印刷用紙インスペクタ 

印刷用紙 

管理データ

用紙名

ここには、参照ウィンドウまたはグラフィックウィンドウで選択された印刷用紙の名前が表示されます。名前変更も製品部品に表示されます(ブラウザウィンドウ)。システムは、ジョブ名が一意かどうかをチェックします。名前が2回割り当てられている場合は、メッセージが表示されます。一意の名前は仕上げにとって重要です(たとえば、タイリングされた用紙の場合など)。

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注記:用紙名の変更は内部用紙名にも反映されます(たとえば、仕上げ用の「.cip」ファイル(0001#Sheet 1 #A__Name))。

用紙ディスクリプション

MISで用紙に追加的なディスクリプションが付与されている、または Cockpit の用紙の[プロパティ]で用紙ディスクリプションが指定されている場合、それがここに表示され、変更することも可能です。これにより、例えばバリエーションを適合する際などに、「新しい」編成を新たな「用紙ディスクリプション」としてPrinectシステムで使用するために登録したり、PrinectシステムにMISによって登録された「印刷用紙のディスクリプション」をレイアウト作成またはレイアウト適合のデフォルトとして使用したりできます。

プレート幅/高さ

プレートのサイズが表示されます。これらの数値は[プレート]手順にも表示されます。

カラーの自動割り当て/ユーザー定義のカラー割り当て

マークカラーのプレースホルダに、定義したカラーを、自動的にまたはユーザー定義で割り当てさせる選択肢があります。カスタマイズされたカラー割り当ても参照してください。

センタリング

印刷領域全体(単一の折り用紙ではない)は、印刷用紙上で水平方向、垂直方向、またはその両方向について自動的に中央配置されます。

印刷用紙パラメータ

使用したカラー

印刷用紙に印刷されるカラー/分版の数。データページがジョブ/製品部品に割り付けられている場合は、この情報だけが表示されます。

テンプレート

[プレート]手順で入力したプレートテンプレート名が表示されます。

用紙

[プレート]手順で選択され、現在のジョブ用に変更可能な紙が表示されます。

用紙幅/用紙高さ

これらのボックスには、必要に応じて変更できる用紙の幅/用紙の高さが表示されます。

中央移動

ここでの中央移動は、折りスキームの中央移動とは異なります。この場合の移動は、印刷用紙の中央からの用紙移動(水平方向)です([プレートテンプレートエディタ]のX移動も参照)。

通常、値は「0」であり、用紙は水平軸に沿って印刷用紙の中央に位置します。印刷上の理由により、通常のケースが当てはまらない場合は、このボックスに水平移動を入力できます。正の値を入力すると右にずれ、負の値を入力すると左にずれます。反対側は自動的に合わせられます。

ベースライン

プレートの前縁から用紙までの距離の表示および修正(必要な場合)。正の値を入力すると用紙はプレートの縁から離れていき(つまり、上に移動し)、負の値を入力すると用紙は下に移動します。

セパレータ数(デジタル輪転印刷機のみ)

様々なセパレータを位置で繰り返す回数を入力します([プレート]手順でも操作可能)。

折り用紙/モンタージュブロック/抜き型

印刷用紙上の折り用紙/モンタージュブロック/抜き型がすべてリスト表示されます。用紙/ブロック/型を選択すると、用紙/ブロック/型に関する詳細が有効になります。

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注記:パラメータ「位置X/Y」、「回転」、「カットブロック」は、ここと[最適化]手順で編集できます。

名前

ここには、リストで選択した折り用紙/モンタージュブロック/抜き型が表示されます。

位置 X/Y

これは、印刷用紙上の選択済み折り用紙/モンタージュブロックの位置を表します。用紙の左下角は、両方向のゼロ点です。

回転

このオプションでは、折り用紙/モンタージュブロック/抜き型を回転できます。

カットブロック

JDFまたはCIP3ワークフローでは、カットブロック情報をポストプレスで考慮するかどうか定義できます。オプションを有効にすると(プリファレンス)、カットブロック情報が引き継がれます。

バージョニングされた出力にあらかじめ割り当てられたバージョン(バージョニングのみ) 

このセクションは、[ジョブ]手順の[バージョン]パラメータに「1」より大きい数字を入力し、新規バージョニングを有効にした場合のみ使用できます(バージョンの使用も参照)。

バージョンを割り当てレイヤーを表示/オフ(折り用紙に適用)

[折り用紙リスト]あるいはグラフィックウィンドウで折り用紙を選択し、「アクティブなバージョン」の切り替えによって、これに別のバージョンを割り当てることができます。

[アクティブなバージョン]の後ろのボタンをクリックすると簡単です。エディタウィンドウ[バージョンを割り当て]が開き、ここでも折り用紙を希望するバージョンに割り当てられます。エディタウィンドウでは、複数の折り用紙を同時に選択できるため、複数の折り用紙の割り当て変更をワンステップで行うことができます。

また、折り用紙に割り当てたレイヤーを表示/またはオフにできます。グラフィックウィンドウに設定が即座に表示されます。

同じ種類の印刷用紙に適用

[印刷用紙]タブで行った入力/変更を、製品部品に含まれる同じタイプの他の印刷用紙に適用する場合は、このボタンをクリックします。

この機能は、[面付け]および[自動面付け]の作業モードでのみ有効になります。