ここには、PDFファイル全体のページ非依存的特性に適用される規則が書かれています。個々のエラーメッセージでは、ページまたはページオブジェクトは特定されません。
以下のタブが含まれます:
PDF バージョンが右未満の場合 / PDF バージョンが右を超える場合
PDF 1.2. から PDF 2.0. まで選択できます。
ドキュメントの変更は許可されていません/ドキュメントの保存は許可されていません/ドキュメントの印刷は許可されていません
デフォルトは、「エラー」になっています。
ファイルサイズが右を超える(MB)
特定のファイルサイズを超えた場合、情報が表示されます。
「製作に使用したアプリケーション」または「アプリケーション」が不明
例:「製作に使用されたアプリケーション」=「Acrobat Distiller」、「アプリケーション」=「QuarkXPress」。登録が欠落しているのは、たいてい旧いアプリケーション、またはPDF製作者が原因です。
クリエータまたはアプリケーションが、コンマで区切りでない場合
名前がユーザーによって入力されたかどうかをチェックします。例:「Acrobat Distiller」はすべての Distiller バージョンを意味し、「Acrobat Distiller x.x」はバージョン x.x を意味します。
クリエータまたはアプリケーションが、コンマで区切りの場合
名前が含まれているかどうか確認してください。すなわち、「Acrobat Distiller」とは、Acrobat Distillerの全てのバージョンです。「Acrobat Distiller X」とはバージョン7.0のみです。
[PDF/X]セクションには、PDF/X 標準に準拠するために必要な詳細が含まれます。
PDFは以下の要件を満たしません
ドキュメントが選択された PDF/X 標準に準拠するか確認しま
す。たとえ、その確認が有効ではなくとも、全ての PDF/X
要求が満たされている場合、適切な設定が PDF に自動的に行
われます。
トラッピング状態が不明な場合
PDF/X には、トラップ状態用に「はい」または「いいえ」が必要です。
ドキュメントタイトル無し
PDF/X にはセットされたPDF内部ドキュメントタイトルが必要です。
作成または修正日が見つかりません
PDF/X には、作成と修正日が必要です。
フィルターはPDF/X準拠ではありません
LZW または JPEG200 といったフィルターは、PDF/X で許可されていません。
フィルターはPDF/X準拠ではありません
PDF/X 出力指針が欠落している場合
PDF用に準備された指針がドキュメントに設定されているかどうかを確認します。
PDF/X出力指針がカンマで区切られていません
印刷条件がある場合、その記述に名前のいずれか1つか含まれているかがチェックされます。
PDF/VTファイルを処理できるように、以下の前提条件を満たす必要があります:
•各データレコードのページ数がすべてのデータレコードで同じ
•ページ寸法がすべてのデータレコードで同じ
•各ページのカラーがすべてのデータレコードで同じ
さらに以下のチェック項目によって、これらの前提条件が満たされていることを確認します。
PDF/VTデータでは、それぞれページ数を持つドキュメントの総数から、合計ページ数が得られます。この合計ページ数は通常、PDFの合計ページ数と一致する必要があります。
PDF/VTデータレコードのページサイズが異なる
PDF/VTワークフローでは異なるページサイズは処理できません。
PDF/VTデータレコードで使用されるカラーが異なる
PDF/VTワークフローでは、すべてのドキュメントのカラーが同じである必要があります。
PDF/VTデータレコードのページ数が異なる
PDF/VTワークフローでは、各データレコードのページ数がすべてのデータレコードで同じである必要があります。
PDF/VTドキュメント内のページ配列が昇順ではない
デジタル印刷でPDF/VTデータを正しく出力するためには、すべてのデータレコードでページが連続している必要があります。
PDF/VT内のデータセット数がこれより多い
非常に多くのデータセットを含むPDF/VTの場合、処理速度に問題が生じる可能性があります。データセット数が定義した数値を超えると、警告が出されます。
PDF/VT内の再利用オブジェクトの割合がこれより小さい(%)
効率的に印刷を行うためには、PDF/VTドキュメントの再利用(動的)オブジェクトの割合をなるべく高くする必要があります。
PDF/VTドキュメントで静的コンテンツを複数回リピートすると、不必要に、印刷速度にネガティブな影響を与えます。
このオプションによって、オブジェクト総数に対する動的オブジェクトの割合が、設定した数値を超えていないかチェックします。設定値を超えている場合は、ドキュメントを確認し、必要なら最適化することができます。