成でのエラーに起因しています。
![]()
|
注記:このチェックではイメージが全体的に読み込まれるので、時間がかかります。 |
インデックスされたイメージがある
一部のプログラムでは、インデックスされたイメージの処理で問題が発生します。インデックスされたイメージでは、最大で256個のカラー値に、テーブルの参照番号が指定されています。