ジョブ(カラー) 

カラー定義

スポットカラーをBCMYに組み込む

カラーコントロールバーでの作業が改善されました。このオプションを有効にすると、BCMYでスポットカラーを使用することができます。これにより、カラーコントロールバーにおける空白部分を回避できます。

[デフォルト]:新規のジョブではこのオプションはデフォルトでオンに、また既存のジョブ (Version 4.5 より古いバージョン) ではオフに設定されています。

ジョブに全てのプロセスカラーが含まれず、代替的にスポットカラーが含まれたり、あるいはスポットカラーのみを含んでいたりした場合、ハイデルベルグワークフローでは固定のカラーオーダーが原因で問題が生じていました。

今後は、カラー割り当てをPrinect Signa Stationによって自動で行うことが可能になりました。ここではスポットカラーがBCMYのプレースホルダに割り付けられます。

グローバルなマークカラー割り当てを使用

[グローバルなマークカラー割り当て] は、新規のジョブ作成ではデフォルトでオフに設定されています。

オプションがオフの状態では、相応する面(裏と表)を含む全ての印刷用紙のカラー割り当ては、印刷用紙インスペクタで実行されます。

オプションを有効にすると、全てのジョブに対する一つのカラー割り当てを自動あるいは手動で行うことができます。この場合、印刷用紙インスペクタからは操作ができません。

自動カラー割り当て

[自動カラー割り当て] はデフォルトの設定です。カラーコントロールバーの空白の回避が、自動的に試みられます。

カスタマイズされたカラー割り当て

「カスタマイズされたカラー割り当て」ウィンドウが開きます。ここで全ての出力カラーを、HD-Alphabet のマークカラープレースホルダに手動で設定できます。マウスポインタで短縮表記「マーク」をクリックし、該当するリンクを選択してください。

ワークフローでは、[自動カラー割り当て] を使用することを推奨します。

利用可能なカラーを表形式で表示

製品部品で利用可能なカラーを、相応のカラーパッチで表示します。

利用できるカラー

製品部品に割り付けられたPDFページに含まれているカラー。

出力

スポットカラーの出力オプションを表示するには、この列の要素をクリックします。このパラメータを使用すると、スポットカラーをC、M、Y、またはK、あるいはPDFドキュメント内の別のスポットカラーに置き換えて印刷することができます。この方法によって例えば、似ているように見えるスポットカラーを別のカラーに置き換え、インキ/インキング装置を節約できます。その他の方法:

視覚的な補助のため、新たに追加した手前にあるカラーパッチが、選択の変更に従って変化します。

プロセスカラーとして

スポットカラーは、プレートに書き込まれて印刷されるプロセスカラーC、M、Y、およびK(あるいは、そのいずれか1つ)に変換されます。

無視する

スポットカラーまたはプロセスカラーがリストから削除され、印刷されません。

カラーに

スポットカラーをプロセスカラーにマッピングできます。

t_farbfeld.png

 

使用

[ファイル>プリファレンス>ユーザーインタフェース]で「使用」の「カラム」オプションがオンになっている場合のみ。

スポットカラーはマークにおいて、手動でオフにできます。コンポジットマークや [BCMYでスポットカラーを許可] でのワークフローにおけるカラーコントロールバーの選択で、スポットカラーは無視されます。

以下の表に取扱方法を示します:

ケース

規則

説明

使用目的

インクコード/オーダー

1

カラーコード
(Heidelberg-Alphabet から)、カラーコントロールバーで考慮

カラーに「HD-Alphabet」のカラーコードが付与され、カラーコントロールバー(FKS)で考慮されます

印刷ユニット

はい/はい

2

カラーコード
(Heidelberg-Alphabet から)、カラーコントロールバーで考慮なし

「HD-Alphabet」のカラーコードが付与され、カラーコントロールバー(FKS)で考慮されません

印刷ユニット、カラーコントロールなし

はい/いいえ

3

カラーコード L1-L4、カラーコントロールバーで考慮なし

L1-L4 のカラーコードが付与され、カラーコントロールバー(FKS)で考慮されません

ニス引きユニット

はい/いいえ

4

カラーコードなし

カラーコードは付与されません

プルーフ、ツール、外部

いいえ/いいえ

暗色

[ファイル>プリファレンス>ユーザーインタフェース]で[暗色のカラム]オプションがオンになっている場合のみ。それについては背景カラーの列を参照。

背景カラー

[ファイル>プリファレンス>ユーザーインタフェース]で[背景カラーのカラム]オプションがオンになっている場合のみ。ここで、背景カラーを定義できます。

「背景カラー」は、「Prinect Cockpit 17(JDF 経由)」出力タイプでは評価されません。Prinect Prepress Manager で希望する背景カラーの最大個数が入力されます。この数は、使用するカラーマークでも有効である必要があります。

詳細は[背景カラー]も参照してください。

デフォルトスクリーン角度

RIPのデフォルトスクリーン角度

このグループでの設定は、ハイデルベルグワークフローには影響しません。他社のRIPに出力する場合にのみこの値が使用されます。

カラーテーブルの単色ごとに手動でスクリーン角度を定義できます(一部の他社ワークフローに必要な場合があります)。

カラーを変更するには、[角度]カラムをクリックしてから任意の値を入力します。

変更したスクリーン角度は、出力中に考慮されます。