ファイルタイプ「.eps」、「.pdf」、「.ai」、「.emf」、「.wmf」のインポート

これらのファイルタイプのオブジェクトには、スタイルタイプが割り当てられていません。そのため、インポート時に、各線に自動的にスタイルを割り当てることができます。どのスタイルがどの線に属するかは、スタイルフィルタによって定義されます。これは、スタイルへの割り当てを線のカラー、幅、パターンに基づいて決定する各種ルールを意味します。

IconNote00084.png

注記:複数のページを含むPDFファイルもインポートできます。これについては複数ページを含むPDFファイルのインポートを参照してください

インポート時に「.eps」、「.pdf」、「.ai」、「.emf」、「.wmf」形式のファイルを選択すると、[プレビューをインポート]ダイアログが開きます:

vorschau_importieren.png

 

リストボックスでフィルタを選択するか、または[フィルタを編集]で新しいフィルタを作成します。

左ペインで、インポートするページを選択します。[インポート]をクリックすると、フィルタがファイルに適用され、オブジェクトが該当するスタイルと一緒にインポートされます。

例:

すべての赤色の線に「断裁」スタイルを割り当てます。

1.スタイル割り当てフィルタで「<なし>」を選択します。

2.[フィルタを編集]をクリックします。

3.フィルタ名を入力します。

4."追加"をクリックします。

5.[カラー]をクリックし、リストボックスで[赤]を選択します。

6.スタイルで[断裁]を選択します。

7.[OK]をクリックします。

8.[OK]をクリックして[スタイルフィルタ]ダイアログを閉じます。

9.新規作成したフィルタを選択します。

10.[インポート]をクリックすると、新規ファイルがPrinect Packaging Proで開きます。

epsおよびpdf、ai、emf、wmfファイルでの[プレビューをインポート]ダイアログの操作要素

スタイル割り当てフィルタ

[スタイルフィルタ] をリストボックスから選択します。定義済みフィルタの選択や、新規フィルタのリストへの追加、あるいは既存のフィルタ特性の編集が可能です。

フィルタを編集

[スタイルフィルタ]ダイアログが開き、選択したフィルタのために定義したパラメータを変更できます。

フィルタを管理

[フィルタを管理]ダイアログを開きます。

Lupe1.png 

プレビューウィンドウでズームを拡大します。

Lupe2.png 

図面をプレビューウィンドウに適合させます。

Lupe3.png 

プレビューウィンドウでズームを縮小します。

インポート...

選択したデータをPrinect Signa Station Packaging Pro & Label Proモジュールにインポートします。

キャンセル

インポートをキャンセルしてダイアログを閉じます。

 

[スタイルフィルタ]ダイアログ

[プレビューをインポート]ダイアログで[フィルタを編集...]ボタンをクリックします。スタイルフィルタのダイアログが表示されます:

formatfilterdialog.png

 

このダイアログで、選択したフィルタのパラメータを変更できます。パラメータの追加や編集、削除が可能です。またパラメータを「上位」あるいは「下位」に移動させて、優先順位を定義できます。

IconNote00085.png

注記:表にすべてのパラメータがリストアップされます。表に示されるパラメータの順番は、プログラムによって優先される順位を意味します。

 

[スタイルフィルタ]ダイアログの機能

フィルタ名

スタイルフィルタの名前を定義します。

カラー

該当する線のカラー条件を定義します。インポートされるストラクチャに含まれるオブジェクトのうち、定義されたカラーを持ち、厚みと点線描画の条件を満たすものがすべて、[スタイル]カラムの該当行で定義されているスタイルに割り当てられるかまたは変換されます。

厚さ

該当する線の、オブジェクト線の厚み条件を定義します。インポートされるストラクチャに含まれるオブジェクトのうち、厚みが定義された範囲内でカラーと点線描画の条件を満たすものがすべて、[スタイル]カラムの該当行で定義されているスタイルに割り当てられるかまたは変換されます。

点線描画

該当する線の点線描画条件を定義します。インポートされるストラクチャに含まれるオブジェクトのうち、定義された線のプロパティ「実線」または「破線」に該当し、カラーと点線描画の条件を満たすものがすべて、[スタイル]カラムの該当行で定義されているスタイルに割り当てられるかまたは変換されます。

レイヤー

外部ファイルで、特定のスタイルのオブジェクトを含むレイヤーの名前。

フォーマット

ここで定義したスタイルに、各線に対して定義されたカラーおよび厚み、点線描画の条件を満たすすべてのオブジェクトが割り当てられ、変換されます。

追加...

 

編集...

両方のボタンによって [線スタイル] ダイアログが開きます:

formatliniedialog.png

 

ここで、スタイルフィルタの新規規則を作成したり、既存の規則を編集したりします。

考慮する特性を選択し、希望するパラメータを入力します。
例えば、リストボックスでカラーを選択し、許容誤差( 0-255)を指定します。

その後リストボックスで、上の特性を満たすオブジェクトに割り当てるスタイルを選択します。

上へ移動/下へ移動

リスト内で規則を上位または下位へ移動させて、優先順位を変更します。

線を微調整

ここで、線のインポート規則を詳細に設定できます。各特性に対して以下のオプションを選択できます:

 

変更しない

オブジェクトは、[スタイル]カラムで指定されているスタイルでインポートされます。外部ファイルの各特性(名前、カラー、幅、点線描画)は無視されます。

 

オブジェクトでオーバーライド

オブジェクトが、[スタイル]カラムで指定されているスタイルでインポートされます。その際、外部ファイルの各特性(カラー、点線描画)は無視されず、オブジェクトに適用されます。

 

子スタイルを検索

グローバルなスタイルで、[スタイル]カラムで指定されている親スタイルから派生した子スタイルが検索されます。子スタイルは、各特性(レイヤー名、カラー、幅、点線描画)が親スタイルと異なります。

このような子スタイルが見つかった場合は、オブジェクトがこのスタイルでインポートされます;それ以外の場合は、オブジェクトが、[スタイル]で定義されているスタイルでインポートされます。

 

子スタイルを作成

[スタイル]カラムの親スタイルから派生した、ローカルの子スタイルが作成されます。子スタイルは、各特性(レイヤー名、カラー、幅、点線描画)が親スタイルと異なります。オブジェクトはこちらの新しいスタイルでインポートされます。

 

子スタイルを検索および作成

まずは子スタイルが検索されます。子スタイルを検索 の表の行を参照してください。適合するスタイルが見つからなった場合は、新規スタイルが派生して作成されます。子スタイルを作成の表の行を参照してください。

 

子スタイルを検索および作成し、オーバーライドします。

グローバルなスタイルで、[スタイル]カラムで指定されている親スタイルから派生したスタイルが検索されます。子スタイルは、各特性(カラー、点線描画)が親スタイルと異なります。

このようなスタイルが見つからない場合は、新規スタイルが作成されます。

特性がこの新しいスタイルと異なる(カラーが異なるなど)他のオブジェクトは、[スタイル]カラムで指定された親スタイルでインポートされます。ただし特性は、外部ファイルのものが保持されます。

レイヤー名

レイヤー名に対して、上記のいずれかのオプションを選択します(「変更しない」、「派生スタイルを検索」など)。

カラー

線のカラーに対して、上記のいずれかのオプションを選択します(「変更しない」、「派生スタイルを検索」など)。

線の幅に対して、上記のいずれかのオプションを選択します(「変更しない」、「派生スタイルを検索」など)。

点線描画

線の点線描画に対して、上記のいずれかのオプションを選択します(「変更しない」、「派生スタイルを検索」など)。

未割り当てのオブジェクトをインポート

ここで、これまでの規則では割り当てることができないオブジェクトのインポート規則を、詳細に設定できます。各特性に対して、以下のオプションが選択可能です:

 

認識されなかったものを作成

オブジェクトが、「不明」という名前のスタイルでインポートされます。外部ファイルに例えば名前がAおよびB、Cのレイヤーがある場合、そこに含まれるレイヤー内のオブジェクトが、「不明1」、「不明2」、「不明3」という名前でインポートされます。

 

オブジェクトでオーバーライド

オブジェクトの各特性(カラー、点線描画)がインポート時に保持されます。

 

派生スタイルを検索

同じ特性(レイヤー名、カラー、幅、点線描画)を持つ、グローバルなスタイルが検索されます。該当するスタイルが見つかれば、オブジェクトがそのスタイルでインポートされます。

見つからない場合は、オブジェクトが、親スタイル(カラーおよび点線描画)または「不明1」(レイヤー名および幅)でインポートされます。

 

子スタイルを作成

新規スタイルが作成されます。特性によって異なります:

レイヤー名:

プログラムは直ちに、外部ファイルのレイヤー名と同名の(ローカル)プロジェクトスタイルを作成し、オブジェクトをこのスタイルでインポートします。外部ファイルにあるレイヤーと同じ数の(ローカル)プロジェクトスタイルが作成されます。

 

カラー/点線描画:

プログラムは直ちに(ローカル)スタイルを作成し、このスタイルで、カラー/点線描画パターンが同じすべてのオブジェクトがインポートされます。

 

幅:

プログラムは直ちに(ローカル)スタイルを作成し、オブジェクトをこのスタイルでインポートします。幅が異なるスタイルは、それぞれ新規作成されたスタイルでインポートされます。例えば6個のオブジェクトがある場合(幅Xが3個、幅Yが2個、幅Zが1個)、3つの新しいスタイルX、Y、Zが作成され、該当する幅にオブジェクトがインポートされます。

 

子スタイルを検索および作成

プログラムが、グローバルなスタイル内で、特性(レイヤー名、カラー、幅、点線描画)が同じスタイルを探します。該当するスタイルが見つかれば、オブジェクトがそのスタイルでインポートされます。見つからない場合は、新規作成された(ローカル)プロジェクトスタイルでインポートされます。

[カラー]の例:外部ファイルに4つのカラーが含まれ、そのうち1つがグローバルなスタイルに割り当てられている場合、このカラーのオブジェクトはこのスタイルでインポートされます;他の3つのカラーのオブジェクトは、新規作成された3つの(ローカル)プロジェクトスタイルにインポートされます。

 

子スタイルを検索および作成し、オーバーライド

プログラムが、グローバルなスタイル内で、特性(カラー、点線描画)が同じスタイルを探し、オブジェクトをこのスタイルにインポートします。

[カラー]の例:外部ファイルに4つのカラーが含まれ、そのうち1つがグローバルなスタイルに割り当てられている場合、このカラーのオブジェクトはこのスタイルでインポートされます;他の3つのカラーのオブジェクトは、外部ファイルにおけるカラーで、新規作成された1つの(ローカル)スタイルにインポートされます。

レイヤー名

レイヤー名に対して、上記のいずれかのオプションを選択します。

カラー

線のカラーに対して、上記のいずれかのオプションを選択します。

線の幅に対して、上記のいずれかのオプションを選択します。

点線描画

線の点線描画に対して、上記のいずれかのオプションを選択します。

キャンセル

意思確認ダイアログが開き、確定後に選択した割り当てが削除されます。

 

epsおよびpdf、ai、emf、wmfファイルでの[プレビューをインポート]ダイアログの操作要素に戻る。

 

[フィルタを管理]ダイアログ

[プレビューをインポート]ダイアログで[フィルタを管理...]ボタンをクリックします。以下のダイアログが開きます:

importassociationsdialog.png

 

[フィルタ]領域にはすべての既存フィルタを表示するリストが含まれます。フィルタは [追加] または [編集]、[削除] することが可能です。

[標準フィルタ]領域では、サポートされるファイルフォーマットをフィルタに割り当てることができます。割り当ては [フィルタ] カラムのリストボックスで行います。

 

[フィルタを管理]ダイアログの操作要素

フィルタ

リスト

すべての使用可能なフィルタを表示するリストを含みます。新規フィルタの追加や既存フィルタの編集、削除が可能です。

追加...

[フィルタタイプ] ダイアログを開いて、新規フィルタのタイプを定義します。
「GDI」および「HPGL」フィルタが使用可能です。

 

 

GDI (Graphics Device Interface): オペレーティングシステムと論理グラフィックデバイス (グラフィックカード、印刷機) の間のプログラムインタフェース。

 

 

HPGL (Hewlett Packard Graphic Language): Hewlett-Packard によって開発された、ペンプロッタ (カッティングプロッタ) を制御するためのページ記述言語。HPGL はその簡易さから、ベクトルデータのデータ交換フォーマットに使用されます。多くの CAD プログラムが HPGL フォーマットでのエクスポートをサポートしています。

 

 

フィルタタイプを選択して[OK]で確定すると、[スタイルフィルタ]ダイアログが開きます。

編集...

[スタイルフィルタ]ダイアログを開きます。

標準フィルタ

ここで、様々なファイル形式に対する標準フィルタを定義できます。

ファイルフォーマット

スタイルフィルタを割り当てるファイル形式の表示。

フィルタ

ここでファイル形式に標準フィルタを割り当てます。[フィルタ]カラムをクリックして、表示されるリストボックスで割り当てを行います。

 

 

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複数ページを含むPDFファイルのインポート

抜き型ファイルをPDFフォーマットでインポートする際、ファイルに複数のページが含まれていれば、ページがインポートダイアログに個別にリスト表示されます。ダイアログのグラフィックウィンドウに、各ページ独自のプレビューを表示できます。左側のリストから、PDFのどのページをインポートするか選択できます。

この方法によって、複数の1upを含むPDFから、特定の1upを指定してインポートできます。

 

Import-mehrseitiger-PDFs.png

 

 

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インポート可能なフォーマットに戻る。