[バーコード]タブでは、動的なプレースホルダを含むバーコードを作成したり、既存のものを編集または修正することができます。すべてのバーコードで、ジオメトリやカラー等をカスタマイズできます。
上段の領域で選択を行い、バーコードのパラメータを設定します。中段の領域でバーコードをカスタマイズします。
下段の領域に、現在設定されているバーコードのプレビューが表示されます。現在選択されているバーコードの下にメッセージ、プロパティまたはバーコードに関するコメントの状態フィールドがあります。その下の情報フィールドに、ドキュメント内にあるすべてのバーコードおよびテキストプレースホルダが、リスト表示されます。
バーコードを配置するには、マウスでプレビュー画像をクリックし、ドラッグ&ドロップでPDF文書にドラッグします。ツールバーにあるボタンを使用できます。ツールバーとコンテキストメニューを参照。
バーコードタイプ
希望のバーコードタイプを選択します。[バーコード]、[二次元コード(2D)]、[バイナリコード]のいずれかのボタンをクリックします。
基本的なタイプはこの3種類です。右側のリストボックスで任意のバーコードを選択します。
以下のバーコードが選択可能です:
バーコード |
二次元コード(2D) |
バイナリコード |
---|---|---|
EAN-8 /EAN-13 |
Data Matrix(標準およびGS1) |
粘着テープ |
UPC-A / UPC-E |
QR(標準およびGS1) |
エベルレ |
SICK |
||
CIP 39 |
|
ボブスト |
PZN |
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クラント |
Code 128 |
|
Pharma 0-1-2 |
GS1-128 |
|
レートゥス |
2/5インターリーブ |
|
レートゥスミニアチュア |
ITF-14 / ITF-16 |
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レートゥス2レーン |
コーダバー |
|
|
選択した項目に応じて、固有の表示が変わります。
プレースホルダ
ここでは、バーコードの内容を含むプレースホルダを選択して下さい。バーコードを含むCSVデータを、あらかじめ[プレースホルダ]タブで設定して下さい。
プラスボタンをクリックして、プレースホルダを[内容]のフィールドに追加します。Shiftキーを押しながらプラスボタンをクリックすると、プレースホルダが[付加]フィールドにコピーされます(EAN-13バーコードの場合のみ)。
まずバーコードの内容を入力します。プレースホルダも挿入できます。
QRコードとDataMatrixコードを使用して、選択リストを設定し、それが通常のコードかGS1コードかを判別します。これらのコードを使用すると、.vcfまたは.txt形式のテキストファイルを読み取ることもできます。
EAN-13バーコードには、2~5桁の数字を付加できます。このフィールドにプレースホルダを挿入するには、Shiftキーを押しながらプラスボタンをクリックします。
プレースホルダを使用する場合は、リストボックスで付加の長さを選択してください。
[間隔]に、EAN-13バーコードと付加コードの間隔を入力します。
ドイツポスト特有の住所フォーマットを使用するには、リストボックスから[Hexadezimal 00..FF]を選択して下さい。
データベースの割り当て (iVDP以外)
同一のページに複数の同じプレースホルダがある場合は、ここでデータベースを割り当てることができます。まずデータベースの番号を入力してから、プレースホルダをクリックして下さい。データベースの割り当て (iVDP以外)も参照してください。
プレースホルダの色やサイズを変更するなどの加工を行うと、最終結果が変数ビューだけでは必ずしも明確にはなりません。そのため、このオプションをアクティブにして、データベースのプレビューを確認して下さい。
プレビュー
プレースホルダのプレビューはオン/オフにできます。
多数のプレースホルダを使用する場合は、プレビューをオフにしてパフォーマンスを向上させることをおすすめします。
このタブには以下のサブタブがあります:
Code 39ではスタートまたはストップキャラクターとして「*」を使用できます。これらの区切り文字をCSVファイルに配置すると、無視されます。[T](テキスト)サブタブで「*」の表示を有効または無効にできます。
GS1コード(GS1 QRコード、GS1データマトリックス、GS1 128バーコード)では、1つのコードにさまざまな情報を入れることができます。これは、いわゆるアプリケーション識別(AI)と呼ばれる制御文字を使用して制御されます。これらは、括弧「()」で囲まれるか、「~」が前に付いた数値です。以下の情報の種類を示しています。たとえば、(01)はグローバル商品番号(GTIN)をアナウンスします。(8200)の後に拡張パッケージURLが続きます。(21)シリアル番号、(10)バッチ番号、または(15)賞味期限などの追加情報をエンコードできます。
Heidelbergによって開発されたこのエリアコードは、印刷された製品を改ざん防止するために、隠れた場所に特別なマルチドットスクリーンで印刷されています。スマートフォンアプリを使用すると、このコードをスキャンして、元のプリントを識別することができます。コピーしたラベルはこの情報を失います。
HiCodeを挿入:
1.[バーコード]タブを開きます。
2.「エリアコード(2D)」ボタンをクリックし、選択リストから「HiCode」を選択します。
3.コンテンツに数字を入力します。
4.「グリッドシステム」の横にHDMマルチドットグリッドを設定します。これらがまだシステム上にない場合は、グリッドをScreening Selectorにインストールできます。Renderer スクリーニング情報を参照。
5.HiCodeをプレビュー領域から目立たない場所にドラッグします。
6.「色」サブタブに切り替えます。[カラー]サブタブを参照。
7.HiCodeの色を環境に合わせるには、ピペットツールを使用します。
8.出力時に[オブジェクトラスター情報を使用]オプションを有効にします。