プリネクトCP2000センターへの接続方法

プリネクトプレスルームマネージャー/プリネクトインテグレーションマネージャーからジョブデータが印刷機に送信されるために、接続が確立されなければなりません。つまり、関係する機械を"両側で"定義する必要があります。これには"ワークステーションID"および"装置名"を使用します。

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注記:このマニュアルではプリネクトCP2000センター印刷機のオンライン接続のみご説明します。接続バリアントの概要は機械を接続するをご参照ください。

手順

1.プリネクトインテグレーションマネージャー/プリネクトプレスルームマネージャーには"CDM"(セントラルデバイスマネージャー)から新規CDM装置を登録してください。

例:印刷機"XL105-8P"をプリネクトインテグレーションマネージャー/プリネクトプレスルームマネージャーに登録 

2.プリネクトCP2000センターでのデータストレージの構成 

3.BDE構成と印刷機の同期化 

4.プリネクトCP2000センターでカラー測定データディレクトリを設定する(プリネクトアクシスコントロールIが接続されている場合に限る)

例:印刷機"XL105-8P"をプリネクトインテグレーションマネージャー/プリネクトプレスルームマネージャーに登録

1.プリネクトコックピットを起動します。

2."管理>設定>システム"ペーンに切替え、プリネクトプレスルームマネージャー/プリネクトインテグレーションマネージャーがインストールされたコンピュータをクリックします。

3."CDM"エンジンを選択します。

4.右クリックして表示されるコンテクストメニューで"装置を追加"メニュー項目を選択します。

デバイスウィザードが開きます。

デバイスアシスタント- 一般

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5.接続する機械の名前を"装置名"に入力します(1)。ここの例では、"XL105-8P"です。

·この名称は後にプリネクトCP2000センター側で"WP_Name1"属性に装置名称として入力する必要があります。

·ワークプレイス/機械の名前はプリネクトワークフロー内で一意でなければなりません。最大文字数は 30 です。この名称はプリネクトワークフロー全体のアプリケーション(スケジューラやアナライズポイントなど)に対する機械のIDの役割りをします。

6.デバイスIDを入力してください(2)。ここの例では、"4203"です。

·デバイスIDは文字[a-z][A-Z][0-9]のみを含みます。

·そのデバイスIDがすでに使用されている場合は注意が表示されるので、新しいデバイスIDを入力します。

·デバイスIDはプリネクトワークフロー内における機械の一意の割当てに使用されます。デバイスIDはMIS(例えば、プリネクトプリナンス)と一致している必要があります。

7.選択リスト"デバイスクラス"でエントリ"枚葉印刷機"を選択します(3)。

8."接続"選択リストで"機械直"エントリを選択します(4)。

9."作業工程リストの内容"選択リストで希望するエントリを選択します(5)。

この例の場合は"実行可能およびスケジューリングされた作業工程を表示"です。選択内容の影響については全般的な装置構成で詳しく説明しています。

10."外部"オプションを無効化してください(6)。

11.次にロールを定義します(7)。これは、機械にログインできる人を決めることを意味します。"オペレータ"ロールは通常は有効になっており、無効化することはできません。

オペレータの他にアシスタントも機械で作業を行う場合は、"アシスタント"ロールを有効にします。

"マルチオペレータ"ロールは同時に他の機械でも作業している担当者が機械で作業しているときに有効化します。印刷機の場合これは原則的にありえません。マルチオペレータはポストプレス機械で主として使用されます。

ロールについて詳細説明は全般的な装置構成に説明されています。

12."出力値"ペーン(8)では変更不可です。ここでは選択されたデバイスクラスに依存して、マスターデータストアから標準値が登録されます。ここで入力された標準値は新規登録された工程でのみ生産時間の計算用基準として参照されます。これらの計算された生産時間は作業工程のプランニング時にスケジューラに反映されます。MIS搭載プリネクトワークフローでは生産時間はMISから送られます。

"出力値"はさらにスケジュールアシスタントで有用です。この値にもとづいて、MIS情報がない限り、作業工程の長さが計算されます。プラニングアシスタントに関する詳細情報については スケジュールウィザード を参照してください。

最大生産速度:

ここで入力された速度は速度指数の計算の際にアナライズポイントで使用されます。速度指数 を参照してください。

13."次へ"をクリックします。

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14.接続する印刷機を選択します(1)。

15."操作パネル"ペーンで"CP2000/プレスセンター"エントリを選択します(2)。

16."装置番号"には機械の実際の装置番号を入力します(3)。

装置番号はアナライズポイントでカラーデータを評価するために必要です。

先に印刷機の制御コンソールで装置番号を読み取っておく必要があります。

17."言語"では印刷機(プリネクトCP2000センター)で使用可能な言語を選択します(4)。

選択する言語はエクスポートXMLファイルの自動生成の際に重要になります。このXMLファイルには印刷機に割り当てられているオペレーション(BDEメッセージ)や個人データがすべて含まれており、後でプリネクトCP2000センターにインポートされます。オペレーション(BDEメッセージ)はここで設定した言語でプリネクトCP2000センターに表示されます。

18."バージョン"には印刷機にインストールされているプリネクトCP2000センターのバージョンを入力します(5)。

19."ワークステーションID"ペーンにワークステーション番号を入力してください(6)。

これはプリネクトワークフロー内でワークステーションを識別するための番号です。番号は長さ最高6文字で、数字以外は使用できません。

この"ワークステーションID"はプリネクトCP2000センターページで属性"WP_Id1"に今後入力することになります。

20."アクシスコントロール/インプレスコントロール"ペーンで"カラー測定データの読込み有効化"オプション(7)を有効化してください。

このオプションはプリネクトアクシスコントロールIが印刷機に接続されている場合にのみ有効にする必要があります。

21.その後、カラーデータディレクトリを入力します(8)。

プリネクトアクシスコントロールIを装えた印刷機にはすべて、それぞれ固有のカラー測定データディレクトリを1つ定義する必要があります。このカラー測定データディレクトリには、プリネクトアクシスコントロールIで生成されたカラー測定データ(IT8ファイル)が保存されます。通常、常に、ディレクトリ "\\<Prinect Manager サーバー名>\PTConfig\IT8Hotfolder\<装置名>" が定義されています。

制御コンソールプリネクトCP2000センターでは他にカラーデータエクスポートの設定を行う必要があります。

22."次へ"ボタンをクリックします。

次に印刷機の台数を決めてください。.

ここでは印刷機に操作"型"を指定します。これは、ジョブの入力時にこの"型"を元にジョブのために印刷機において必要な通し数が計算されるために必要です。例えば反転装置のない8色印刷機で4/4ジョブを印刷する場合、必要な通し数は2です。反転装置がある場合はは、通し数は1つのみになります。

23.選択した機械が所有する印刷ユニットの数を矢印キーで設定します。

24."OK"をクリックします。

次に印刷機の種類を決めてください(1)。これは該当の円をクリックします(円内の黒点)。

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25.印刷機が反転装置および/または番号装置を持つかどうかを決めてください(2)。オンにするには、ボックスをクリックします。

26.印刷機の消去のためには"消去"ペーン(3)で対応する印刷機を選択します(チェックボックスがオン)。

27."更新"ボタンをクリックしてください(4)。強調表示された印刷機が削除されます。

28."次へ"をクリックします(6)。

デバイスウィザード - オペレーショングループの割り当て

次に、希望するオペレーショングループ(コストの種類グループ)を装置に割り当てます。つまり、この装置の場合はどのオペレーション(BDEメッセージ)を取得するかをここで定義することになります。

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注記:先ほど選択したデバイスクラスに応じて、いくつかのオペレーショングループが通常はすでに割り当てられています(2)。

29.装置に必要なオペレーショングループ(費用種類グループ)を割当ててください。

そうするには、必要なオペレーショングループを"使用可能"ペーン(1)から"割り当て済み"ペーン(2)に追加します。または、不必要なオペレーショングループを"割り当て済み"ペーンから"使用可能"ペーンに移動します。

マスターデータストアにすでに作成されており、少なくとも1つのオペレーション(BDEメッセージ)が割り当てられているオペレーショングループがすべて表示されます。詳細については、オペレーション(BDEメッセージ)を参照してください。

30."次へ"ボタンをクリックします。

デバイスウィザード - オペレーションの割り当て

次にオペレータと、先に有効にしたアシスタントがいれば、そのアシスタント及びマルチオペレータが取得することのできるオペレーション(BDEメッセージ)を指定します。そうするには該当するロールを選択してから、各オペレーショングループ(コストグループ)に対してオペレーション(BDEメッセージ)を定義します。

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31."ロール"ペーンで"オペレータ"を選択します(1)。

32.オペレーショングループ(コストグループ)を1つ選択します(2)。

"割当済"ペーンには事前選択されたコストタイプグループ(オペレーショングループ)のすでに割当てられた全てのオペレーション(BDEメッセージ)が表示されます(4)。

33.次に必要なオペレーションを"利用可"(3)から"割当済"ペーンに追加してください(4)。または、不必要なオペレーションを"割り当て済み"ペーンから"使用可能"ペーンに移動します。

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注記:オペレーションは常に1つのオペレーショングループにのみ割り当てられます。

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注記:オペレーショングループ毎に12以上のオペレーションを定義すると、プリネクトCP2000センターが最大で12オペレーションしか表示できないというメッセージが現れます。このメッセージを確認できます。またはオペレーションの数を最大12に調整できます。

34.ロールおよびオペレーショングループ毎に必要なオペレーションを割当てるまでこのステップを繰り返します。

35."次へ"をクリックします。

デバイスウィザード - ユーザーグループの割り当て

次に"オペレータ"および、先ほど有効化された"スタッフ"に1つまたは複数のユーザーグループを割り当てます。どのユーザーグループにも、先に作成され、このユーザーグループに割り当てられたユーザーが隠されています。このユーザーグループのすべてのユーザーは、機械/データターミナルでオペレータまたはスタッフとしてこの装置にログインできます。

ユーザーの作成及びユーザーグループへの割り当て方法はユーザーアカウントの設定をご参照ください。

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36."ロール"ペーンで"オペレータ"を選択します(1)。

37.必要なユーザーグループを"利用可"(2)ペーンから"割当済"ペーンに追加します(3)。または不必要なユーザーグループを"割り当て済み"ペーンから"使用可能"ペーンに移動します。

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注記:少なくとも1つのユーザーグループを割り当てる必要があります。

38."アシスタント"及び"マルチオペレータ"のロールへのユーザーグループ割当てを繰り返し行ないます。

39."次へ"をクリックします。

デバイスウィザード - バリアントを作成

次に装置に対していわゆるバリエーションを定義できます。1つのバリアントが常にデフォルトで定義されています。バリアントの効果及び作成はバリアントを作成節に詳細に説明されています。

印刷機には例えば"印刷ユニット"のバリアントを定義することができ、2つ目のバリアントには"印刷ユニット"及び"反転装置"を定義することができます。これにより印刷機から直進または返しつきの印刷のどちらをを行うのかフィードバックを与えることができます。

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バリアントの作成方法:

1."名前"にバリアントの名前を与えます(1)。

2."コストセンター"(2)のところでデバイスウィザードに作成されている対応バリアント用のコストセンターを選択します(新しいコストセンターを設定を参照)。

対応するコストセンターがなければ、"コストセンターを作成"ボタンからコストセンターを登録することができます。普通はコストセンターはデバイスウィザードを使って作成すべきです。

3."使用可能なユニット"ペーン(3)で必要なユニットを選択してください。必要なユニットの追加は"選択されたユニット"ペーン(4)に矢印キーで行います。

必要なユニットがなければ、"ユニット"のところのデバイスウィザードで作成してください(装置を参照)。

4."バリアントを割り当て"ボタンをクリックします。バリアントがウィンドウ下部に現れます(5)。

Prinect CP2000 Center で、ジョブを開始する前に、バリエーションまたはコストセンターを選択する必要があります。ジョブのみ開始できます。

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デバイスウィザード - 要約

続いて装置パラメータの概要が表示されます。装置が正しく設定されているかどうかをここでもう一度確認できます。変更を行う場合は、"戻る"をクリックして該当するダイアログに移動します。

1.必要な場合は、オプション"拡張ジョブチケットを有効にする"を有効にします。

詳細については、拡張ジョブチケットを有効にするを参照してください。

2.必要に応じてパレットラベルを有効にするオプションを有効にします。

詳細については、刷板シートを作成するを参照してください。

3."完了"ボタンをクリックします。

これで新しい装置XL105-8Pが作成されました。

プリネクトプレスルームマネージャー/プリネクトインテグレーションマネージャー のジョブデータが印刷機に送信されるために、プリネクトプレスルームマネージャー/プリネクトインテグレーションマネージャーに必要に応じてこの印刷機に自動的に登録されたシーケンスと自動的に登録されたPPFインポート設定を適用してください。JDF-PPFワークフローの場合は、さらにJDFインポート設定も設定します。

もう一方の側が未入力です(プリネクトCP2000センター)。