ジョブ定義フォーマット(JDF)に対応

Prinect Shooterは、HEIDELBERG Prinect Managerなどの、JDFに基づくワークフローシステムに接続できるように設計されています。

「ジョブ定義フォーマット(JDF)」を用いて、Prinect Managerと情報交換を行います。そのため、Prinect Shooterソフトウェアには「JDFポータル」が含まれ、ここでこのインタフェースが構成されます。Prinect ShooterがPrinect Managerに接続されると、Prinect Shooterは接続されているCtP装置のすべてのデバイス情報をPrinect Managerに自動的に送信し、CtP装置が新しい出力装置として自動的にPrinect Managerでセットアップされます。JDFポータルを参照。

FBDIプロトコルによる出力

Prinect Managerとの情報交換はJDFプロトコルのみによって行いますが、JDFインタフェースを持たないサードパーティのワークフローシステムへの接続では、「ファイルベースデバイスインタフェース(File Based Device Interface(FBDI))」をデータ交換に使用します。

 

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注記:Prinect Managerには複数のPrinect Shooterを接続できます。

HEIDELBERG CtP装置をPrinect Shooter経由でサードパーティのワークフローシステムに接続する場合は、TIFF-Bファイルのフォーマットが、Prinect Shooterが処理できるものでなければなりません。

Prinect Shooterは、露光状態や装置エラーなどについてのデータを、接続されたワークフローシステムに送信します。どの装置情報が送信されるか、すべてを送信可能なのかは、接続している出力装置によって異なります。その際、「Job Messaging Format(JMF)」が使用されます。逆に、Prinect Managerは例えば、個々の折丁(プレート)の再露光(リプリント)をPrinect Shooterで開始できます。

FBDIフォーマットおよびJMFフォーマットは、JDF仕様のコンポーネントです。JDFのサポートによってPrinect Shooterが、例えばHeidelberg Prinectシステムで組み込まれたように、JDFに基づく全体ワークフローに適応します。

Prinect Shooterが、マスターデータストア(Master Data Store, MDS)が存在するPrinectシステム環境内で動作する場合は、Prinect ShooterをPrinect MDSサーバにログインできます。MDSを参照。するとPrinect Shooterがデバイス情報をマスターデータストアに伝送し、これらの情報をPrinectシステム環境の中央で呼び出すことができます。またPrinect Shooterはマスターデータストアの共通ユーザー管理を使用します。ユーザーを参照。