ワークフローバー

ワークフローバーは、印刷所におけるジョブ作成の流れに沿って構成されており、表示内容は動的に変化します。そのため、表示される作業手順は適宜変化します。

Prinect Signa Station 2016以前の旧バージョンでは、作成するジョブの要素（製品部品、ドキュメント、プレート、ページなど）が、ユーザーインタフェースの構造的な特徴でした。これらの要素のほとんどがジョブアシスタントに置かれ、構築もそこで行っていました。しかしジョブが作成された後は、個々の構成要素をユーザーインタフェースで簡単に見つけることができませんでした。
バージョン2016からはこの点を改善し、すべての作業フローと必要な要素をワークフローバーに統合して、ユーザーインタフェースの一番上に表示します。ユーザーは、現在ジョブのどの地点にいるかを常に把握できます。

注記：[ジョブ]および[内容]、[出力]手順はジョブ全体に関連しますが、その他の手順には、ブラウザウィンドウの左側で選択したアクティブな製品部品の設定が反映されます。
これは、ジョブ内に複数の製品部品がある場合に重要となる情報です。ジョブに製品部品が1つしかない場合は、この点に注意する必要はありません。

開かれているジョブや新規作成されたジョブは、以前のバージョンのようにジョブアシスタントを呼び出さなくても、すぐに編集を行うことが可能です。

ワークフローバーはユーザーインタフェースの制御要素で、開かれたアクティブなジョブを素早く簡単に編集するために使用します。
頻繁に使用するその他の重要な機能を、シングルクリックで開始できます。

ワークフローバーの最初と最後のボタンで、他のジョブを開く、作成する、様々なインスペクタを呼び出すことができます。リソースビューとジョブビューを切り替えることができます（ショートカットは［Alt + 1］および［Alt + 0］）。詳細は一般のリソース/機械の章を参照してください。

現在選択されているインスペクタは強調表示されます。

ワークフローバーのショートカットキー：

ワークフローバーの手順と順番

ジョブデータ

1.ジョブ
ジョブ（管理データ）

製品部品データ（面付け）

2.製品部品
製品部品

3.マスターページ（作業モードが［モンタージュ］、［パッケージ］以外の場合）
マスターページ

4.製本（作業モードが［モンタージュ］および［パッケージ］以外の場合）
製本

5.マーク
マーク  

6.プレート
プレート

7.スキーム（作業モードが［モンタージュ］、［パッケージ］以外の場合）
スキーム  

選択した作業モードに応じた製品部品データ

8.モンタージュブロック（作業モードが［モンタージュ］の場合のみ）
モンタージュブロック（［モンタージュ］モードの場合のみ）

9.パッケージ（抜き型ファイル）（作業モードが［パッケージ］の場合のみ）
パッケージ（［パッケージ］モードおよび［パッケージの用紙最適化］モードでのみ）

10.アイテム（作業モードが［パッケージ］の場合のみ）
アイテム（作業モードが［パッケージ］の場合のみ）

11.最適化（付け合わせの最適化）
［最適化］手順

12.結果（付け合わせの最適化）
結果（付け合わせジョブ）

13.バージョニング（バージョンクラスタで作業する場合のみ）
バージョンクラスタを使用する作業を参照してください。

ジョブデータ

14.内容
内容

15.出力
出力

各手順の補足情報

各手順には、数字またはライン、エクスクラメーションマークの形式で補足情報が示されます。
これにより、手順をクリックしなくても、製品部品の基本的な情報と内容を把握できます。

上に示すワークフローバーには、選択した製品部品に関して以下の情報が示されます：

•手順の上の青色のラインは、その手順が既にクリックされたことを意味します。

•特殊マスターページが追加で定義されています。

•プレートテンプレートが選択されています。

•折り用紙が定義されています。

•ジョブにPDF文書が割り当てられています。「点滅するエクスクラメーションマーク」は、まだ配置されていないページがあることを意味します。

•7枚の印刷用紙がジョブのために出力されます。

数が0の場合は数字は表示されません。

各手順に表示される情報：

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